NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

里親さんの所へ・・・

2017年06月24日 | 日記
神奈川県動物保護センターでは、収容された動物を引き取り、新しい飼い主を探す活動をするボランティア(団体・個人)を登録制にして「登録ボランティア」と呼んでいます。
県のHP(登録ボランティア情報)

私たちの会は、この登録ボランティアにはなっておらず、申請する予定もありません。

犬とは異なり、猫の場合は主に野良猫の繁殖を行う無責任な餌やリが猫問題の根本原因であり、センターの猫を引き取ることがこの根本原因の解決につながらないという事情があるためです。

収容された状況は様々ではありますが、同じ地区で毎年子猫が収容されていたり・・・繁殖を止めることこそが喫緊の課題と思えるケースが多いのです。


当会では限られた力を繁殖防止に向けるようにしており、そのため里親さんを募集する猫はほとんどがTNRの現場で保護された子猫です。

厳しい環境にいた子猫なので、優しい里親さんにお渡しできるとほっとします。

今月も、多くの子猫をお引き渡し出来ています。保護猫を選んでいただき、本当にありがとうございます。

ニャン子たち、元気に暮らせ!






逗子市逗子1丁目 TNR

2017年06月13日 | 日記
逗子1丁目、今回も手術をしない無責任な餌やリの結果、4頭の子猫が生まれていました。

ご近所の方からの相談で、母猫+子猫4の捕獲を行うことになりました。

10日の16時頃から捕獲を始め、6時間程度で母猫を含めて4頭が捕まりましたが、子猫1頭が捕獲器に入りません・・・。

猫を捕獲しようとすると、始めた途端に捕まる猫もいれば、なかなか捕獲器に入らない猫もいます。この子猫の場合は結局、約36時間後の月曜日の早朝に入りました。




捕まってちょっと不満そうです。

ところでボランティアさん向けの情報ですが、なかなか捕獲器に入ってくれない猫には、捕獲器のリリースドアに透明な強化アクリル板を使用した方が入りやすいです。

私たちは強化アクリル板をホームセンターで切ってもらって使用していましたが、今は「ねこけん」さんが販売してくれているので、それを使用するのが便利です。




向こうが透けて見えるので安心して入るようです・・・たぶん。

少し大きめのサイズの捕獲器用の透明板はトマホーク社でも販売しています。

このように書くと、猫を捕まえるのは大変だと感じる方もおられるかもしれません。

しかし、そのねこの餌やリさんが捕まえる場合は、捕獲器無しで普通のキャリーケースに誘導できる場合も少なくありません。

少々捕まりにくい猫がいたとしても、餌やリさんに捕まえる気さえあれば捕まらない猫はいません。餌やリ以外の人間が捕獲する場合が大変なだけなのです。

猫の繁殖は周囲の人の生活環境も猫の生存環境も悪化させるため、餌やリという行為には責任が伴います。

猫に餌をやる方は、必ず不妊去勢手術を実施して下さい。

京都新聞:ふん放置、黄色チョークで警告 京都、激減地域も

2017年06月05日 | 日記
犬の話です。少し前の京都新聞の記事ですが、気が付いた方も多いのではないでしょうか。

ふん放置、黄色チョークで警告 京都、激減地域も

---以下引用---

 道に放置されている犬のふんを減らす方法として、京都府宇治市が呼び掛けている「イエローチョーク作戦」が効果を上げている。
ふんの周囲を黄色のチョークで囲うことで飼い主に警告する取り組み。
ふん害に悩まされてきた地域では、激減したところもあるという。

・・・中略・・・

 市が広報紙や回覧板などで方法を紹介したところ、同年6月からは住民が自ら取り組む地域も出始めており、現在は5カ所ほどで続けられている。
効果を聞いた府内のほかの自治体からも問い合わせが来ているという。

 作戦を発案した同課の柴田浩久主査(50)は「ふん害防止の看板を立てるより費用がかからず、住民が手軽に取り組める方法として考えた。
全市的に広めていきたい」と話している。

---引用終わり---


湘南地域ではいまだに猫を外に出して自由に散歩させている家がまだまだあります。

これは猫にとって危険であるばかりでなく、結果として周囲の敷地にふん尿をばら撒いている行為に他なりません。

ふん尿のばら撒きについては、犬はいけなくて猫はよいという理屈はありません。

本年施行された和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例では、「飼い猫が公共の場所や他人の土地にしたふんを取り除くこと」と定めており、罰則の規定もあります。

私たちの知る限り、このような規定は他の自治体にはありません。優れた条項だと思います。



条例に関するリーフレットはこちら