NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

鎌倉市南西部 TNR

2018年05月31日 | 日記
鎌倉市南西部の住宅地です。

「庭に来ている若い猫が妊娠しているようだ。家では飼えないが不妊手術をしたい。猫は全部で4頭位いる。」との相談がありました。



この地域からは、このところ毎年「子猫が生まれている」との相談が寄せられています。
毎年問題が発生するのは、野良猫の発生源の特定・解決に至っていないということです。

当会では毎年、対処療法的に相談のあったお宅で猫の捕獲・手術をしていますが・・・

無責任な餌やりは近隣住民の誰かなのか、それともよその地域から巡回して餌やりに来る人なのか?

今回は5頭の猫を捕獲しましたが、相談者の観察通りメス1頭は妊娠中でした。







ご近所関係を考えると自分で注意し難いという場合でも、保健所に依頼すれば指導が行われます。

住民の方の意識や行動によって、その街の状況は大きく左右されます。

飼い猫は完全室内飼いを!

2018年05月08日 | 日記
当会には毎年、「(散歩自由の)飼い猫が返ってこない」「飼い猫が車にひかれてしまった」等の相談や情報が入ってきます。

また、「近所の人が外に出している猫が毎日うちの庭で糞をしていく、何とかならないか」という相談も寄せられます。

猫は完全室内飼いが大原則です!

環境省の「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」にも
「第5 猫の飼養及び保管に関する基準」
「2 猫の所有者等は、疾病の感染防止、不慮の事故防止等猫の健康及び安全の保持並びに周辺環境の保全の観点から、当該猫の屋内飼養に努めること。」と記されています。

飼い猫を自由に散歩に出している方がまだおられますが、実は猫にとって本当に危険なことであり、また周囲のお宅にとっても迷惑なことなのです。


散歩中の飼い猫:ふん尿は他人のお宅でという飼い方に、ご近所からは疑問の声がありました

平成28年度に神奈川県内で路上死体として行政が回収した猫は17,942頭に上ります(神奈川県飼い主のいない猫対策ガイドラインより)。
交通事故は、外にいる猫にとって最大のリスク(死因)とも言われています。

完全室内飼いは飼い主にできる最も大切な安全対策であり、周囲への迷惑防止という観点からも飼い主の義務と言えます。