NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

餌のバラマキ

2015年02月14日 | 日記
また大船です。
郵便局の植え込みの中に餌を置いていく人がいて昨年、子猫が生まれていたそうです。
現在は植え込みが刈られてこのような看板が立てられていました。


餌を置いて行くのは大船では有名な人で、あちらこちらでトラブルになっています。
私有地でもお構いなしに勝手に餌だけ置いて、すぐ次の場所に車で移動します。
巡回している多くの餌場では猫が繁殖してしまい、周辺で猫問題に発展しています。
駐車場などにも餌を投げ込んでいくため、車にひかれて骨折した状態で私たちに保護された猫もいました(一昨年)。


周囲の人も動物も苦しめる行為ですが、抑止する有効な手段がありません。
住民や私たちが注意しても、逆に怒鳴り散らしていきます。

ところで、この人は自分を「猫ボランティア」と言っていますが・・・
自称なんであれ、繰り返し子猫が生まれている場合や置き餌(餌の置きっぱなし)をしている場合は、「無責任な餌やり」です。

大船TNR

2015年02月10日 | 日記
大船のお宅です。ここも昨年捕獲できなかったメス猫が残っていました。
どうしても普通の捕獲器に入ってくれないので、ドロップトラップを使いました。


捕獲したい猫が入って餌を食べているときに、少し離れた場所から糸を引っ張って捕獲します。
今日はうまく捕獲でき、そのまま動物病院に運びましたが、2月10日現在で既に妊娠していました。

本当は餌をやっている人が捕獲すべきと私達は考えています(道具は貸出しています)。
猫は餌をくれる人に馴れていきます。チャンスも毎日あります。
知らない人(私達など)がいると警戒してしまい、出てこないこともあります。
そしてなにより、多くの相談を受けている私達が一か所の捕獲に割ける時間は限られています。
このお宅のように自宅の庭先で朝晩餌を与えているケースでは、
餌やりさん自身がやる気にさえなれば100%捕獲できるのです。

本当の捕獲名人は餌やりさんだということを理解して、責任ある行動をとってほしいと思います。

鎌倉坂ノ下TNR

2015年02月09日 | 日記
坂ノ下です。昨年、30頭以上の手術・保護を行った場所ですが、また2頭が捕まりました。


車道から通路を少し入ったお宅で、手術しないまま長年にわたって繁殖させていました。


鎌倉・逗子・葉山地域では、行政の殺処分は少ないのですが、交通事故死の情報は大変多くあります。
また外の猫の死因として、病気以外にもトンビや狸などに襲われたりしています。

野生動物ではないペット種である猫は、室内で適正に飼育することが大切です。
面白がって外で繁殖させるのはとても残酷だと思います。

葉山の海岸地域でTNR

2015年02月02日 | 日記
1月に現地調査を行った場所の内、葉山の海岸沿いの場所で捕獲を行うことにしました。
餌をやっている方は、自宅の2階ベランダや近所に餌を置いているとのことですが、
以前から町内会で何度も問題として取り上げられているにもかかわらず、
手術せずに餌やりを続けて猫を繁殖させています。

どこに捕獲器を設置すればいいのか、全体で何頭いるのか分からないため、
不安だらけのスタートになりました。


調査の時と同様に、猫は別荘の庭、軒の上、ベランダの手すりなどにいます。




2日間捕獲を続け、1頭ずつ捕まえていきました。


近所のお宅の猫よけです。本当の釘も使ってあります。


捕獲できた猫は19頭(メス8、オス11)、毎年多数の猫が生まれ、たくさん死亡していたと考えられます。

今年も手術していなければ8頭のメスが出産して32頭(年1回、メス1頭が4頭出産した場合)~
64頭(年2回、メス1頭が4頭出産した場合)くらいの子猫が生まれていたはずです。
もちろん全部が生き残れるわけではなく、病気や事故などで多くが死亡したことでしょう。

手術をしない餌やりは周囲の人に迷惑なだけでなく、猫にとっても残酷な結果を招きます。
餌やりさんは迷惑な繁殖屋にならないように、責任を持って繁殖制限手術をしていただきたいと思います。