NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

2021年 新年のご挨拶

2020年12月31日 | 日記
本当はオリンピックイヤーだった昨年(2020年)は思いがけずコロナ禍にみまわれ、私たちの活動にも大きな影響がありました。

里親さん募集ポスターを貼らせて頂いていた商業施設や公共機関の掲示板が閉鎖されたり、猫の譲渡会が中止されたり、また連携している保護猫カフェも一時閉店することになってしまい、保護猫を直接お見せできる機会もどんどん減ってしまいました。

一方で「ステイホーム」の影響か、保護された猫が少なかったのか、私共のインスタグラムの里親募集には例年以上に多くの方々からお問い合わせを頂き、86頭の猫を里親さんにお届けすることができました。本当にありがとうございました。

活動に様々な制約があった年ではありましたが、当会では保健所との連携を深めて不妊去勢手術をしない餌やり行為による猫の繁殖現場で、餌やりさんとの話し合いや捕獲・手術に取り組みました。行政と情報を共有し役割を分担して活動することによって、どちらか一方だけでは解決できなかった問題が解決に向かう例が増えてまいりました。

いま野良猫として生きている猫も、野生の生き物ではなくペット種です。本来は人と暮らしているはずの猫が不妊去勢手術をしない餌やり行為によって繁殖し、その多くが死んだり負傷したりして苦しんでいる場所では、周辺の人から「毎年、多くの猫が車に轢かれるのが耐え難かった」との声も聞かれました。

新たに野良猫をつくらないための手術の徹底は、猫のためだけでなく周囲の人の生活環境を守るためにも重要です。本年も多くの方にご支援頂けるような活動をしてまいりたいと存じます。

また、当会の里親さん募集はインスタグラム kamakuranekohotspprt をご覧ください。

よろしくお願い申し上げます。

2021年1月
理事長 飯田園子



保護猫とのお見合い会のお知らせ  2019年11月3日(日) 鎌倉市

2019年10月21日 | 日記

ねこちゃんとの暮らしをお考えの方は、ぜひ保護猫に会いに来てください!

お申し込み不要、入場無料です。

日時:2019年11月3日(日)13:00~15:30

場所:鎌倉市役所講堂(第3分庁舎)

主催:NPO法人湘南鎌倉猫ほっとさぽーと

   NPO法人キャットネットかまくら

共催:鎌倉市


鎌倉駅地下道ギャラリー展示 2019年7月2日~8日

2019年07月02日 | 日記
2019年7月2日(火)~8日(月)、鎌倉駅の地下道ギャラリーにて展示を行っています。



テーマ:「ノラ猫に餌をやる人は、不妊去勢手術をしてください」

   不妊去勢手術をしない餌やリは、人の生活環境を壊すだけでなく、

   行き場のない猫をたくさん作り出すとても残酷な行為です。



ご通行の際は、是非ご覧ください。








新年のご挨拶 2019

2019年01月01日 | 日記
平素は私共の活動にご支援・ご理解を賜り、まことに有難うございます。

横浜市磯子区で、「磯子区猫の飼育ガイドライン」(横浜市磯子区役所衛生課)に則った『地域猫活動』が開始されたのが1999 年と言われています。以来、『地域猫』という言葉は日本中に広まりましたが、私たちの活動する湘南地域で『地域猫活動』と呼べる活動が行われている例を私たちは知りません。

不妊・去勢手術をしない餌やりは野良猫を爆発的に繁殖させて周囲の人の生活環境を悪化させるだけでなく、交通事故等によって多くの猫を死に追いやるたいへん残酷な行為であり、本来は餌をやる方が主体となって捕獲・手術をして問題を未然に防ぐことが求められます。しかし現実には手術をせずに野良猫に餌を与え続けるケースが少なくありません。



地域猫活動の推奨と不妊・去勢手術の助成金を猫問題解決の柱とする自治体は多いのですが、手術をしない無責任な餌やりを抑止するための実効ある施策がなければ、成果に結びつけることはできません。

動物愛護管理法に基づき、環境大臣は「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」(平成14年環境省告示第37号)を定めており、そこには「飼い主のいない猫を管理する場合には、不妊去勢手術を施して、周辺地域の住民の十分な理解の下に、給餌及び給水、排せつ物の適正な処理等を行う地域猫対策など、周辺の生活環境及び引取り数の削減に配慮した管理を実施するよう努めること。」と記載されています。

上記の基準や都道府県の定めるガイドラインに従って、猫に餌を与える人が確実に不妊・去勢手術を実施すれば猫問題は終わります。これからも当会はこの目標に向けて努力してまいりたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。

2019年1月
理事長 飯田園子

多頭飼育崩壊で書類送検(名古屋)

2018年09月27日 | 日記
前回の記事「多頭飼育に起因する問題は、動物愛護法に基づく対応を!」で、不適切な多頭飼育については法の趣旨に照らし、法に基づいて適切に処理・処罰すべきと書きましたが・・・

先日以下のニュースが配信されました!!

(朝日新聞)「可哀想」が気付けば多頭飼育崩壊 市営住宅に猫40匹

(画像:朝日新聞記事よりキャプチャ)

(毎日新聞)多頭飼育崩壊 自治体の積極介入必要 姉妹を書類送検

ポイントは、次の部分です。
愛知県警北署は25日、名古屋市北区の市営住宅で猫約40匹を劣悪な環境で飼育したとして、元住人の49歳と48歳の姉妹を動物愛護法違反(虐待)容疑で名古屋地検に書類送検した。・・・

多頭飼育崩壊はほぼすべて動物愛護法違反(虐待)ですが、書類送検されたケースは極めてまれです。
記事には、動物愛護団体が7月にこの姉妹を告発したとありました。

このケースの詳細は分かりませんが、保健所は通報等を受けて現地を確認するので、状況を正しく把握できる立場にあります。

刑事訴訟法239条2項で、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときに、公務員には告発義務が課されています。

多頭飼育崩壊は周囲の人にとっても動物にとっても本当に悲惨な状況です。

違法行為としてきちんと告発し、そして処罰すべきです。