ぺにゃん!

マレーシア(ペナン島)と、関西での日常。

やすらい祭@今宮神社

2010-04-11 | 神社仏閣 in Japan


4月11日午後3時より、今宮神社でやすらい祭というお祭りがありました。

京の三奇祭の一つというこのお祭り、見るのは久しぶり。
普段はそんなに人が押し寄せる神社ではないのですが、さすがに今日は観光客でいっぱいです。
外国人観光客も増えているのには驚き。
今宮神社も有名になったのですね~。

境内で待っていると、お祭りの行列がやってきました。
人は多いけど、まあ見れます。


↑髪の毛が顔にバッサバサとかかった不思議なヘアスタイル。 この辺が奇祭っぽい?


↑前が見えにくそうだけど、ちゃんと歩いて太鼓たたいて踊れます。


↑境内を練り歩く鬼さん達。


↑花傘がきました。


↑この傘の中に入れば、この年は無病息災だとか。
 子供の頃は入ってましたが、今日は人も多いしやめておきました。



↑子鬼達。 ぼわっとした髪(特に赤毛)がファンキー?




↑小鬼さん達の踊りは、飛び跳ねながら前後の向きを変える、おもしろいものです。




↑囃子方さん達。

私の子供の頃の記憶では、昔は鬼?が大人数名だったような気がするのですが、
今日は子鬼が多かったですね。
こんなものでしたっけね??

なんだかすっきりしないお天気でしたが、雨は降らず、良かったです。
桜が少し残る境内での、やすらい祭りでした。


お花見@南禅寺

2010-04-07 | 神社仏閣 in Japan
哲学の道からてくてく歩き、南禅寺まで来てしまいました。




↑やはり結構人がいますね。


↑せっかくなので上から桜を見てみようと、三門に上りました。


↑五右衛門の「絶景かな」の時期ですから。










・・・しかし上は寒かった!
「絶景かなー」とか言ってる場合じゃないです。
靴を脱いで上がっているので、靴下1枚を通して廊下の冷たさが伝わってきて、芯まで冷える。
そもそも寒い日なのに防寒が万全でなかったため、靴まで脱がされた時にはもう。
(しかも南国帰り。寒いのは約2年ぶり。)
景色はいいのに長居できず、残念でした。









寒いけど桜はきれいです。
ついでなので、水路閣も見て行こう。


↑水路閣は特に季節感なく、前と同じだった。


↑桜吹雪舞う。
 「この金さんの桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみやがれぃ! (by 遠山の金さん)」を思い出す・・・。
 私は、松方弘樹の金さんをよく見ていました。
 今でも主題歌歌えます。
 「桜ぁ~花びらぁ~散るぅ~前にぃ~~~咲いているぅうちにぃ~♪」

大豊神社

2010-04-07 | 神社仏閣 in Japan
哲学の道をちょっと入ったところにある、大豊神社。





ちょっと気になったので、ふらりと寄り道してみました。


参道に、木瓜(ボケ)が咲いています。



昔から、こんなに可愛いのに何故「ボケ」?と不思議に思っていました。

今調べてみたら
 ① 実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」→「ぼけ」
 ② 「木瓜(ぼっくわ)」→「ぼけ」
と、二つ説があるそうです。

なるほど~。
「アホ・ボケ・カス!」とか、「ぼけ・つっこみ」の「ボケ」じゃなかったんですね♪(←そりゃそーだろ)


↑馬酔木(アセビ)も咲いています。

はい、このアセビも、昔から何故「馬酔木」なのか気になっていました。
調べてみたら、本当に、馬が食べると苦しむことからきたらしい。
有毒植物で、葉を煎じると殺虫剤が出来るそうです。
でも、葉を食べて「酔う」のと「苦しむ」のとでは、全然違うなぁ・・・。 正確には、「馬苦木」ですね。


↑写真ボケてますが、鯛釣草(たいつりそう)なんておもしろい名前の花もありました。
 「ケマンソウ」とも言うそうで、これも毒性があるそう。






大豊神社は椿で有名らしく、境内にはたくさんの椿の木が植えられています。
花も結構咲いていました。










↑夫婦椰の木(めおとなぎのき)。 難儀をなぎ倒す木、なんだそうです。


↑桜も咲いています。






↑「五色八重散椿」。 一つの木に色の違う花がついているなんて、珍しい。




↑珍しい狛猿。 愛嬌のある顔をしてます。


↑これまた珍しい、狛鳶(とび)。

哲学の道に比べると、かなり静かで訪れる人もまばらなのですが、
参拝者は、椿や珍しい狛動物の写真を、熱心に写真におさめていました。




↑美田稲荷社。




↑稲荷なので、やはりおキツネさん。


↑狛ネズミのいる大国社。


↑椿の花をくわえちゃって、か~わいい。 左から写!


↑右から写!


↑顔も手もシッポも、やたら可愛い狛ネズミです。


↑絵馬もネズミでチュウ。



初めて、しかもふらりと立寄った神社なのですが、887年に創建された、大変古い神社だったようです。
しっとり落ち着いた雰囲気なんだけど、バリエーション豊かな狛動物がおもしろく、満喫しました。
また違う季節に来ても、良さそうです。


↑帰りの参道。


↑おもしろい実のなる木。


↑灯篭の模様が素敵。



ここを抜けると哲学の道に戻ります。

⇒哲学猫へ

初めての桂離宮

2010-04-06 | 神社仏閣 in Japan
友達が予約してくれた桂離宮(京都市西京区桂)に行ってきました。初です。

予約が取りにくい所で、前回帰国時もネット予約を試みたのですが、何と2か月先まで予約いっぱいだったのです。
今回もHPからの予約がダメで、友達が御所まで直接申し込みに行ってくれたら、キャンセルで空きがあったので、
ラッキーなことに突然行けることになりました。

阪急電車にのって、桂駅まで行きます。
駅からの道は、地図を見ながら、とにかく川方面を目指します。


↑桂川にでました。



次は桂川沿いに、車道はちょっと歩きづらそうだったので土手を歩きます。
桜も咲いているので、お花見しつつてくてく・・・





阪急の桂駅から大体徒歩15分くらいでしょうか、桂離宮に到着しました。


↑左手がもう桂離宮です。







立派な垣根や門が延々と続きます。 さすが、広い。

離宮に着いたら、受付でまず、申し込み代表者の身分証の提示を求められます。 
さすが宮内庁の管轄、厳しいのですね~。
自由に見て回ることは出来ないので、奥の待合室には、同じ時間に出発の人達が大勢待っています。
そこでまず、園内の写真は公に使用しないこと、などの説明事項・注意を受けます。
そんなわけで、ここに園内の写真は載せられません。

そして時間がきたら、係の方と共にツアーグループ出発。
グループの最終には、警備のSPみたいなおじさんが張り付きます。・・・厳しい。

ここの回遊式庭園は、日本庭園の傑作、とされるそうです。
確かに、無駄がなくすっきりとしており、こちらまで背筋がすっと伸びそうな雰囲気のお庭でした。
建物はどれも上に上がることはできませんが、数件ある茶屋は戸が開けてあるので、
内部も覗き込んで見ることができました。

要所要所で、係の方の説明を聞きつつ、1時間くらいかけてお庭を回ったのでしょうか。
やはり美しいお庭なので、あっという間のガイドツアーでした。

ちょうど桜の季節なので、花が咲いているかな~と思っていましたが、桜は数本しかなく、
他に咲いている花もそれほど多くなかったです。
花を見る庭園というより、庭園全体の造形美や書院建築を楽しむといった感じでしょうか。
ちょっと大人な(?)桂離宮でした。


↑そんなわけで、庭園の写真を載せられないので、最後にもう一枚垣根を・・・。
 黒文字の木で作られた垣根だそうです。



帰りに、橋のたもとにある中村軒で一服。




↑麦手餅 1個290円。


↑六方焼。

ほーっ・・・ (= ̄ω ̄=)

お花見@今宮神社

2010-04-04 | 神社仏閣 in Japan
京都市北区にある今宮神社に、桜を見にやってきました。
青空が眩しい、いいお天気です。 結構寒いのですが。




↑こぢんまりとした、いい神社なのです。




↑4月11日のやすらい祭の予告。


↑素敵な絵なのですが、「十一」のつぎはぎが気になる・・・。


↑神社にしては、ハイカラな顔立ちのお人形。


↑花傘。 この下に入ると、一年間無病息災に過ごせます。


↑桜~。











桜の花があまりに可愛くて、接写ばかりしてしまいました。
形も色々、色も薄いのから濃いピンクまで色々で、見ていて飽きません。








↑今宮神社境内から、あぶり餅屋さんの方へ行く右手にひっそりと、馬の神様がいらっしゃいます。


↑白馬の神様ですね。


↑あぶり餅やさんも、繁盛してます。

桜って・・・日本の春っていいなぁ~・・・としみじみ感じた、2010年春。
2年ぶりのお花見を満喫しようと、張り切って一時帰国しているぺにゃんです。

貴船神社

2010-01-11 | 神社仏閣 in Japan
川床ランチを終えてから、すぐ目の前にある貴船神社へ。


↑入口の鳥居。


↑・・・また登りか・・・。


↑本宮の境内。 七夕飾りがキラキラでキレイ。

貴船神社は、水と縁結びの神様がおまつりされています。
何でも願いごとを聞いて、運を開いてくださるんだとか。 それはすごい!

ここの水占(みずうら)みくじは有名ですね。
ひいたおみくじを水に浮かべると、文字が浮かんでくるという。
(今回ひかなかったけど。)


↑岩肌に咲いていた可憐な花。
 調べてみたら、「ユキノシタ」という花のようです。


茅の輪がありますね~。 せっかくなので、くぐっておきましょう。

こぢんまりとした神社ですが、平安時代より信仰をあつめているとあって、何となく雅な雰囲気がするような・・・。

貴船神社は本宮・結社(ゆいのやしろ)・奥宮(おくみや)と三か所あります。
三社詣でといって、本宮をお参りしたら、奥宮→結社とお参りするのが古くからの習わしなんだとか。

そうとは知らず、結社を先に参ってしまいました。
だって通り道やったし・・・。


↑結社のすぐそばにある、天の磐船(あめのいわふね)。

立て札によりますと、この舟形の自然石は、なんと重さ6トン。
船は、古くは唯一の交通機関であり、人や文化の交流(結ぶ)手段ということから、
縁結びの信仰と結びつけられたようです。

確かに、船の舳先っぽいけど、難破してるっぽいよ?
(なんてバチあたりなこと、考えたらアカンアカン。)


↑御神木、相生の杉。
 同じ根から生えているそうで、何と樹齢千年!
 相生は「相老」に通じ、夫婦共に長生きするという意味があるそうな。


↑奥院へ。 人気がなくて、ちょっと寂しい・・・。


↑ここにも立派な御神木、「連理の杉」が。
 連理とは、別々の木が重なって一つになるという意味で、夫婦・男女の仲睦まじいことの例えだそうな。
 この御神木は、杉と楓が和合した、非常に珍しいものだそうです。

奥宮自体は、完全にシートで覆われ改修中でした。 残念・・・

ここには古来より、丑の刻参りで訪れる人がいるそうです。
今ではわら人形なんて、手に入りづらいでしょうけど、今でも参る人いるんでしょうかね~。
電気のない時代、こんな山中の午前1時なんて本当に真っ暗だろうに、ガッツあるな~。
そこまでして呪われたら、無事ではいられなさそう・・・。ブルッ

そんなこんなで鞍馬・貴船を観光しつくし、満足して帰途につく・・・途中、疲れたのでお茶していくことに。


↑素敵なカフェ。 道に面してガラス張りで、行きしなに通った時から気になっていたお店。


↑シブーストとコーヒーでほっと一息。 はぁぁ~今日はよく歩いたわ~。

ゆっくり充電してから、そろそろ夜の準備を始め出す川床を横目に、叡山電車の貴船口駅を目指します。


↑夜の川床、楽しそう~。

途中バス停があったのですが、終バスの時間が16時台と、めちゃ早い。
乗れなかったし、「鞍馬・貴船イラストマップ」でみたら、それほど距離もなさそう。
それじゃあ歩いちゃおう!と山を下り始めました。

ところが、結構距離あったんですね~。
歩道のない山の中の車道を、てくてくてくてく。
だんだん陽が陰ってきているせいか、木が茂っているせいか、薄暗いし・・・。
朝から歩いてきたアンヨには、ちょっと過酷・・・。

でも、空気はきれいだし山の緑も心地よく、最後までハイキングを楽しみました。


↑道中、こんな杉がたくさん生えていました。
 枝が残っている木をみると、他のつるんとした木が、職人さんの努力の賜物であると、実感しますね~。
 枝打ちの作業って、職人さんが木から木へ飛び移って行うらしいのですが、あんな高いところをね~・・・
 すごい、というしかないですね。
 そんな手間暇かかった杉は、本当にきれいです。


↑やっとこさ着いた貴船口駅。 お疲れ様・・・。


(2009年6月の話。)

鞍馬山3(おまけ)

2010-01-09 | 神社仏閣 in Japan
鞍馬山のボツ写真の中から。


↑毒っぽいキノコ1。


↑毒っぽいキノコ2。


↑可愛い道しるべ。


↑登ったり下ったり。


↑真っ直ぐな木々。見てるだけで、身も心もシャキっ。


↑真っ直ぐな木もあれば、ねじれた木もある。
 ねじれ具合がなんともアーティスティック。オブジェにできそう。
 見てると、身も心もねじれそう・・・な気はしません。

(2009年6月撮影)



鞍馬山2(山道散策~下山)

2010-01-08 | 神社仏閣 in Japan
昨日にひき続き、去年の6月の話です。古い話ですみません(しかも、季節が真逆)。

由岐神社を出て、すぐのところに川上地蔵堂。


↑牛若丸が、日々の修業のときに参拝したんだそうな。


↑このあたりは九十九折(つづらおり)をいう、清少納言が『枕草子』で、
「近くて遠きもの、鞍馬の九十九折といふ道」
といった参道です。九十九折・・・きれいな響き・・・。


↑辺りの程よい湿気、濃く繁っているシダ、道しるべに生えている苔、そして木漏れ日。
 とても気持ちいい山道の散歩。


↑清々しすぎるぅ~!マイナスイオ~~~ン!


↑上を見上げれば・・・


↑四脚門?だったかな。渋い。


↑山道といえど、こんな立派な階段がつくられているので、楽々参拝~。

本堂の手前に茶店があったので、一服することに。
鞍馬山の中には、ここしかお店がありません。
メニューは少ないですが、とりあえず座って一息つける感じです。
メニューの中に甘酒があって、ものすごく久しぶりに飲んでみたいと思い、
「甘酒下さい!」、とハキハキ注文したところ、「今はやってません。」とばっさり切り捨てられました。
・・・そうだよね、今夏だもんね、あるわけないよね~!※
と、自分の季節感のなさに呆れ、恥ずかしくなりましたが、
季節感のないマレーシアからの、久々の帰国中だしね~(言い訳)!

その場では、とりあえず気を取り直してトコロテンを注文。ちゅるんとしておいしかったです。

※今、これを書くにあたって「甘酒」を調べてみたら、甘酒はかつて、夏に飲まれていたそうではないですか!
 (Wikipedia「甘酒」
 なんか、ちょっと救われた気がする・・・



↑鞍馬寺の本殿金堂。
 こんな所にまで外国人観光客が来ているのにびっくり。でも、ハイキングも出来るし楽しいですよね。
 日程に余裕のある人にはおススメできるな。


↑「翔雲台」という、本尊が降臨した場所。
 そしてこの一枚岩、国宝らしいです。本殿金堂の裏より出土した、経塚(きょうづか)※の蓋石なんだとか。
 遠くには京都の街が少し見え、随分高くまで登ってきたのが実感できます。
 木が繁りすぎてて、視界が遮られますが。

※経塚・・・経典を長く後世に伝えるため、経筒などに入れて地中に埋め納めて塚を築いたもの(by広辞苑)


↑境内に咲いていた花。


↑なんか、スパイラルな感じの狛虎。


↑ツバメの巣発見。大きな吹き抜けの部屋を我が物顔で独占中の、優雅なツバメの一家。


↑憎めない悪役みたいな顔した天狗さん。


↑入山注意書き。
 「まむしや毒虫、くまもいます。」
 ・・・そんな山に、「夜、おこもりをする時は、鞍馬寺寺務所に届け出て、許可を得る。」
 おこもりされる方がいらっしゃるんですねぇ~ぇええ!?


↑いざ、まむしや毒虫、熊のいる山へ!


↑少し歩くと、「義経公息継ぎの水」が。
 「牛若丸が、毎夜奥の院の僧正が谷へ剣術の修業に通ったとき、この清水を汲んで喉をうるおしたといわれる。
 八百余年後の今も湧きつづけている。」

 ・・・とのことだったのですが、なんということ!
 「雨が少なく水がとまっています。残念で淋しいことです。地球環境の変化でしょうか?お水を大切に。」
 という新たな注意書きが。
 それは残念なことです・・・。


↑「ここから奥には入らないで下さい。クマやマムシ、毒虫がいます」
 と、二重三重に、くどいほど立ち入り禁止の札が。右に行く道は、ものすごく危険らしい。
 

↑まだ階段がありますが、先ほどまでの階段よりざっくりした作りになってきました。


↑義経背比石。
 「遮那王と名乗って十年あまり鞍馬山で修業をしていた牛若丸が山をあとに奥州平泉の藤原秀衛の許に
 下るときなごりを惜しんで背を比べた石といわれる。」
 義経は16歳の時に鞍馬山を出たらしいのですが、16歳にしては小さいかな?
 昔は、これくらいの身長だったんですかね~。
 それにしても鞍馬山には、そこここに義経ゆかりのものがありますね。


↑僧正が谷不動堂。
 牛若丸が、鞍馬天狗より兵法を学んだのはこの辺りだとか。


↑そこここに祠?やお堂があるので、道中飽きません。
 結構人気がないので、女性の一人歩きはおススメ出来ませんが。


↑この辺は「木の根道」。
 「木の根道は、硬い地質のため杉の根が地中に入り難く、地表を這っている珍しい姿です。
 木の根は、樹木を育て生命を支える大切な働きをしています。できるだけ踏まないよう、やさしく接して下さい。」


↑実際歩くと、写真で見るより根っこが出っ張っていて、歩きにくい。
 踏まないようにはするけど、つまづいて傷つけてしまうかも・・・。
 牛若丸はまぁ、よくこんなところで修行しましたね~。
 真昼間でも薄暗い山道で、この根っこの中、走ったりしてたんですかね~。大変だぁ。

てくてくと順調に歩いてきたのですが、木の根道以降、疲労がどっと押し寄せてきました。
久々に、膝が笑ってます。
心地いい疲労感を感じつつ山道を下っていると、川のせせらぎの音が聞こえてきました。


↑ようやく、貴船に到着です。
 料亭の川床が見えてきました。

朝から歩き続けて3~4時間?
せっかくの川床シーズンなので、遅めのお昼、川床でいただきましょうかね~♪

明日へ続く→


鞍馬山1(入山~由岐神社)

2010-01-07 | 神社仏閣 in Japan
すっかり年をまたいでしまったのですが、自分の備忘録としてアップしておきます。

清々しいお天気の2009年6月のある日、鞍馬山へハイキングしに行きました(古い話で申し訳ない)。

出町柳から、のんびりした叡山電鉄で鞍馬へ―――――――――――


↑外の景色を眺めながら楽しく、30分ほどで鞍馬駅に到着。


↑超ロング鼻の、鞍馬天狗がお出迎え。


↑ひっそりとした、門前の料理屋さんやお土産物屋さんの前を通り過ぎ、鞍馬寺へ向かいます。


↑狛犬じゃなくて、狛虎? そーいや今年は寅年だ。


↑鞍馬山入口。ここで入山料をいくらか払います。


↑なんてキレイな緑と朱色のコントラスト。

右手にはケーブルカーがあって、さくっと上まで行けるらしいのですが、途中の由岐神社が見られないし、
目的はハイキングですから、頑張って歩きましょう。


↑可愛らしいお地蔵さん。


↑の、前掛けの紐の位置が気になる・・・。カチューシャっぽいぞ。


↑少し進むと、魔王(!)之碑なるものが現れます。


↑魔王の滝もあります。


↑さらに進むと由岐神社。


↑鳥居の後ろの建物(拝殿?)が、ものすごく立派で感心します。重文だとか。

由岐神社は、10月22日の鞍馬の火祭で有名です。
一度行ってみたいのですが、恐ろしく混み合うそうで、朝の場所取りや帰りの電車の長蛇の列もすごいらしい。
それに怖気づいて、未だ体験できずにいます。


↑立派な大杉もにょきっと。京都市指定天然記念物だそう。


↑朱塗りでない鳥居が珍しい。ナチュラルな質感と色が、周りとマッチしている感じ。


↑境内。


↑「天狗みくじ」なんて楽しそうな名前のおみくじがあります(ひかなかったけど)。

ここまでだけで、結構観光した満足感がすでにありますが・・・
鞍馬山はこれからです。
牛若丸が修業した山道を歩かねば・・・。

明日へ続く→

上賀茂神社

2009-06-30 | 神社仏閣 in Japan

↑雨がしとしと降る中、上賀茂神社へ。


↑茅の輪をくぐりに。


↑お神酒。堂々たるレイアウト。かっこいー。


↑夜の夏越祓式のための篝火の準備。
雨よけシートが残念ですが、ぬれたら火がつかないですもんね。しょうがない・・・


↑きれいな円錐形。うまいことつくらはるわぁー。
立札によると、「立砂(たてずな)」というそうです。

~立札より~
盛砂(もりずな)とも云い、「たつ」とは神様のご出現に由来した言葉であり神代の昔ご祭神が最初に降臨された本殿の後2kmにある円錐形の美しい形の神山(こうやま)に因んだもので一種の神「たけかんむりに別離の離」(ひもろぎ)(神様が降りられる憑代)である鬼門・裏鬼門にお砂を撒き清めるのは此の立砂の信仰が起源で「清めのお砂」の始まりである。

句読点が少ないのでちと読みづらいですが、要は、お清めの砂ってことですね。


↑樟橋(長寿橋)。この向こうに本殿があります。


↑絵馬ってきれいですね~。


↑葵祭の絵馬。


↑本殿。


↑なんとも雅やかな玉橋。


↑片岡社の鈴。
こんな風に小さな鈴がたくさん付いたデザインは、あまり見たことがないような・・・。
女神を祀っている社だからか、鈴縄もカラフルで可愛い。


↑縁結び・子授け・家内安泰の神様なので、絵馬もハート。
ハート形の絵馬、初めて見たわ。


↑夏越の祓の儀式の準備でしょうか。

午後8時から、篝火を燃したり人形を川に流したりするらしいのですが、まだ大分時間があるし、雨はやまないし、すでにちょっと濡れて少し悪寒がするので、帰ることにしました。
一度見てみたかったんですけどね~。

帰りに焼き餅を買って帰りました。
やはり、上賀茂神社とくれば焼き餅!
神馬堂はもう閉まっていたので、神社前のお店で購入。
こちらのお店のものも、なかなかおいしかったですよ~。

茅の輪くぐり&水無月

2009-06-29 | 神社仏閣 in Japan
水無月の行事・・・それは茅の輪くぐり。


↑上賀茂神社の茅の輪。チガヤというイネ科の植物を束ねて輪にしたもの。青々とした草が清々しい。

茅の輪をくぐって、半年間の罪穢れを清める儀式です。
「私は罪なんて犯していないわ。」という方でも、人は生きていると無意識に罪を犯しており、穢れがあるそうなので、
是非清めて頂きたいと思います。

この茅の輪を、
「水無月の夏越の祓する人は、千歳の命のぶといふなり」
(みなづきのなごしのはらへするひとは ちとせのいのちのぶといふなり)
と唱えつつ、左右左と3回くぐって、半年間の罪を清め、無病息災を祈ります。

私はもちろん暗唱できないので、茅の輪の隣の看板を見てカンニングし、途中でつっかえたり止まったりしつつ、ぐるぐる。

くぐり終わったら、社務所へ向い、夏越祓の神事で清めて頂く人形をお預けします。


↑車用があるのが、現代ですね・・・

人形に氏名・年齢を記入し、息を吹きかけて己の罪穢れを人形に移す。
そして6月30日の夜に行われる人形流しの神事で、境内に流れる小川に流し、清めて頂きます。
この息を吹きかけるという行為が、いかにも自分の中の穢れを人形に移している感じ。


お祓いの儀式はこれにて一件落着、ぁいやこれにて終了・・・なのですが、私のお楽しみは別にある♪



それは6月の和菓子、「水無月」。

・・・大好きです、水無月(…ポッ)。 と思わず告白してしまうわ。

ういろうに、小豆を散らした三角形のシンプルなお菓子なのですが、小豆は悪魔祓い、三角形は氷を表すため暑気払いと、
ちゃんと意味があるそうです。


↑小豆がツヤッ

↑おや、水無月に足が…(ほんとは鶴の足)。

本来は夏越の祓の日、すなわち6月30日に食べるお菓子ですが、6月の間はたいていの和菓子屋さんで売られています。
水無月ラヴァーの私は、3回食しました。
どのお店のにするか、ういろうが黒糖風味や抹茶風味…、トッピングも小豆に栗…と、選択肢が多いので…。

こんなおいしいものを頂いて、お祓いができるのですから嬉しい限りです。ほんとに。


三室戸寺(アジサイ庭園)

2009-06-24 | 神社仏閣 in Japan
―――――三室戸寺続きです。

それでは、5千坪もあるというお庭へ参りましょう。


↑ザ・日本庭園。


↑梅の実発見。 色づいてるぅ~可愛いぃ~。
梅の実をかたどった生菓子が好きでした。白アンを、もちもちっとした皮で包んだような・・・。
どこのお店のか忘れましたが、食べたい・・・。


それでは、ここからは紫陽花オンパレードでいきます。






↑紫陽花と朱色の山門のコントラストがキレイ。






↑紫陽花の向こうはつつじ。


↑つつじの季節も美しかろう・・・




↑色つきの紫陽花が好きだったのですが、白い紫陽花の良さを改めて認識。


↑濃いピンクも可愛い~



いやはや、これでもかというくらい、紫陽花がモリモリ咲いていました。
なんと、一万株もあるそうです。
そりゃあ、モリモリだわ・・・。

ちょっと遠いけど、また今度、ハスの時とツツジの時に来てみたいと思った三室戸寺でした。


三室戸寺(本堂)

2009-06-23 | 神社仏閣 in Japan
宇治・三室戸寺。
花の寺として有名です。
5千坪もある大庭園は、5月はつつじ・しゃくなげ、6月は紫陽花、7月はハス、秋は紅葉と、四季折々楽しめます。
約1200年も前に創建された歴史のあるお寺で、平安時代の重要文化財の仏さまがいらっしゃいます。

私は今回アジサイを見にやってきました。


↑入口。
行きにくい場所なのに、やはり紫陽花目当ての人達で賑わってます。
(写真は、ちょうど人の流れが途切れた瞬間)


↑朱塗りが素敵な山門。


↑この階段、結構急で段数が多いのよ。


↑本堂全景。江戸時代の建設だそう。

本堂の手前には、ずらりとハスの鉢が並んでいます。
まだ早いけど、2つ3つ、咲いている花がありました。



満開になったら、蓮酒という風流な行事が行われるそうです。
ハスの葉にお酒を注ぎ、茎をストローみたいにして飲むというもの。
健康・長寿に効あり、ですって。
体験したことないんですよね~。ハスの香りってするんでしょうか・・・。
確かめてみたい・・・。

それにしてもハスの花ってきれいですね~。
淡いピンクの大きな花を見ていると、本当に極楽浄土に咲く花のように思われます。
極楽浄土には蓮が咲いているという刷込みがあるからそう思うのかもしれませんが・・・。
どっちにせよ、すごく極楽浄土っぽいです。


↑蓮の花ってこうなっているのね・・・


↑何という部分?ジョウロの口みたいで、花びらが散ったあとまで可愛いわ~。


↑宝勝牛というのがいます。牛の口の中の玉を触ると勝運がつくらしいので、とりあえず触っておく。


↑鐘楼と三重塔。
鐘を鳴らすにはお賽銭がいるのですけど、せっかく来たので鳴らしてみました。 ご~~~ん・・・


↑鐘楼横には、源氏物語宇治十帖の浮船の碑。
物語の登場人物の碑があるって、おもしろいわー。


↑鐘楼から本堂前の庭?を見た感じ。
小道沿いに、蓮の鉢がずらり。全部咲いたらさぞきれいなことでしょうね~。


↑さぁてそれでは、さっき上った階段を降りて、アジサイを見にお庭へ行きましょう。

明日へ続く―――――――――

今宮神社

2009-06-15 | 神社仏閣 in Japan
あぶり餅を食べに行ったついでに(…とは神社に失礼ですね。申し訳ございませぬ。)、
今宮神社でお参りして行きましょう。


↑あぶり餅方面から行くとこんな感じ。


↑朱色って日本カラーですねぇ。少し残っているつつじもキレイ。


↑橋の左手にある、小さな社の土台部分。このなまず?好きなんです。


↑境内。なんか、昔よりきれいになりました。


↑本殿。


↑舞台?

最近のことは知りませんが、昔はちょくちょく時代劇の撮影が来ていました。
本殿あたりのおみくじを結んだ木が、鬼平犯科帳のオープニングかエンディングで使われていたような気がするし、
少年隊のヒガシも来ていたと思います(私は見てないけど)。

そいうえばあぶり餅屋の前で、大分前に亡くなられましたが川谷拓三さん(どん兵衛のCMに出ていた人。若い人は知らないんだろうなぁ・・・)を見たことがあります。
当時、結構好きだったので嬉しかったです。



↑「阿保賢さん」。なんて愛嬌のあるネーミング!・・・これは何かといいますと・・・
       ・
       ・
       ・
       ・
       ・

↑今宮の奇石と云われる、別名重軽石または神占石のことです。

この石を撫でて、身体の悪いところを摩れば回復するそう。

あるいは、石を叩いてから持ち上げると重く、願い事を込めつつ撫でてから持ち上げて、軽くなったら願いが成就するんだそうな。
私はいつやってもおんなじ重さ・・・(正直、分かりません)。


↑本殿の左側には、ずらりと社が並んでます。


↑いい感じ・・・


↑何の神様をおまつりしているのか分かりませんが、しんとした空気の漂う社です。
ここもキレイになったかな?
朱塗りの剥げたのとか、社が虫食いでちょっと朽ちてきた感じも、私は結構好きなんですけどね。


↑お神酒の樽っていいですねぇ。デザインもバーンとしていて。


↑かっこいいっす!


↑左手奥のゆるやかな坂道&階段を上ったところにも社があります。
ひっそりしてるけど、塀の向こうが幼稚園なので、園児の叫び声で賑やか。
でも、塀の向こうとは別世界な感じが漂う、ちょっと不思議感覚スポットです。


↑塀の上に猫発見。あちらとこちらの世界の境目の番ニャン?


↑正門。中から。


↑正門。外から。

今宮神社には、4月にやすらい祭という行事があります。
鬼?が練り歩いたり、大きな傘の中に入ったり(無病息災だか厄除けだかのご利益がある)で、子供の頃は傘の中に入れてもらうのが楽しみでした。
また行くことが出来れば、もう一度傘に入りたいです。
大人でも入れてもらえるんでしょうか・・・(心配)

南禅寺(金治院)

2009-06-11 | 神社仏閣 in Japan
岡崎~インクライン~水路閣~南禅寺(三門)から続けて、南禅寺金治院へ。

入り口を入って進むと、すぐ池があります。
いきなり、大好きなダックがお昼寝中のところに遭遇。


↑日光を浴びて、眼つむって寝てるんですよ~!超ラブリー♪

熟睡してるのか、人に慣れているのか?
人の声がしても、全然逃げません!
かーなーり接近できて、めちゃ嬉しかった!
・・・あぁ一度鴨に触ってみたい、でも触ったらあかん、ぁでも触りたい、いやいやあかん・・・
と葛藤しましたが、最後はやはり理性が勝って、触るのはあきらめました。
えらいなー私。

カモに夢中になっていて気付かなかったのですが、カモの奥で、カメもまたお昼寝中なのでした。


↑カメもお昼寝中。こんなに大きく写真撮らせてくれてありがとー。

鴨に後ろ髪をひかれつつ池を後にし、お庭を進みます。


↑日本庭園らしい湿度感の、しっとりとした道。手入れが行き届いています。

ものすごくきれいに紫陽花が咲いてました。


↑ピンクのグラデーションがたまりません・・・


↑ブルーもまた良し。


↑重文の東照宮。

またまた、白砂のお庭を眺めながら、しばしぼんやりと物思いにふけりました。


↑枯山水。

やはり、日本のお寺っていいですね。
心が休まるのに、背筋がピシッと伸びる感じというか・・・。
(でも、実際は結構だらけて座ってマス。てへ♪)