JR東日本八王子支社
中央線三鷹-国分寺間下り
7月1日、高架使用開始
JR東日本八王子支社は18日、東京都の都市計画事業として進めている中央線三鷹-立川間(約13㌔)の連続立体交差事業のうち、同-国分寺間(東区間約6㌔)の下り線で高架線の使用を7月1日から開始する、と発表した。これに伴い、6月30日夜から7月1日朝(一部は2日朝)まで同区間で切り替え工事を実施。列車運行にも大幅な変更が生じる。
6月30日夜から切替工事
連続立体交差事業は東区間、西区間(国立-立川、約3㌔)に分け、列車運行をやめた大規模な切り替え工事の初回は東区間が2003年(平成15年)9月27日-翌日、西区間が2005年9月24日-翌日に実施。国分寺-西国分寺間は掘割区間のため同事業の対象外。
工事は従来の複線線路教に沿って仮線を設け、上下線を移設。従来線の位置に高架線を建設し仮線から下り、上りの順で高架線に移す。現在は上下線とも仮線を使用している。今回の切り替え工事で、同事業区間内で初めて列車が高架線を走るようになる。
今回の切り替えでは、高架線線路を事前に敷設しておき、両端部の三鷹、国分寺両駅付近の仮線との切り替え個所、武蔵小金井駅の本線と同電車区を結ぶ線路の工事を行う。実施時間帯は三鷹、国分寺付近が6月30日22時30分ごろ~7月1日6時20分ごろ、武蔵小金井付近が同~7月2日早朝。
工事に伴い、同線快速電車の運行形態は次のように大幅に変更となる。
6月30日初電~16時30分ごろ=通常運転。最後の直通列車は下り三鷹、上り国分寺発16時25分ごろ▽22時30分ごろまで=東京-武蔵小金井、武蔵小金井-高尾間で折り返し運転。武蔵小金井-立川間は約25分間隔で運転▽終電まで=武蔵小金井-国分寺間運転中止。東京-三鷹、三鷹-武蔵小金井(約40分間隔)、国分寺-高尾間(約10~15分間隔)で折り返し▽7月1日初電~6時20分ごろ=三鷹-国分寺間運転中止。東京-三鷹、国分寺-高尾間で折り返し。国分寺-立川間は約15分間隔▽6時20分ごろ以降=三鷹-国分寺間開通。最初の直通列車は下り三鷹発6時20分ごろ、上り国分寺発5時50分ごろ。
特急は6月30日の工事時間帯の「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」が立川または八王子以西の運転となり、京王高尾線と連絡する高尾駅に臨時停車。同日の「成田エクスプレス46号」、7月1日の「同3号」は新宿-高尾間を区間運休する。6月30日の「ホリデー快速おくたま」「同あきがわ」各1~6号は運休。
同社では6月30日22時ごろ~7月1日1時15分ごろ、1日4時ごろ~6時20分ごろに三鷹-国分寺間でバス代行輸送(2~4分間隔で運行)を行うほか、京王、西武、小田急、東武、多摩都市モノレール、東京メトロ、都営地下鉄の各鉄道と関係路線バスへの振替乗車を実施する。振替乗車は同区間発着または通過の乗車券類を持つ旅客が対象。定期以外のSuica、PASMOについては利用区間が特定できないことから対象外。
同支社では工事時間帯の影響人員を約19万3000人と試算。準備段階から工程、リスク管理を行い、当日は高野裕一支社長を本部長とする総合対策本部を設置して万全の態勢で臨むことにしている。
鉄道と街の共有化のために大規模な高架工事を行なうんだろうけど、開通後は快適な都市生活が送れる訳で、そのためにこの期間だけ協力してくださいって事なのね。でも、ダイヤがこの期間だけ大きく変更されるから、お客さんとのトラブルやスムーズな運転体制などをきちんとしてもらいたいですね。私のように地方から突然来た人はきっと、うろたえると思います。列車案内の方もわかりやすくお願いしたいです。