鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

鉄道・運輸機構 フリーゲージトレインを報道公開

2007年06月15日 | 鉄道技術

新型試験車を報道公開

鉄道・運輸機構 フリーゲージトレイン

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は27日、北九州市のJR九州小倉工場で、開発中の軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の新型試験車両を報道公開した。

 鉄道・運輸機構は、1994年(平成6年)から同電車の開発に着手し、98年10月に最初の試験車両(3両編成)が完成。米国での高速走行試験や、国内ではJR日豊線、予讃線、山陽新幹線の一部区間を利用して速度向上、曲線通過試験を行い、在来線区間で時速130㌔、新幹線区間で同200㌔程度の走行性能を有していることを確認した。

 こうした成果を踏まえ、鉄道・運輸機構では試験のさらなる深度化を図るため、既存の1次車に改良を加えた2次車を新製。新幹線区間での時速270㌔走行、在来線区間の急曲線におけるスムーズな走行などの実現を目指す。新車両は3両編成、オール電動車(在来線区間交直両用)。車体はアルミニウム合金製。営業運転を意識し、中間車には座席も設けた。

 軌間可変装置は、1次車で2種類設けていた駆動方式をモーターで車軸を回す方式に統一。一方、ブレーキシステムは、ディスクブレーキ(1、2号車)と、モーター内にブレーキを持つばね間ブレーキ(3号車)の2種類を設け、双方の有用性を図る。

 高速性能を高めるため、先頭形状をより抵抗の少ない流線形にしたほか、各種機器の簡素化を図り車体を軽量化。1、2号車に新在兼用の低騒音パンタグラフを括載。空気ばねを利用した電子制御の車体傾斜装置を備える。新車両の開発費は1編成約30億円。

 今後は、同工場内で基本的な安全性を確認した後、8月までに日豊線で走行試験を開始する。新幹線区間の走行試験については時期、区間など未定。

スタイルは東北新幹線の車両に似てる感じがしますね。カラーリングはJR西日本って感じ。一体どんな試験に使われるかわかりませんけど、これを見れる機会ってそう多くないと思いますから、見れた方はラッキーですよね。