鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

あべのハルカス・西大寺展

2017-09-16 16:38:54 | 美術館
大阪・あべのハルカスで開催中の「奈良西大寺展」叡尊と一門の名宝
に行きました

チラシの表紙を飾る「愛染明王」
6本の手が有り、それぞれの持物の意味が解りました

また、展覧会の音声ガイドは市川海老蔵さん
最初は??と思いましたが
謎が解けました(^^♪

市川家と西大寺とは江戸時代からのご縁が有るんですね
詳しくは・・・こちら

ちょうど、西大寺僧侶の講和の時間に間に合い、興味深いお話を聴くことができ、
その一つが・・・
元寇の折り、叡尊が国家鎮護の祈祷を行い、その最終日、明王の右手(真ん中)の鏑矢が
西に飛び、元を退散させたという伝説もあるそうです





浄瑠璃寺の吉祥天様にはお会い出来ませんでしたが、また、浄瑠璃寺にお参りしたくなりました

もちろん、西大寺にも!!

正倉院展

2016-10-28 21:39:34 | 美術館
正倉院展、2日目、日曜日に出かけました

大仏前交差点の歩道で・・・
こんな場所でお乳飲まなくても良いのにネ・・・
全然、気にしてませんね



でも、その後、交差点の真ん中で立ち往生
うまく誘導できて良かったです!
鹿せんべいを見せたわけではありません。
持っていたスーパーのレジ袋を触るだけで耳がピク!

袋の中に食べ物が入っているのを知っているのです



5時半、オータムレイトの入場待ち



6時頃、入館してたっぷり8時まで堪能しました!

週末は閉館時間が延長されて本当に有り難いです。

巷で、内容が地味・・・と言われてますが

保存状態が素晴らしい籠や、可愛らしい鈴が沢山展示されていて
マニアックですが私は大好きです

明日から・・第68回正倉院展

2016-10-21 20:46:20 | 美術館
明日から正倉院展が始まります

今年から開館時間が変更になってます

昼間の混雑を解消するために
金・土・日は閉館時間が8時となりました!!

いつも、夕方に鑑賞するのですが・・・閉館時間が気になってしまいます
今年から、時間を気にしないで良いのが嬉しいです♪

読売新聞の記事・・・

正倉院宝物の中にカタカナの名前を付けられている物があり、
興味津々です

でも・・・きっとほとんどの方は、興味ないって思います
ただの金属塊なので・・・


今年は鳥をモチーフにした物も多いみたいです☆
楽しみです



















第67回正倉院展

2015-10-30 15:28:58 | 美術館
ルイ・ヴィトンに似ていると評判の、「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)
・・・いえ、正倉院の琵琶に似ているヴィトン・・・という言い方が正しいです。

きっと、私達を魅了するデザインって時代を超えて世界中の人に
共通するんだ思います。

側面まで精緻な模様がびっしり!
これだけ装飾すると普通はクドクなる物ですが、全然嫌になりません

小花模様は・・
象牙、緑に染めた鹿角、黒柿、紫檀、柘植などを組み合わせて造られてます




初日、オータムレイトの行列





「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)を楽しみに出かけましたが、
琵琶と同じ位楽しみにしていたのがこの笛



蛇紋岩をくり抜いて造られています
わざわざ石を使わなくても・・・と思いますが・・・
会場ではこの笛の音色が聴けます
・・・絶対音感ある方は・・・きっとイライラされますね!
やはり材質が石だから、精巧に作るのは無理だったかも?

他には羊毛フェルトの敷物が素敵でした。
その羊毛の中に植物の種が混入していて、それを調べる事で
産地が解ったそうです

筆、針、装飾に使った馬やイノシシの毛も展示してあり
当時の人々の暮らしや動物との係わりなどが想像できます

毎年、正倉院展に行って・・・
今ある物の中で千年後の人々に大切に思って貰えるものって
あるのかしら・・・と思います
鉄筋コンクリートは100年が寿命
法隆寺は1400年その場所にある。
木材が強いというより、人々がどれだけ大切に思うか?

これに尽きるのでは・・・・



日本の色 四季の彩~吉岡幸男展

2015-01-16 22:08:14 | 美術館
先週の土曜日、京都に出かけました
11時から吉岡幸男さんのギャリートークが開催されるので、その時間に合わせましたが
大人気です。
普通だと、作品を見ながら移動して解説が聞けるのがギャラリートークなのですが
移動することができ無いほど多くの方が来場されてました。

東大寺・お水取り・造花の椿に使う和紙の事
東大寺・薬師寺の伎楽面や衣装の事
石清水八番宮の花神饌
正倉院御物の復元
伝統の重ね色  などの話を伺いました

染料に使う植物や実などの展示も有り、元々の材料からは想像できないような色に染まる染料もあって
奥の深さに圧倒されます





午後からは、ドキュメンタリー映画「紫」
こちらも満員御礼



東大寺の森本公穣師と監督の川瀬美香さんを交えてのギャラリートークは
この時期ですから、お水取りの話が中心で、「もうすぐ始まるのね」と待ち遠しくてたまりません!
特別にお水取りの椿(使用された実物です)を触らせて下さり、驚いたのですが
白のままの和紙と赤・花芯の黄色に染められた物とは厚みが違うのです。
触って分かるほど、染料を塗り重ねているのです。

赤の和紙1枚(約50㎝X36㎝)染めるのに紅花1キロ必要との事
毎年60枚を東大寺にお納めしてるから、60キロ要るわけですね。
年々、揃えるのが難しくなっているそうです。

今回の展示や映画で伎楽が沢山取り上げられていて、昨年薬師寺で拝見した伎楽の意味が少しですが
解って来ました

伝統行事を支えて下さっている方の仕事に接すると、感動も違ってきます