フライトシミュレーターの世界

経済アナリスト藤原直哉の、趣味のフライトシミュレーターのページです。主にX-Plane、PSXを飛ばしています。

周回進入を決める

2017-01-03 22:20:41 | 日記

フライトシミュレーターでは距離感やヨコの感覚がつかみにくいので場周経路を回ったり、周回進入を決めるのがとても難しいのです。

しかし先に紹介した無償プラグインのFrequency Helperを使うとこれが実に容易になります。このプラグインの使い方はこちらを見てください。

今日は羽田空港(RJTT)と伊丹空港(RJOO)の周回進入で試してみたいと思います。

まず羽田の16Lへの周回進入です。航空局のチャートにリードインライトの位置が示されています。

さらにNAVIGRAPHのチャートにもリードインライトの位置が示されています。

しかし残念ながらX-Plane11のシナリーにはこのライトはありません。NAVIGRAPHのチャートを見ると周回進入の時にかなり大回りをしています。今日の機体はX-Plane11のMD80ですが軽くしてあるのでスピードを出す必要はなく、もっと小回りで着陸できます。

X-Plane11で羽田(RJTT)のRWY34Rの3マイル手前にデフォルトのMD80を呼び出します。滑走路に正対しています。高度は1000フィート。上のチャートによれば下の写真の右奥に見えている緑色の島の右端まで行くことになりますが、正面右側に伸びる入江状の海の右側の岸のあたりを飛べば十分にRWY16Lに旋回できるはずです。

そして正面の滑走路の向こう側に緑色の四角い箱が並んでいるのが見えます。これがFrequency Helperが表示したRWY16Lへの最終進入コースです。

実際に今回飛んだ航跡です。2画面を出せるのであればX-Plane11のメイン画面と同時にこの地図の画面も表示することができ、地図を見ながら飛ぶことができます。

ではさっそく右にブレイクします。

手前に見えるのがRWY05-23です。

入江状の海の右側の岸を飛ぶように旋回します。

右側の岸の海側を目指して飛びます。

滑走路と平行に飛んでいます。高度1000フィート。

接地ポイントの真横あたりです。最終進入のコースを示す緑色の四角い箱がよく見えます。

ちょうど埠頭の端に来たあたりで左に大きく旋回します。

緑色の四角い箱が見えます。これは滑走路の延長線を示すだけでなく、各ポイントでの適正な高度も示しています。実際に飛んでみるとこの箱を見ながら高度を合わせると大変便利で、余程練習しないと旋回が終わった時に高すぎるか低すぎるかしてしまうのですが、この箱の高度に合わせながら飛ぶと旋回が終わった時に適正な高度になっています。実に優れものです!

緑色の四角い箱までちょっと距離があるのでいったん旋回の角度を小さくした後、改めて旋回を深くして最終進入コースに乗せます。すでに滑走路が見えています。

最終進入コースに乗ってきました。

まもなく着陸です。ただし、今日は10ノット近い追い風が吹く追い風着陸です。

最後の四角い箱を通過します。

追い風で接地点が伸びてしまいましたが、無事着陸しました。

続いて伊丹のRWY14Rへの周回進入です。伊丹の周回進入も航空局のチャートにリードインライトの位置が書いてあります。X-Plane11のシナリーにはついていませんが。

基本的には滑走路を過ぎて山のほうに向かっていって、左側に流れる川の手前を、そして正面に走る中国自動車道の手前を旋回するのです。

これが実際に飛んだコースです。

今回はデフォルトのB747-400で飛びます。伊丹(RJOO)のRWY32Lの3マイル手前に読み込みます。高度は1000フィート。Frequency HelperでRWY14Rの最終進入コースを緑色の四角い箱で示してあります。

では左にブレイクします。

本当は騒音低減のためにギアダウンと最終フラップの展開は着陸間近で行うのですが、機体が安定しないので早々にギアもフラップも全部出してしまいます。

正面に見える高層ビル群の左側を目指して飛びます。

そして滑走路と平行に飛びます。

こんな感じで山のほうに向かって飛んでいきます。

右手に滑走路が見えます。

すると3つほど池が並んでいるところがあります。その脇を通過します。ちなみにRWY32L・32Rから離陸して左旋回する時はこの池と奥の中国自動車道の間を通って上昇旋回していきます。

右手に緑色の四角い箱が見えています。ほぼ同じぐらいの高度になったところで旋回を始めるとちょうどよいタイミングです。

地形としては左側に流れる川の内側を、そして正面に走る中国自動車道の手前を旋回します。

ちょうど池を過ぎたあたりで旋回することになります。

緑色の四角い箱に高度と針路を合わせていきます。

中国自動車道が近づいてきました。

中国自動車道の手前を回ります。

最終進入コースに高度と針路を合わせます。

ちょっと高度が高いですが最終進入コースに乗りました。

滑走路が近づきます。

最後の四角い箱を通過します。

無事着陸しました。X-Plane11ではブレーキをかけたときの機体の沈み具合がよく表現されています。また接地時に前輪が正面を向いていないと前輪がバウンドしてしまいます。さらに前輪を酷使するとタイヤ破裂(Type Brown)となります。

こうしてきれいに着陸しました。

こんな感じで、Frequency Helperを使うと周回進入がビシッと決まります。どうぞ試してみてください。

(おわり)


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