先日B767-300ERで静岡富士山空港(RJNS)のRNAV(RNP)12アプローチを飛びました。ところが精度が悪くて単なる周回進入に終わってしまいました。
コースを正確にトラックできる機体はないか、と考えるとaerowinxのPSX B747-400が思い浮かびます。そこで今日はこの機体でこのアプローチを飛んでみます。同時にaerowinxは無償のアドオンソフトxviewを使ってX-Plane10を同調して動かし、X-Plane10をシナリー表示器として使うことができますので、今日はX-Planeのシナリーも見ながら飛んでみます。
離陸は同空港のRWY30で、いったん空港の北西側に飛んでからアライバルコースに乗り、アプローチして着陸します。
これがOHCHAアライバルです。離陸してGAKKIに行き、ENSYUへ行ってこのアライバルコースに乗ります。
そしてOHCHAから以下のアプローチに乗ります。RNAV(RNP)12アプローチです。
巡航高度ですが、アライバルのAOIKUがFL150以上なのでFL150とします。アプローチはROKGOが4100フィートで165ノット以下です。
ではまずPSXでRJNSのRWY30の離陸ポジションに機体を据え付けます。
滑走路の中心線上に乗っています。
しかしX-Planeのシナリーはアドオンシナリーということもあってやや中心線から左にずれています。とりあえず滑走路の上に乗っているからよいでしょう。デフォルトのシナリーではX-Planeでも大抵ピッタリ真上に来ます。
チョッと見にくいですが、要するにRWY30から離陸して左回りに空港の南東側に回り込み、そこから空港の北西側に回り込んでRNPアプローチでRWY12に進入・着陸します。右に直線が伸びてますが、これは意味不明です。LEGSにも入っていません。
CDUが下に見えますが、これがLEGSページです。GAKKIからENSYUに向かいます。
その続きです。ROKGOの先のNS251から3度の降下が始まり、2.3 ARC Rとあります。半径(?)2.3マイルのアークで右旋回です。制限はROKGOで高度4100フィート、速度165ノット以下です。
離陸しました。LNAV/VNAVを入れてオートパイロット、オートスロットルで飛びます。GAKKIに向けて上昇中です。
X-Planeの画像です。眼下に浜松飛行場、浜名湖などが見えます。
まもなくGAKKIです。巡航高度に達します。
果たして風があるなかでの高速での鋭角の旋回も上手にやってくれます。もちろんピッタリというわけにはいきませんが。
まだ若干修正をしていますがENSYUに向かいます。
南東に太平洋上へ出ていきます。
ENSYUを出てAOIKUに向かいます。安定してコース上を飛んでいます。
xviewのX-Plane用の専用機体があります。ただデフォルトにあるユナイティッド航空の塗り分けなので、変更できるところだけANAの色に変えました。xviewではアニメ機能もデフォルトを改造してあるので、それも入れ換えるとPSXに従ってフラップやエンジンや車輪が動かなくなります。
改めてNDをよく見ていると変針する時も一発で新しいコースに乗るようににマジェンタ色のラインが微妙に丸みを帯びて曲がり、機体とトレンドベクターがほぼピッタリその上に乗っていきます。実によくできています。
降下が始まりました。ミニマムが850フィートですので、800フィートまでVNAVで降りられるような設定にしました。NDのコース上に見える2つの緑色の丸は、この間で1万フィートの減速(250ノットへの)が行われるという意味です。
富士山が駿河湾に写っています。富士山は見えませんが。
タテ、ヨコ、速度、ほぼピッタリに降りていきます。
10000フィートの減速です。今回は240ノットまで減速します。
減速が間に合わない時はスピードブレーキを使います。FMCにDRAG REQUIREDと出ます。
ROKGOに向けて降下が続きます。速度は165ノットまで減速しました。フラップ10度。
ROKGOまであと4マイルです。しかしまだコースより1890フィートも高いです。スピードブレーキを使って降下率を上げていきます。
ゴーアラウンドした時は滑走路を行き過ぎてここまで来て、反位にOHCHAまで行きます。
4100フィートまで降りてきました。ROKGOの2マイル手前です。
さていよいよRNPアプローチによる右旋回の開始です。LNAV/VNAVを入れてオートパイロット、オートスロットルで飛んでいます。ギアダウン、フラップ30度。進入速度は145ノット。
ほぼコースどおり飛んでいます。
まもなく滑走路のライン上です。高度も速度もピッタリです。
滑走路が見えてきました。
タテ、ヨコ、速度、ほぼコースどおりです。
右から風が吹いて左に流されるので自動的に修正しながらアプローチしています。
引き続きピッタリ降下していきます。
風の影響でしょうか、左にずれたのを結構大きく右に修正しています。
さて、ミニマムです。ミニマムに近づくと降下率が落ちるので高度がやや上がってしまいましたがほぼピッタリ滑走路の延長線上に乗っています。風もあるのに大したものです。
X-Planeではミニマムの位置でこのように見えます。
ちょっと高いですがこのまま着陸します。
滑走路の先のほうで止まりました。
ということで、RNPアプローチをPSXはちゃんとコースどおりに飛んでくれます。正確なフライトを、ということではPSXとX-Planeの組み合わせが一番良いかもしれません。
(おわり)
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