X-Plane11に季節ごとのシナリーを表現するTerraMaxx、天気はASXPを組み合わせて冬のロシアを飛んでみます。詳しくは次の投稿にして、まずは冬のロシアの風景を紹介します。
ロシアに限らず欧州の冬は寒くうっとおしく、雲が低くて雨や雪がよく降り、視程が低くてILSのカテゴリー3で着陸することもしばしばです。
下の写真はモスクワの国内線用ドモジェドヴォ空港の冬です。一面真っ白の真冬のシナリーはとてもきれいです。
冬の日に駐機していた機体です。機体に雪が吹き付け、風防に霜がびっしりついています。機体は次回詳しく紹介するX-Plane11のB737-800X ZIBOです。この機体は以前、デフォルトのB737-800の改良版として紹介したことがあります。その後もどんどん改良を重ねて今やX-Plane11のB737で最も優秀な機体かもしれません。全部無料です!
霜の降りた風防を機内から見るとこんな感じです。
よく見ると外の景色がわずかに見えます。
白い波のように見えるのが風と共に降る雪です。これがX-Plane11の吹雪です。ちょっとリアリティーに欠けるところがありますが...。
雪が降ってくると風防にこのように雪が付きます。
この機体には除氷・防氷の設備があります。
作業をしているところです。
X-Planeのプラグインに着氷のチェックと防氷・除氷を行うものがあります。ユニバーサル・デアイス・ツールです。雪の激しいところではランプと滑走路入り口の2か所に防氷・除氷装置があります。激しい雪だったり処理液に有効時間があるため、どうしても着陸直前に作業を行わなければならないことがあります。このプラグインで着氷の状態のチェックと防氷・除氷作業が行えます。下のケースは着氷なしです。
吹雪のなかの離陸はこんな感じです。ワイパーを動かすとそこだけ雪が積もりません。ワイパーは速度を変えられます。
離陸するとすぐ地上が見えなくなります。視程が低い場合は離陸時の代替着陸空港を指定しなければならなくなります。
上空の黒い雨雲のなかに入っていくところです。
大抵雲は低く、雲の上に出るとよく晴れています。
まさに雲海の上を飛びます。
薄雲が広がると次第に天地がわからなくなります。
これは雨雲のなかに降りていくときです。
上空から見た雪のモスクワ市内です。早朝の赤い朝日がさしているところです。きれいです。
雲上で日の出を迎えたところです。
雲も赤くなっています。
地上近くの日の出です。
薄曇りのなかを空港に近づいていきます。
冬の景色はなかなかきれいですし、フライトも楽しいものです。
(おわり)