四方山雑氣帳

日常の出来事や思考、氣付きなどを雑多(よもやま)に書き込むブログ。

一年点検のはずが・・・

2012年01月24日 | 建築・デザイン
昨日は、2010年末に完成した練馬S邸の一年点検にお邪魔しました。
(Sさんのお仕事がら、年末はお忙しいので年明けにしました)

竣工時の食事会に呼んでいただいた際は、車で行って酒を飲まなかったので、
今回は電車でくるようにとのご指示が出ましたので、公共交通機関を利用して
伺いました。
湘南新宿ライナーにて新宿まで出て、都営大江戸線に乗り換え終点まで行き、
そこから循環バス・・・・・
ちょっと遠かった・・・・・でも予定どおりに到着できました。

久しぶりにお会いしたSさんご夫妻と建設会社社長Oさんが、
お元気そうでなによりでした。

早速、Oさんと建物を点検させていただきました。

竣工後からOさんがこまめに対応してくれていたので、
大きな問題はありませんでしたが、昨年の東日本大震災の揺れによる
漆喰壁のヒビ割れが2,3ヶ所出ていました。

大壁(柱が見えない壁)での漆喰塗なので、ボードのジョイント部分での
割れが多く出ているのではと心配していましたが、その程度でほっとしています。

施工中に、割れのことを左官職人のSさんに聞いた際に、「下塗りも入れて6ミリ以上
塗っているのでそうそう割れることはない」と言っていたのが実証された感じです。

一まわり見せていただきましたが、飾られている蒐集品(骨董)の博物館か
美術館にいるような感じになりました。
(入館料を払わなくていいのか)

ご夫妻が楽しんで住んでくださっているのが、またまたよーく感じられました。

一通り点検が済んだ後は、昼食をごちそうになりました。

ワラスサと黄土を入れた漆喰で壁天井を塗りまわした、骨董品が品よく展示された
和室にて、奥様が用意してくださったおいしい料理とお酒をいただきました。

たぶんあの空間に入れるのはごく限られた一部の人だけです・・・・
(最高に贅沢な気分だ)

Sさんご主人は日本酒がお好きで、珍しいあまり手に入らない貴重な酒を
飲ませていただきましたが、なにぶん私は日本酒が不得手なものですから、
もっぱらOさんに飲んでもらいました。

酒の話や趣味の話、Sさんのお話はとても面白いです。

本の話になったとき、日本原住民の歴史のことが共通点として出た時には、
私にその方面の興味があることに驚かれていました・・・・
(フフフ、日本の歴史のウラに興味があるのです)

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、3時過ぎにはおいとましました。
帰りにはお土産まで持たせていただいて・・・・・もう恐縮するばかりです。

Sさんもおっしゃっておられましたが、
人との出会いはどこでどうなるかわかりません・・・・・・
出会いって不思議です。

私に設計を依頼してよかった、Oさんに工事を任せてよかったと、
そう言っていただけるだけで感激なのに、こうして快くもてなしてくださって・・・・
ほんとうにうれしです。

帰りがけにSさんが「またやりましょう」と声をかけてくださいました。

一年点検に伺ったのに、なぜか親戚の家に飲み食いしに行った・・・・・そんな感じ。
ありがたい!

Sさんご夫妻、ほんとうにありがとうございました。


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