四方山雑氣帳

日常の出来事や思考、氣付きなどを雑多(よもやま)に書き込むブログ。

勉強会

2009年02月23日 | Weblog
昨日の日曜日は、midさんと墨田区両国にあります
江戸東京博物館に行ってきました。

そこの1階学習室で行われた「日本の廃村の現状とこれから」
という勉強会に出席してきました。

これはmidさんの興味のある分野です。

で、ボクも面白そうなのでお供してきました。

廃墟マニアの写真集が出ているのは知っていましたが、
日本全国の廃村を調査して研究されている人たちがいることは
今回はじめて知りました。
(廃墟ではなく廃村)

廃村は、その経緯(地域状況)から大きく七つに分類できるとのこと。
講義は写真映像を中心に、どうして廃村になってしまったかの考察が
述べられていました。

現代建築、神社仏閣などの歴史的建造物、民家などを見て廻る人たちは
大勢いますが、廃村を調べて訪ね歩く人たちがいるのには驚きです。
民俗学?住居学?

研究者は、現代の生活がなくしてしまった大事なものがそこにはあって、
その大切さに気付き、心動かされたから訪ね歩いていられるのかも・・・・

さて、midさんはすご~く興味はあるけれど、
絶対にひとりではそんな場所に行けないそうです・・・・弱っちいのです。

ボクは、どうして人里離れたそんな場所に隠れるように定住することに
なったかという民族古代史に興味があります。
(今回の勉強会ではまったくその方面での考察はありませんでした。残念)

祝・増刷

2009年02月20日 | Weblog
昨年の10月にリリースしたCD「越後組曲」を
新たに1000枚増刷しました。

リリースしてからまだ4ヵ月した経っていないのです!

ピアノの木村秀子さんによると、
JAZZで1000枚の販売はすごいことだとか・・・

新潟県中越大震災復興応援の「ひこばえ展」の企画として
生まれた「越後組曲」・・・・・
多くの方たちとの出逢いがあり具現化しました。

ボクは、今でもほとんど毎日聴いています。
ほんと名曲です。

さて、来週の土曜日はたまりBarです。
今月で丸2年が経ち、来月からは3年目に突入。
つちむら音楽工房土村和史さん木村秀子さん
これからも素晴らしい演奏をお願いいたします。

そういえば、「越後組曲」の取材に朝日新聞の記者が
取材に来られるとか・・・・・

まだまだ広がりますよ~

図面とは

2009年02月16日 | 建築・デザイン
今日は、図面について。

100分の1で骨格がある程度決まったら、
今度は50分の1という倍の大きさに
スケールアップして、いろんなことを検討していきます。

最初から完成図面なんてのは出来ません。

文章でいえば推敲を重ねるということでしょう。

お世話になった先生にも、
一度貼った図面は間単にはがずことなく、どんどん描いたり
消したりしながら進めていくようにと教えていただきました。
(最初の線を描くときは緊張する)

図面は細部がある程度決まっていないと描き進めてはいけません。
だから、検討箇所ごとにその上から新たにトレッシングペーパーを重ねて
描いたり、スケッチブックやセクションペーパーにと、あれこれ手を動かします。

断面図などは、一つの切り口面に手前や向こう側にある情報も描き込みます。
ここで配管のルートや階段と天井の高さなど、高さ方向のプロポーション等
を検討します。

製図版を2台使い、平面図と断面図を一緒に描き進めて
いろんなことを検討します。
そうすることによっていろんなアイデアや解決策が見えてきます。
製図版2台の間にイスを置いて、くるくる向きを変えながらやっています。
(このときが一番楽しいかも)

今月のある建築雑誌に、日本が誇るある建築家が、
「事務所で建築の図面とは何だろうというような、基本的なことを
考える機会を月に1回つくっているんです。」
「それは図面があまりにもひどいから。ひどいというか描けなし、
寸法も入れられない人がいる。」と言っていました。

そして、その原因として、
「伝える相手がいる意識が全然ない。サービス精神がない。
非常にまずいことだと思います。」
と今の若い人たちに警鐘をならしていらっしゃいました。

ボクには、若い人との関わりがないので(人がいない)、
なんとも言えませんが、このコラムを読んでやっぱりなぁという
感慨を持ちました。

たぶん、CADで作図していたら、建築が自分を通した
肉体化したものにはならないのではないでしょうか。

昔は先輩たちの図面を見ては驚嘆し、あんな風に描けるようになりたいと
思ったものです。

先輩の図面で一番驚いたのは(感嘆したのは)、図面の納まりで
決めかねていたり、現場の意見が聞きたいところに、えんぴつで薄く
「ここは悩んでいます。」みたいなことを描き込んでいたことです。
人間は迷いがあり、即決できないことがあるものです。だから、相手に
こちらの考えを理解してほしい、伝えたいという表れです。
(ボクは今でも図中にメモ書きしています。手書きだからいいのです)

ボクも出来上がったものが同じであれば、CADは能率もよく、
情報のやり取りなどの点でもいいのではないかと考えます。

なんでもそうですが、便利になる前のことを経験した人たちが
機器を使うのはいいと思うのですが、最初から簡単(楽)なことを
覚えたらただ道具に使われてしまうだけではないでしょうか。

最近驚いたのは、3次元CADを使っている人が言っていたことですが、
プランニングがちょっと複雑で、自動的に屋根の形まで考えてくれる
ソフトなのに、出来なかったとのこと・・・・・・ん?最初言っていることが不明。

全部自分で考えるのが設計だと思っているボクには、
目の玉がでるほど驚いた!
一般的なこだわらない建物は、そんな風に出来ていたのか・・・・・

ボクには、CADは清書感覚です。はい。(使えないけどね

素晴らしい演奏でした

2009年02月11日 | Weblog
昨日、関内のライブハウスLittle Johnへ
トーマス・ウォルバムさんと木村秀子さんの
ツインピアノライブを聴きに、町内のIさんと
midさんの3人で行きました。

複数台のピアノ演奏というのを初めて聴きましたが、
とても厚みがあり聴き応えがありました。

二人の息のあった演奏に拍手喝采!

開場には、たまりBarの常連さん方も聴きにこられていて、
こちらもうれしくなりました。

Iさんはボトル買いしたバーボンで水割りを作り、
いつものように皆さんに振舞っていました。
そして、水割りを届けに開場内を突っ切っていました・・・・・・

いやぁ~楽しかった!

トーマスさんの来日中のライブは本日もありますので、
お近くの方は是非、聴きに行かれてはいかがでしょうか。

出会いに感謝

2009年02月09日 | Weblog
本当に1ヶ月はあっという間です。
今日、今月の音Cafeがありました。

今月は弦楽アンサンブル・リーリエ
(バイオリン、ビオラ、ピアノ)さんでした。
クラッシックだけではなく、親しみやすい映画曲、歌謡曲など
幅広く選曲されておりました。

美しい音色と素晴らしい演奏にお客様も大変満足のご様子でした。

しかし、この狭い会場に30人も及ぶお客様!
急きょお茶を飲むためのテーブルを片付け、コンサート形式のように
イスを並び替えて対応いたしました。

演奏者の方から「ここは本当によい空間ですね」と言っていただき、
コーディネートしてくださっているFさんからは「ここは音がとてもいい」
とお褒めのお言葉を頂戴いたしました。

リ-リエさんありがとうございました。またお願いいたします。
さて来月は、篠笛とピアノのデュオです。
お楽しみに。

話変わって、
先週の土曜日に大工のAさんと築130年の民家を改築させて
いただいたO邸と西区のM邸に久しぶりにお邪魔いたしました。

その際にO様にもM様にも「あなたに頼んでよかった」との
お言葉をいただきました。

うっ・・・うれしい!そういっていただいて、本当にうれしい!
自分が人のお役に立てることが・・・・身を震わせる。

必要としてくださる方に出会わせていただけることに、感謝!

見つかってよかったけれど・・・

2009年02月03日 | Weblog
最近、構造家のIさんからあることを教えていただいたので、
自分でも手持ちの資料で調べてみたら、まさしくその通りだった・・・・・
と、えらく納得したはずなのに、昨日、再確認のためその資料を
探したが見つからない・・・・

たぶんこれだろうと、それらしいもの数冊をチェック!
しかし、自分で読んで確認し納得したあの文面はどこにもないではないか。

いやそんなはずはない。
Iさんから教えてもらった情報はほんとなのだから・・・・
いろんな関連ページをめくった・・・・が、ない。

ボクはよく、デジャヴュ(既視感)を見ます。
それも現場なんかのことをよく見ます。
自分を含めた状況を高い視点から見ているのです。

だからだんだんと、今回の読んだと思った資料の文面を見ている
デジャヴュだったのか?などと思い始めてしまった。
midさんには、「本当にIさんから聞いたの?」と疑われる始末。

そして昨日は、摩訶不思議な気分のまま一日が終わってしまった。

さて、絶対に読んだという現実感に、もう一度今日、探してみた。

ここにはないだろうなぁと本棚をながめて、これは?と思われる本を
手に取ると、なんと!ご丁寧にそのページを折ってあるではありませんか!

「おーっ!これこれ」と発見に安堵のため息。
(デジャヴュではありませんでした)

でも、これを見たんだったか思い出せないんだよねぇ。
このごろ、物忘れもするし・・・・・・・・これって老化?