四方山雑氣帳

日常の出来事や思考、氣付きなどを雑多(よもやま)に書き込むブログ。

越後組曲in十日町2

2008年10月29日 | Weblog
今朝、小千谷の家からFAXが来た。

すごい!すごいぞ!
またまた今日の新潟日報に記事が掲載された。

先週の22日(水)の十日町でのコンサートのことが
カラー写真でデカデカと出ている。
(FAXなのでもちろん手元にあるのはモノクロだが)

「復興応援ジャズ響く」と大見出し。
土村和史さん、木村秀子さんはもちろん、お客さんも写っている
とてもよい写真だ。
記事も細かく書かれている。(年齢までも・・・・)

ほんとうにありがたい!感謝。
このコンサートを企画してくださった版画家尾身伝吉さん、場所を提供
してくださった日本料理まえじまさん、新潟日報のWさん、十日町の皆様、
ありがとうございました。

先週のたまりBarで、ベースの和さんの母上に、
十日町での様子を伝えたところ、ボクらのお陰でと感謝の言葉を
いただきましたが、「きっかけはそうであったとしても、
2人の能力と人柄、そして周りで支えてくださる多くの方がたの
お陰ですよ」とお話させていただいた。

人の和、縁(えにし)の大切さを日々痛感している・・・・
(まだまだ、精進せねば)

新潟の皆さん、また絶対に行きますので、どうぞよろしく!
オファーがあれば喜んで参上いたします。

そういえば先週の土曜日には、新潟県のBSNラジオの
朝の番組で、越後組曲の「Revival」が流れていたと
尾身さんから電話があったっけ。すごいね。
ゆっくりと波紋のように広がってくれたら幸せです。

無難とは

2008年10月28日 | 建築・デザイン
昨日、練馬のSさんご夫妻と計画の打合せ。

Sさんの家は、店舗併用住宅なので一般住宅とは少々異なる。
生活と仕事が同等同一なので、一般解にはならない。

またご趣味の民具などの収集品の置き場所、収蔵なども
合わせて考えなければならない。

たたき台を前に、Sさんに「何かご希望は?」と質問すると
「特にない」とのこと。
あるのだろうが、「期待して任せますよ」と聞こえた。ふ~む

自分のために創るのではなく、力を抜いて、もっているものを発揮すれば
おのずとよいものが出来ると、このごろ(歳をとって)思っている。

最近、どなたかが言っていた、
「雑誌に出ている建物は、デザイン面が前に出すぎて、
ゆとりがなくて息が詰まる」と。

物事には「ゆるさ」が必要です。
それはだらしのない「ゆるみ」ではありません。

本来の「ゆるみ」は、すべてをやりきった(考えきった、力を入れた)のち、
ふっと自然に力を抜いた感覚です。
自然体。

自然体は、なかなか難しい。
自然体でいられたらなんといいことか。

無難なものとは、
自然体で、難しいことをそんな風に感じさせない、
飽きの来ないものをいうのではないでしょうか。

だから無難は難しい。

越後組曲in十日町

2008年10月24日 | Weblog
22日(水)午後6時半より新潟県十日町の
版画家の尾身伝吉さんが企画してくださった
「越後組曲2008秋のありがとうコンサート」
が十日町でありました。

もちろんベース土村和史さんピアノ木村秀子さんの
デュオによる演奏で、場所は十日町の本町にある
日本料理店「まえじま」さんの2階大広間(50畳)。

座敷なのでお客さんはもちろん畳に座布団敷き、
うまい酒と料理を食べながら演奏を聴きます。
座敷でのコンサートもいいものですね。(料理がうまかった)

「まえじま」さんでは時折このように大広間でコンサートを
開催されているようです。

大地震発生の23日の1日前ということと、ひこばえ展から生まれた
横浜発のCD越後組曲が演奏されるということで、新潟日報、十日町新聞社
の記者さんが取材にきてくださいました。

開場には村上堆朱の小田さんも村上から駆けつけてくださり、
1年ぶりの再会に皆で喜び合いました。(ありがとう小田さん)

十日町のお客様は、我々を暖かくむかえてくださり、
演奏を楽しんでくださっていました。
彼らの演奏している姿を誇らしく思った。

コンサート終了後の階段ホールでのサイン会の際、何人かの方が、
「Snow Scape」(越後組曲に収録)に「雪の情景を感じてほんとうに
良い曲だったです」と感想を述べてくださり、
それを聞いてほんと~うにうれしかった!(ボクが作ったんじゃないけど)

十日町には、「ジャズ共和国」(ジャズ通では有名らしい)があり、
著名な方々が数多く演奏にきているとか。
今回、そのジャズ共和国の関係者が、多数来てくださり彼らの
演奏を聴いてくださいました。(今度本国でという声もあった)

また、小千谷からmidさんの両親も来てくださり感謝。
楽しんでいただけた様子でなによりでした。

二次会では地元のジャズファンたちが残ってくださって大盛り上がり。
木村秀子さんは両手に!日本酒のグラスを持って満面の笑み・・・・・

その晩は小千谷の両親の家に4人泊めていただきました。
翌日は小出にある早津さんのギャラリーにお邪魔して、
来月のひこばえ展での展示作品をお借りしてきました。
和さんに車に積み込む作業を手伝ってもらって助かった。
(しかし、帰りの車中は楽器と荷物でギュウギュウ詰めだったね)

今回の新潟行きは、越後組曲をもって帰るという高揚感と
旅行気分が入り混じったとても楽しいものでした。

多くの方のご縁とご支援がなければ、このようなことは現実と
ならなかった・・・・ほんとうにありがとうございました。

今度は新潟県の各所をまわるキャラバン隊として行くことになると
いいなぁとmidさんと考えています。(妄想?)

ところで、なんでお前までついて行くのかって?

「それは敏腕マネージャーだからです・・・・・」

<追記>
明日は、恒例のたまりBarが19:00よりあります。
今月リリースした越後組曲のリリースパーティ?で、ドラムの代わりに
パーカッショニストの伊波さんが参加します。乞うご期待!

越後組曲

2008年10月21日 | Weblog
今朝、新潟県最大手の新聞、新潟日報の切り抜きのFAXが、
小千谷のmidさんの実家から送られてきた。

先日、取材をしていただいたものが第一面の「日報抄」という
コラムにあった。

「日報抄」は、「天声人語」、「編集手帳」と同じで、
その社を代表する枠(コラム)とのこと。

記事には、越後組曲のこと、中越ひこばえ展のことなどが
どのようにして出来、始まったかが、簡潔に分かりやすく書かれている。

末尾に「新潟を応援する新しい芽吹きがうれしい。」とあり、
新潟日報のWさんの気持ちに感謝の思いでいっぱいになった。

「ひこばえ」とは、木の切り株から出る新しい芽のこと。
地震発生から4年、今年で4回目となった「ひこばえ展」、
最初はどうなるかと不安ではあったが、多くの方々の心に
支えられ続けてくることができた。

これからも出来ることを気張らずにやっていきたい。

さて、日報抄にも書いてありましたが、
明日22日(水)、十日町市にある「まえじま」において、
越後組曲のライブがあります。
もちろん土村和史さん、木村秀子さんの演奏です。
お近くの方には、是非、聴きにきていただけたら幸いです。

日本料理まえじま連絡先:025-752-3433
チャージ+ワンドリンク付 ¥2,000
開場午後6:00 開演午後6:30

JazzLIVE

2008年10月20日 | Weblog
ひこばえ展の中休み、昨日の日曜日、
我ギャラリーでJazzのコンサートがありました。

たまりBarでおなじみのベーシスト土村和史さんと
デンマークから来日中の俊英ピアニスト、
トーマス・ウォルバムさんとのデュオ。

横浜、東京をツアーで回っているうちの一ヶ所として
当所でも開催されました。

いや~!ほんとによいコンサートでした。
繊細且つダイナミックな2人の演奏は観客の皆さんを魅了していました。

14:00からの部と18:00からの部、両方とも満員御礼。

最後のアンコールで、木村秀子さんとのピアノ連弾には、拍手喝采でした。
2人の位置を交互に入替えながらの演奏にはエキサイトした。
Iさんなんか立ち上がって聴いて(観て)いたっけ。

トーマスさんは優しい穏やかな性格の紳士でした。
(いつものことだが、英語が話せたらなぁとつくづく感じた)

ベースの和さんには、I君という弟子がいるのですが、
彼は人を愉快にさせる豊かな能力の持ち主で、みんなを楽しませてくれます。
しかし昨日の打ち上げのときのパフォーマンスは傑作だったなぁ・・・・

静かな広がり

2008年10月14日 | Weblog
中越ひこばえ展の尾身伝吉木版画展は、日曜日に終了しました。
多くのお客様にお出でいただき1週間があっという間に経ちました。
ありがとうございました。
しかし、尾身さんが帰ってしまい祭りの後の寂しさが漂っています・・・・
尾身さん今年もありがとう!来年もよろしくお願いします。

さて、尾身さんがいらした先週の土曜日に、我事務所で企画制作したCD
「越後組曲」についての取材に、新潟日報のWさんがいらっしゃいました。
新潟日報は新潟県で一番読まれている新聞だそうです。
(そういえば、小千谷の家も新潟日報だった)

遠路はるばる新潟市からお越しいただきありがたいです。
取材はmidさんが対応。
Wさん曰く、電話で済ませることもできたけれど、建築に興味があるので
どのような場所でひこばえ展が行われているのか、うちの建物を観てみた
かったので無理をしてやってこられたとのこと。

取材してくださったものは、震災のあった23日より前に、紙面に
載せてくださるとのことでした。楽しみです。

今月リリースした「越後組曲」、静かな流れで広がっている感じです。
もちろん、尾身さんの期間中も販売していました。
どのような経緯でこのCDが出来上がったのか、コメントを出しておいたら、
「それじゃ買おう!」という方もいましたし、ジャケットの良さと会場で
流していた曲を聴いて求めてくださった方もいます。

この越後組曲は、観てよし、聴いてよしと大変素晴らしい出来です。
(うちの子はかわいい!というひいき目と同じか?)
聴かないときは、ジャケットを立て掛けて置くのも絵になります。
ボクらは、ジャケットを観ながら聴いて、感動していますが・・・・・

爆発的に売れるなんてぇのは考えていませんが、ジワ~っと広がって
くれたら本望です。

2曲目の「urushi」のきっかけとなった村上堆朱の小田さんは、
村上でバンバン?販売してくれています。
いったいどんなセールストークなのか聞いてみたい・・・・・(様子はわかる)

ジャケットデザインして思うのは、やっぱりポスターなどの
平面デザインもおもしろいし楽しい。
なんせ建築の勉強をやる前は、イラストや商業デザインの
勉強をしていたんだもんね。

常々、自分の能力は、『調和・構成力』にあると思っています。

そんで、とあるところから、お店のロゴマークを考えて欲しいという
依頼があり今デザイン中です。

<追記>
越後組曲の作曲者でピアニストの木村秀子さんのブログでもCDの
事を書いていますから、ご興味のある方どうぞ。

名が体を表すように

2008年10月09日 | Weblog
現在、事務所では、中越ひこばえ展2008の
尾身伝吉版画展の真っ最中です。

最寄駅から離れているこの場所まで足を運んでいただき
本当に感謝でいっぱいです。
もちろん尾身さんの作品を観にいらしてくださっているのですが、
なかには「この場が好きで」といってくださる方もいて本当にうれしい!

来ていただいたお客様が、うちの事務所名の意味、由来などを
たびたび尋ねられるので、カクカク、シカジカと説明させていただきます。
すると、皆さん「へ~っ素晴らしい」と感嘆されます。

日常の中、流されていると、初期の志の輪郭がぼやけてきます。
そんなとき尋ねられ説明するたび、「そうだった、そうだった」
ポンと掌(たなごころ)を打ち我に返ります。

体が名に恥じないよう、もっともっと精進しなければなんねぇな!

<追記>
明日から日曜日の最終まで、尾身さんがいてくださいます。
版画、ステンシルの摺り体験がありますので、ご興味のある方、
尾身さんとお話になりたい方、是非、お越し下さい。

ひこばえ展が始まるよ

2008年10月02日 | Weblog
なんともう10月!
いよいよ、あさっての4日(土)から「ひこばえ展」が始まります。

今日、尾身伝吉さんの版画の展示作業をあらかた終えました。
残りは明日尾身さんから届くものと合わせて行います。
(足りないものがあるとイヤなので、前日のみの作業はしません)

この展示作業、建築設計では味わえない楽しさがあります。

物の配置や展示は「しつらい」として、美的感覚が問われます。
全体を構成させるバランス感覚が重要です。
音楽でいえば編曲、印刷物では編集。

ボクは昔から、建築設計は編集作業だと認識しています。
ある条件をもとに、多種多様なエレメントを繋ぎ合わせて
調和させ、まとめ上げるのだからだから・・・・

いつか美術館の展示計画もやってみたいなぁ~
もちろん美術館そのものも創りたい!
誰か・・・・つ・く・ら・せ・て

ボクの周りには将来有望な作家が大勢いるので、期待大!?

あっ!それから待望のCD「越後組曲」出来上がってきました。
まぁ、これが美しいジャケットに素晴らしい曲
今日も聴きながら作業していました。

CDジャケットに使われた尾身さんの作品が今回展示されます。
お楽しみに!