四方山雑氣帳

日常の出来事や思考、氣付きなどを雑多(よもやま)に書き込むブログ。

日本で起こることは世界で起こる

2011年06月22日 | Weblog
アメリカ合衆国、ネブラスカ州ミズーリ川沿いの原発が非常事態になっているそうだ。
大雨による増水、河川の氾濫が原発を直撃したそうです。

まったくニュースに出てこないのは、報道管制が敷かれているようです。

こんなニュースが流れたら原子力推進派はもう絶対に国民の理解など
得られないでしょうね。

今日は、久しぶりの快晴、洗濯日和。
いやぁ~それにしても暑かった!ムシムシした!
気温も30°を超えたかな?

東電の節電キャンペーンは、脅迫の何ものでもない。
ここを読みにこられいる方はもう先刻ご承知のように、原発が動かなくても
今ある既存の発電設備で十二分に賄えるのです。

ある有識者が、「エアコン使うため原発利用か、安全のためにエアコンを使わないか
どちらをとるか」などとトンチンかなことを書いていましたが、勉強不足としか
いいようがありませんな・・・・

熱中症になって体調を崩してしまっては元も子もないです。
無駄をしてはいけませんが、何も恐れずに利用すればいいではないですか。

みんなの意識が変わって、以前のように電気を利用しよう、贅沢に暮らそう
なんて人はまったくとはいいませんが、いなくなったのではないでしょうか?

関西電力が大阪府に15%節電要請して、橋下知事に「なんの根拠があって」と
一蹴されていましたね。
そういうことです。

そうそう、それから、地上デジタル放送ですが・・・・
あっ、また長くなるので、その話は次回とします。


先週の18日(土)に横浜で、広瀬隆さんの講演会があったそうです。
YouTubeで見れます。
知っていれば聞きにいきたかったなぁ。残念

久々の読書三昧

2011年06月20日 | 建築・デザイン
梅雨のうっとうしいのはしょうがないので、受け入れて流していきましょう!
でも、なんか首筋がこわばってすっきりしないのは、イヤだなぁ~

昨日は久しぶりになんにもないOFFでした。
で、朝から読書三昧。

ベーシスト土村和史氏からお借りした本を読了。
佐藤栄佐久著『知事抹殺』つくられた福島県汚職事件 
帯には「福島原発事故の元凶」とあります。

原発マフィア、霞ヶ関官僚の原発推進派に陥れられた実情を訴えた
ノンフィクション作品です。

佐藤知事が検察に捕まってしまってからの話はどこかで読んだことがあるような・・・
そう、外交官佐藤優氏の『国家の罠』に出てくる検察とのやり取りが
もうそのまま展開されています。

佐藤元知事も書いていますが、これは“国策捜査”以外の何ものでもない。
邪魔者は排除ということで、はめられたわけです・・・・・

この本では、原発に関する東電の情報隠しや管理のずさんさ、政治と原発における
金の問題等などがよく分かります。

文章も平易で読み易い本でした。
ご興味をもたれた方、お奨めです。

原発事故処理、国策捜査、冤罪事件・・・・
国が、国民を守るということはないということがよく分かります。

明治新政府がつくった太政官制度(古代日本の律令制)は、官僚が統治するという
システムのこと。
「知らしぬべからず。寄らしめるべし」
(原発の事故状況を隠蔽し、今すぐどうということはないと言っているのもそう)
戦後66年経ってもなんら変わりがないのです。

詳しくは、これまた国家の罠にはめられた政治経済学者の植草一秀氏の
『日本の独立』を読んでみるといいいでしょう。


さて、話変わって。
先週の土曜日は、瀬谷区Oさんご夫妻とたたき台での打合せをさせていただきました。

前回書きましたが、どうしたら楽しく家族が生活できるのか・・・と
あーでもない、こーでもないと考えてこれがいいと思えるプランをお持ちしました。

Oさんご夫妻、とても喜んで気に入ってくださいました・・・しかし、
「99%いいのですが、玄関ドアを東面に設けてほしいのですが・・・・・」と奥様。

「うっ!」となりましたが、理由を聞くとご親族の助言だそうです。

お見せしたプランになるまでにもちろん東面に玄関ドアも考えましたが、
ある使い勝手を両立させようとすると北面にもってきた方がベストだったので、
あえてそうした次第でした。

私は、大事なところを押えておけば、なにも固執することはないので、
なにごとも円満に治まるように柔軟に配慮するように心がけております。
(大丈夫ですよ!Oさん)

10年以上前の鎌倉のSさんの住宅計画でのお話。
Sさんの土地は、南面に道路があるとてもよい敷地でしたが、方角としては
真南より若干西に傾いていました。

Sさん「風水では、玄関ドアが真南に向いていた方がいいので、
ドアだけ真南に向けてくれ」と言うではありませんか・・・・

Sさんにとって良いことだったのかは忘れましたが、「へい合点承知」と
本当にドアだけ真南に向けました。

外観上はドアが平らな壁面に、なんでへこんでいるの?それも平行にじゃなくて
右側だけ押し込んだみたいに・・・・という感じです。

でも、これ結構いいのですよ。アクセントになってるし、ドアの開閉時のポーチ
との兼ね合いなど・・・・・やってみるものですね。

あと火が燃えるもの(ガス給湯器付風呂釜)は北面の真ん中にもって来る・・・・
だったかな?

Sさん家では、midさんと二人でまだ全然認知されていなかった
ドイツのオスモカラーを塗って「これでオスモ渡り職人になれるね」なんて
言っていたこともあったけ・・・・あー懐かしい。

だから全然へっちゃらですよOさん!

あっ話題が二つだっら二回に分ければ次回のネタにこまらなかったのに・・・・・

勝負は工夫で

2011年06月10日 | 建築・デザイン
あらあら、だいぶご無沙汰してしまいました。
申し訳ありません。

只今、当ギャラリーでは、くらしの木工3人展が開催中です。
昨年のひこばえ展での樫木工房さん(新潟三条)の個展でもそうでしたが、
うちのスペースは室内の仕上げとの関係から木のモノがよく合います。
今回もよくマッチしております。


さて、只今計画中の建物について。

30代のOさん夫妻と男女2人づつの子供、計6人が生き生きと暮らせる家・・・・

土地を取得したので建物にかけられる金額が限られている・・・・
(今まで経験がないローコスト住宅)

子供が4人もいる(日本の将来のためにはとてもよい)コンパクトな住宅は、
紋切り型のプランニングでは解決しない。

お金がないから、小さい家で、間取りも普通で、
夢(生活の楽しさ)が無いのは当たり前・・・・・なんてのはあまりにも悲しすぎる。

コストを抑えるには、平面と立面(姿)では凹凸を作らず、
長方形のプランと単純な屋根形状にするのが最大のポイント。

それではありきたりのそこいらにある普通の建売と同じでないか・・・
(今の建売はデザインの意味を履き違えている)

さにあらず、意図的にそう作るのだから、間取りの工夫や各部の寸法、
見え方やバランスに十分配慮し、端正になるように造るのです。

このご夫妻は、住宅を造るときには私にお願いしたいと、何年も前から
土地を探されていて、やっと希望の場所に地所を求めることができたのです。

設計料を払う分を設備品にあてたいと考える人が多い中、
自分たちの夢をかなえて欲しいと頼ってこられたのだから
こんなにうれしいことなない。

その夢をかなえるためにも、普段は使わない既成の住宅健材品を使用してでも、
なんとか収めみせようじゃないかと意気込んでいます。

で、今回は設計の段階からコスト調整をするために、
O工務店さんの力を借りることにしました。
(早速、昨日打合せをした)

来週、施主Oさんとの打合せがあります。
気に入っていただけるといいのですが・・・・