吾郎さんのお陰で、
kanayumiさんも観たことがあると前述されていた
ベルディの「椿姫(LA TRAVIATA)」を観る事ができました。
LA TRAVIATAって『堕落した女』という意味だったんですね。。
主人公のヴィオレッタは、高級娼婦です。
パトロンとの生活を辞めて、
若い青年アルフレードとの愛に生きるのですが、
幸せも束の間、引き裂かれてしまいます。
そして、肺結核で亡くなってしまいます。。
やはり、ステータス症候群のマーモットさんの説が‥。
舞台は1850年代のパリ近郊。
ヴィオレッタには、身よりがありません。
病気になってしまったので、収入も、きっとないでしょう。
それでも、病床で自分のなけなしのお金の半分を
貧しい人たちにあげて欲しいと言うような、健気で崇高な女性でした。
さて、音楽ですが、
深刻な歌詞のわりに、長調の曲が多いんです。驚き!
私としては、2幕のビオレッタとアルフレードのお父さんとのやりとりが
聴き応えがあったなあ。
アルフレードのお父さんが、「妹の縁談に差し障るから別れてくれ」と頼みに来るシーン。
ビオレッタが悩み苦しんだ末、受け入れるところが
別々の歌詞の二重唱で描かれています。
舞台美術も、とても大がかりなもので素敵でした。
大きな窓から差し込む光とか
とても綺麗~。
日本では、財政上、なかなか難しいそうです。
ヨーロッパでは、オペラは庶民的な娯楽かも知れませんが
日本では、ちょっと高級なイメージがありますもんね。
かく言う私も、もっぱらDVD鑑賞です(^^ゞ