第二次世界大戦中に美術品を独占しようとした、ドイツ(ヒトラー)から美術品を奪還するために行動した兵士たちの実話をテーマにした”ミケランジェロ・プロジェクト”をWOWOW鑑賞しました。
美術品は、先人たちから引き継いだ文化の結晶であり、失ったものは二度と取り戻すことができない!と決死の覚悟に戦地であるドイツに乗り込むのです。
ヒトラーは、自分が死んだら美術品を焼き払うように指示したくらいに、自分中心の考え方だったようです。
一方、ソ連は、ドイツの美術品を横取りして兵士たちへの報酬に充てることを画策したという、国家レベルでの自己中心的考え方。
ミケランジェロ・プロジェクトに参画したメンバは、取り戻した美術品を元の持ち主に返却するという、全体最適の考え方を持ち合わせていたのです。しかも、自分の命と引き替えにしても美術品を守るという、人類史という視点での考え方も持ち合わせていたのだから驚きです。
自分の思考や行動を振り返ることで、自分の器の大きさを知ることができる一作です。
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