ジャガー横田さんの息子さんのお受験ドキュメントが、
日テレのスッキリで放送されていて、今日が最終回でした。
かつては坂本ちゃんなどもあり、最近ではホリエモンが東大を受けるなどなど、
テレビの受験ドキュメンタリーは毎年毎年あっていますが、
芸能関係で小学生に密着したものは珍しかったように感じます。
結果の方は、塾業界の人間が見ていれば、。当然予想できる範囲でした。
普通の子が2年かそれ以上かけて受験に合わせて準備していくのに対し、
半年程度でどうにかなるとは到底考えにくいからです。
逆に、1年~半年でどうにかなってしまう子がいるとすれば(実際、ごく一部存在しますが)
それは「勉強に向いている」子どもなのだと思われます。
彼なりの努力の痕跡が見えたり、
テレビ的なビッグマウスの一方で、今後のことや親への感謝を口にしていたりと、
本人の真摯さは十二分に見えていましたので、
今後の成長に期待できるなぁ、というのが見ていた感想です。
さて、翻って佐賀の現場のことを考えてみると、
受験に対する意識は、段々と育ってきているように思えます。
実際に、こんな記事も出ていました。
中学受験熱、じわり上昇 佐賀県内の中高一貫校、県立も私立も倍率アップ
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/333041
ただし、都心や関西、あるいは福岡などの「お受験」組からすれば、
佐賀の中学受験状況は、まだまだ後進的と言わざるを得ません。
受験勉強の開始時期は全体的に遅く、多くが半年前くらいから始めていますし、
受験に対する意思決定の主体(親か子か)もほとんど子ども任せです。
早ければ小学校入学前から計画的に学習を進めていく都市部のお受験に比べると、
まだまだ浸透しきっていない要素が多いです。
お受験の目的は、大学進学を楽にする、というのが第一にあると思いますが、
私個人の意見を述べさせていただければ、お受験がなくても、
上位の大学に進学するものは、放っていても勝手に学びに向かい、成長して合格する、と思います。
せっかく山野に囲まれた場所に生まれたのですから、子供のうちは体を使って、
運動や遊びを通して学ぶべきことがたくさんあると思います。
一方で、受験をすることで得られるものもあるんだとも思います。
バランスを欠いた生活にならないようにだけは、注意してほしいと思います。
大塚
p.s. 中高一貫校受験をお考えの場合は、少なくとも小6春までに意思決定していただきたいと思います。結果を出すためにも・・・