今日授業で子どもたちが解いた小学算数の問題です。
『いま、母と子の年令の和は42才です。いまから7年後には、母の年令が子の年令の3倍になるそうです。いま、母の年令は何才ですか。』
問題文自体はそれほど長くないですが、「いま」と「7年後」の2つの時間を把握するのが難しいようです。すぐに正解にたどりつきませんでした。小学生は中学生のようにxを使った方程式を使わずに解く方法を考えなくてはいけないので大変です。
いま、母と子の年令の和は42才。7年で母も子も7才ずつ年をとるので、合わせて14才増えます。なので、7年後の母と子の年令の和は42+14で56才です。
7年後は母の年令が子の年令の3倍になるということなので、母と子の合計の56才は、子の年令の4倍となります。よって、7年後の子の年令は56÷4=14才。母はその3倍で42才ということになります。
ここで、答を42才としてしまうと間違いです。問われているのは、『いま』の母の年令で7年後の年令ではありません。『いま』の年令は42才の7年前の年令なので、正しい答は35才です。
(答)35才
こういった問題を考えるのは大変ですが、十分考えたあとわかると達成感を感じることができますよね。
そういった場に居合わせることができることを嬉しく思います。
ぜひいろいろな問題にチャレンジすることを続けてほしいと思います。
小田