専業主婦&ママ 初心者マーク

2012年兼業主婦→専業主婦に転職、2013年初めての出産。いろいろ慣れない中での新しい日々を綴っていこうと思います。

モンテ・クリスト伯/Amour de 99!!~99年の愛~ (ネタバレあり)

2013-05-27 16:40:55 | 宝塚
宙組公演「モンテ・クリスト伯/Amour de 99!!~99年の愛~」観劇してきました☆
昨年の12月以来5か月ぶりの宝塚♪
(基本ショーが好きだし、そそられる演目がなかった…)

去年テル(凰稀かなめ)さんが「嵐にしやがれ」に出演したのを見た友人が、
忘れていたキラキラがんばる気持ちを思い出した!と宝塚を観てみたくなった、とのことで、
もう一人の友人と三人で行ってみよう!となったのが…、
なんと最近引っ越した彼女、子供の運動会と日程がかぶってしまい(゜_゜)、
急きょ岩手在住の共通友人に声をかけたら、
私も見てみたかった!(彼女は「VOGUE」の記事を見て柚希さんが気になってたとか。
近頃周りで宝塚に興味な人が増えてます♪)とはるばる駆けつけてくれました!


…ということで、初観劇の友人二人と劇場へ。
今回は11列目と久々にかなり良い席。とっても舞台が見やすかったです♪

「モンテ・クリスト伯」は「三銃士」のアレクサンドル・デュマ原作で
と~っても長いらしい(「100分で名著」を途中まで見てのぞんでよかったかも)。
それを1時間半で上演するので、やっぱり相当はしょった感はあります。

現代アメリカの演劇部の学生たちが登場することで、
顧問の先生がわかりやすく解説。

あとで石田先生演出と知り、いつものパターンね、と納得。
なぜか現代人が劇中の人物と会話したりするのが???だったけど、
まぁわかりやすくはなってました。

物語の時代はナポレオンが失脚した頃、
フランスの船乗りエドモン・ダンテスは、ナポレオンの手紙を預かったことから、
彼の出世や結婚を妬む友人二人に陥れられ、
ナポレオン派として逮捕され、取り調べの検事が運悪く手紙の受け取り人の息子だったことから、
孤島の牢獄に送られ辛酸をなめる。

牢獄で出会った神父からたくさんの知識を得、財宝のありかを聞き、
やっと脱獄。

財宝を元に自分を陥れた三人と自分を裏切った婚約者に復讐を始めた時には20年の歳月が流れ、
モンテ・クリスト伯としてパリの社交界に戻ってくる…。

…というような復讐劇。

エドモン・ダンテスのテルさん
若い頃は華やかで美しく、牢獄の場面では鬼気迫る演技、
モンテ・クリスト伯となってからは抑えた初老の紳士、その内面は復讐の鬼…と
熱演でした。

婚約者のメルセデスの実咲凜音さん
なんといっても後半の母親の演技にびっくりしました。
姿勢や雰囲気などもしっかり中年女性らしく母親らしく、
母の愛の演技に泣かされました(T_T)
これからが楽しみ☆

緒月さんベルツッツィオはあたたかい人柄でぴったり。

三悪人の悠未さん、朝夏さん、蓮水さんそれぞれに悪そう。
20年後もなかなかの貫録がありました。

純矢さん、愛花さん、すみれ乃さんもそれぞれに個性的な役どころ。

ただ役や見せ場が多いので、それぞれもっとじっくり描かれれば
もっと見応えがあったのかな~と思います。

それぞれへの復讐もたぶん原作はもっと周到で複雑なのではないでしょうか?

それでもラストの畳みかけるような展開はすっごくよかった!!

かつて愛し合っていたエドモンとメルセデスが闘う場面での、
メルセデスの息子への大きな母の愛に涙し、
エドモンと息子の決闘の場面での土壇場のメルセデスの告白にびっくりし
(ってか、もっと早く言いなはれ…)。
ラストのハッピー・エンドにあぁ、本当によかったねぇ、と清々しい気分で幕。

まさか石田作品に泣かされるとは…。

復讐物って「雪之丞変化」(だいぶ古いですね。一路真輝さんの頃の作品です)の時も思いましたが、
復讐を遂げてスッキリ、っていうだけじゃやっぱり後味がよくないのかも?

この作品では神父の教えがやっと最後にエドモンにも届き、
復讐からは憎しみしか生まれないと気づき、
再び幸せに踏み出していく、ということで、
感動で終われました☆


「Amour de 99!!~99年の愛~」は
来年宝塚100周年を前にこれまでの99年のショーの名場面を
5人の演出家へのオマージュということでとりあげた作品。

どの場面もナマで見たことはありませんが、
(「華麗なる千拍子」の再演をのぞく)
よく知ってる名曲ばかり、場面も名場面集などで知っていたりするし、
演出家の紹介での写真もなつかしかったり…。

やっぱり一番印象に残ったのはテルさんのパイナップルの女王!!
その昔、高嶋兄弟の母・寿美花代さんが演じたというこの役。
脚線美、美しすぎます☆
声が高いからかごっつさとか一切感じないし。

「メモアール・ド・パリ」のパッツィの館の場面。
なつめ(大浦みずき)さん伝説の場面に改めてもう亡くなられてるということが
本当に残念で、喪失感を感じてしまいました…。

そしてフィナーレの黒燕尾は全員が一輪ずつ薔薇を持って、って素敵すぎる演出!!
心を鷲づかみされました♡

友人たちも大満足のようで、
チケット代以上に中身ぎっしりの公演内容に驚き、
「すごかったね~!」と感激しきりで、
現実世界とのギャップにとまどうほどのようでした。
よかった、よかった♪

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