電子工作をするとき、ちゃんと使えるモノにするには、ケースに収容する必要があります。ケースの加工というの結構手間暇+お金がかかるものです。ボリュームやロータリースイッチだと、ノブ(つまみ)が必要になりますが、いざ、買うとなったら・・・どれにしようかな???・・・と迷った挙句、まぁ良いかぁ・・・と手持ちのものでお茶を濁したことが何度かあります。
色や質感は、安物の3Dプリンタでは限界がありますが、形は自由に、かつ簡単に製作することができそうです。そこで、手持ちしている古い無線機(ビンテージって言うんでしょうか?)であるTRIO 599ラインのノブの形を真似て作ってみました。
Fusion360を使って形を入力しました。画面上で見ると次のようになります。ちゃんと実用できるように、セットスクリュー用の穴も開けました。M3のねじはタップで切ることにして、少し小さめの穴にしました。
3Dプリンタなので、シャフト用の穴なども最初から作り込むことができて、後加工は不要です。
3Dプリンタは、こういう小物を作るのにはうってつけだと思います。ボリュームやロータリースイッチのシャフトの径なども色々あるので、それに合わせて製作できますし、とても便利です。
写真左端のものがTX 599から取り外したオリジナルで、真ん中のが最初に作ったものです。採寸を間違えたのか、見た感じが違うので、寸法を少し変更して作り直したのが右端のものです。このように、気に入るまで寸法や形を変えて作り直すことができるのもメリットです。(ワープロで作成した文書を校正して、ごみ箱が一杯になることと似ているかも・・・これはデメリットですけど)
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