Blue Blanket

留学、永住、看護学博士取得、そして今は医学系翻訳者。暑さと虫嫌いの酒飲み女が、熱帯のケアンズでどう生きる!?

タスマニア編 最終回 Day 11~12:ブロンテパーク~ラッセルフォール国立公園~ホバート

2019-03-10 | タスマニアひとり旅





極上の星空を心ゆくまで眺めて、身も心も癒され、女ひとり旅も残すところあと1日。

気さくなロッジのおばさんに別れを告げ、ブロンテパークを出て、まずはRussel Falls National Park(ラッセルフォール国立公園)に向かいます。


この旅の間にたくさんの写真を撮りましたが、実は本当に美しい!と思った景色はほとんど写真に残せていないんです。

なぜならひとりで運転してるから


狭ーい山道の、ものすごい傾斜の坂道を登り切った瞬間、目の前にどーんと広がった湖とか

湖のど真ん中を突っ切る1車両分だけの狭い橋とか(まるで自分が湖に浮いているようでした)

森の隙間に見え隠れする、鏡のような湖とか


なんか例えが湖ばかりになっちゃったけど、

そんな光景を目にするたびに感嘆の声を上げつつ、でも車を停めるスペースもなく、目に焼き付けるように通り過ぎてきました。


そして、ブロンテパークからRussel Fallsまでの道のりがまさにそんな光景の連続でした。

帰ってきたばかりなのに、あのルートをもう一度走りたいな、という気持ちが抑えきれないくらいです。


国立公園のビジターセンターで入場料を払い、入口へ。



ジュラシックパークのような雰囲気の小道をてくてく歩きます。





あちこち立ち止まりながらゆっくり歩いても20分くらいで、ラッセルフォールに着きました。



水流は少なめ。



空気は湿っているけど澄んでいて、これがマイナスイオンかーなんて思いつつ、さらに奥へ。


さらに1時間くらいのコースがあるので、途中まで行ってみました。
駐車場は結構いっぱいだったし、ビジターセンターにもそこそこ人がいたのに、ここは誰もいません・・・




何かの巣穴のようです。



てっぺんに止まっている鳥が、なんだか「俺の木だ」とでも言ってるみたい。



時折聞こえる、鳥の鋭い鳴き声がまるで恐竜の声のような気がしてきます。




長いコースは途中で引き返して、もう1つの滝、Horseshoe Falls(ホースシュー・フォール)も見てきました。


やはり水流は少なめ。




マイナスイオンを浴びながらゆーっくり歩いて戻りました。



さあ、あとはホバートに戻って、明日のフライトに備えて荷物整理をしなければ!

実は来るときもスーツケースぱんぱんで・・・冬服と夏服両方必要、っていうのがネックですね。
移動は車なので気にせず積み込んでましたが、フライトはそうはいかないので


夕方のラッシュ前に通過できたので、ホバートの渋滞に巻き込まれることなくスムースに着きましたー。

今回はタスマンブリッジを挟んだ空港側、Belleriveという地域にお宿をとりました。

ここもまたお洒落。




キッチンも素敵!



窓やテラスから海が見えます。



そして目の前は広いビーチ。



初日に泊まったBattery Pointあたりも見渡せます。



端から端まで散歩してみたら、速足で往復45分くらいでした。





宿に戻って、テラスで旅最後のタスマニアビールを楽しみます。



あー帰りたくないなー


21時頃まで明るい、長い日照時間にもようやく慣れたのになー


などとぶつぶつ言いながら眠りにつき、あっという間に朝!



最後の最後に、曲がる道を間違えて空港とは反対の市街に向かうハイウェイに乗ってしまい、しかもそのまま渋滞に巻き込まれるというポカをやらかしましたが。

そんなこともあろうかと早めに出ておいて良かったー!


旅の良き相棒となってくれたYarisちゃんに別れを告げます。


11日間、何のトラブルもなく走り続けてくれてありがとう!

ラッキーなことに夜のうちにざざっと雨が降ったらしく、埃で茶色くなってたボディはすっかり白に戻ってました



ずっとずっと楽しみにしていたタスマニアひとり旅。

終わってしまえばあっという間でした。

今回は自分の直感に任せて、興味がわいたところ、行きたいと思ったところを中心に回ったので、タスマニアといえば○○でしょー!という観光地にはほとんど行かずじまいでした。

でもやっぱりクレイドルマウンテンは行きたかったなー。

ということで、いつか第2弾!!

を目標に、日常に戻って仕事に励みます!!



長い旅行記、もし読んでくださった方がいたら、どうもありがとう。

何かの参考になれば幸いです。



ケアンズより愛をこめて







タスマニア編 Day 10:ペンギン~ブロンテパーク

2019-03-10 | タスマニアひとり旅




タスマニアの旅もいよいよ終わりに近づいてきました。

今日は私にとってこの旅最大の冒険、Central Plateau方面へのドライブです。

山道に慣れていない上に、やや複雑なルート。
携帯もネットも通じないらしい・・・


朝から緊張気味の私の前に、こんなに美しい朝日が・・・




うん、今日はいい日になる!と確信しました


Bass Highwayを途中まで戻り、給油をした後タスマニアの中心Central Plateau方面に向かいます。

実はこの地域、2月に起きた熱波による山火事でかなりの範囲が焼けてしまいました。

そのため、今回の旅もルート変更を考えていました。

でも、山火事が収まり、泊まる予定のコテージは何とか無事で営業も続けていること、そして同じようなルートを戻るよりもやはり行ってみたい地域であったことから、決行することにしたのです。

それでも、旅行中にまたメルボルンに熱波が訪れ、タスマニアも気温が高くなったため、山火事情報と道路情報を当日ギリギリまで慎重にチェックして望みました。

当然ですが、山火事の真っただ中に突っ込んで行くようなことだけは避けたかったので・・・



デボンポート方面からの一番の近道は、舗装されていない道をひたすら南下するコースだったのですが、

その辺りはほとんど焼けてしまったため道路状況がわからず、不安だったので遠回りのコースを選びました。

そのためにちょっと複雑な道のりになってしまったのですが、Google Mapが大活躍!

事前に携帯電話とネットのカバー状況を調べたのですが、繋がりそうもなかった地域もGoogle Mapちゃんが卒なくナビをしてくれて、本当に助かりました。



さて、約4時間の道のりなので、途中で休憩と思って寄ってみたPoatinaという村・・・

地図ではガソリンスタンドが1件、カフェが1件あるようなので寄ってみたのですが、車1台、人っ子1人見えない・・・

とりあえず車を停めて外に出てみてびっくり!

・・・音がない。耳がきーーんってするくらい静か・・・


不安になってガソリンスタンドを探してみたら、ありました! 人もいました!

あーよかった。

ゴーストタウンかと思いました・・・



売店らしきところでコーヒーを飲めるか聞いたら、インスタントコーヒーしかないけど、と2ドルで淹れてくれました

激熱の熱湯コーヒーで飛び上がりましたが



そこから約30分、Mienaという村の辺りに到着。

ここは、ギリギリまで山火事が迫ったもののなんとか免れた地域です。



途中のこのホテル、地図を見た感じでは燃えてしまったのでは・・・と心配していましたが、無事だったようです。


ただし、すぐ後ろの木々は黒焦げでした。

地元の方々が集まって復興作業をしているようだったので、申し訳なくて燃えたあたりの写真は撮れませんでした。


そこから宿泊先までは舗装されていない砂利道で、ものすごい砂ぼこり。

白い車があっというまに薄茶色になりました・・・・・


駐車できる場所がなかったので写真は撮れませんでしたが、息をのむほどキレイな湖と、真っ黒こげの荒野。

一生に一度しか見られない光景だったかもしれません。



30分ほど砂利道を走ってやっと今日のお宿に到着。

2週間ほど前に電話で話した時は、ここは無事だったんだけどお客さんがみんなキャンセルしちゃってねえ・・・って残念そうに話しておられた受付のおばさん、とっても元気そうで良かった!

お客さんも少しずつ戻ってきているみたいで、私以外にも2組ほど来ているようでした。


とっても気持ちのいいコテージ。

こんな辺鄙なところにあるのに、すごくキレイで清潔なお部屋でした。








寒い地域なので、あったまるようにとお部屋にポートワインのサービスも。



テラスでビールを飲んでいたら、


こんなお客さんが。



それにしても、怖いくらい静かです。
聞こえるのは風の音だけ。

動くものが見えたので行ってみたら。



コテージの敷地内は、ずっとこんな感じです。







なんというか、完全武装の植物・・・近づいたら刺すわよ、的な。



空には雲一つないので、テラスで星を待ちます。



周りはワラビーがいっぱい。
他の動物もいるのかもしれませんが、見えませんでした。



どんどん気温が下がる中、どんどん増える星・・・

ここまで満点の星空、生まれて初めて見ました。

これだけ多いと、流れ星もどんどんみられるんですね。ひゅんひゅん流れてました・・・



風がやんで音が全くない世界で、怖いくらいの数の星・・・・



いいことばかりのタスマニアの旅でしたが、この夜が最高の時間でした。

思い残すことはない、さあ帰ろう・・・と静かに思ったのでした。



明日はRussels Falls National Parkで滝を見て、ホバートに戻ります!


タスマニア編 Day 9:ペンギン

2019-03-10 | タスマニアひとり旅




小さな町、ペンギンでの2日目。

雲は多いものの、雨は降っていないので朝の散歩に出ました。

地元の方がお世話をしているというきれいなお花。






昔は鉄道が通っていたそうで、今も線路や駅舎がそのまま残っています。



駅だった建物は、今は会議室や結婚式場として利用されているとのこと。




戻って朝食をとっているうちに、雨が降り出してしまいました。

天気が良ければStanleyまでドライブと思っていたのですが、今日は1日お休みの日にすることに決めました!



テラスでのんびりと雨のビーチを眺めた後は、毎週日曜日に開催されるというペンギンマーケットをのぞいてみることに。




小学校の跡地で行われているサンデーマーケットは、屋根があるマーケットとしてはこのあたりで最大とのこと。



なるほど、この入り口からはわかりませんが、小学校だっただけあって中は広い!
中庭のようなところでは音楽の演奏も行われてました。

お店は、リサイクル品や手芸作品、工芸品、フィギュアなど幅広いです。
地元の農産物とか海産物とかあるのかな、と思ったら食品はほとんどありませんでした・・・。

でも見て歩くだけでも楽しい!

いろんなストーンを売っているお店で、気に入った水晶を1つ購入しました



夕方、雨がやんでいたのでまた散歩。




空がピンク色になっているあたりに、薄ーく虹ができていました。






明日はいよいよタスマニアの中心部、Central Plateau方面へ。晴れますように!


タスマニア編 Day 8:ロンセストン~デボンポート~ペンギン

2019-03-10 | タスマニアひとり旅




タスマニアひとり旅ももう後半。

ロンセストンからまずはデボンポートに向かいます。
タスマニアに行くには飛行機と、もう一つメルボルンからフェリーという手段がありますが、そのフェリーが着く街です。


実はロンセストンからデボンポートに向かうBass Highway沿いには、なかなか魅力的な寄り道先がいくつかあります。

まず有名なのはラズベリーファーム・カフェですが、実はベリー系があまり好きではない私、ここはスルーで


次に通りかかるのがAshgrove Tasmanian Farm、チーズ屋さんです。

実はロンセストンで泊まったコテージの冷蔵庫に、サービスとしてビールとともにここのチーズも置いてくれていまして



これがなかなか美味しかったので、寄ってみました。

お花がとてもきれいな外観。



お店の外にはこんな感じにファンキーに彩られた牛がたくさん。



お店の中は意外にも小さいのですが、試食もいろいろできて楽しめました。
さすがにケアンズにお土産で持っていくのは難しいので、後半のおつまみ用に少しだけ購入。


Bass Highwayに戻ってさらに20分ほど走ると、今度はHouse of Anversというチョコレート屋さんがあります。


右側がカフェになっていて、奥が販売店です。


ここも販売しているのは小さなお店でしたが、カフェの奥では製造工程を見ることができ、ちょっとしたチョコレート博物館もあります。


土曜日だったので一部だけの稼働でしたが、チョコレートを作っている様子を見ることができました。
ガラスには、ご自由に撮影してください、と張り紙が。









さて、チョコレート屋さんを出てHighwayに戻ると、もうすぐにデボンポートです。

このデボンポートの先端(?)にある灯台、Mersey Bluff Lighthouseを見てみたくて車を走らせたのですが、

直前でまさかの通行止め


何かと思ったら、どうやらトライアスロンの大きな大会が行われている様子。

かなり手前のやたら大きな広場の横に、何とか車1台分の駐車スペースを確保し、とりあえず近くまで歩いて行ってみました。

交通整理のおまわりさんに聞いたところ、トライアスロンの自転車にさえ気を付ければ、灯台まで歩いて行ってもよいとのこと。

そこで、車で行くはずだった道とは別の遊歩道をてくてく歩きました。


これがなかなか絶景で。



20分くらい歩いたら、いきなり灯台が。



別角度。



通行止めのおかげで週末にもかかわらず見物客は人っ子一人いない・・・

おかげで絶景を独り占めで堪能できました


同じ道を戻っていくと、今度はスイマーさんたちが奮闘している姿も見れました。





会場近くにしかトイレが見つからなかったので選手さんたちに紛れて順番待ちをしていたら、
後ろの男性が、僕の息子が午後の部に出るんだよ、と嬉しそうに話してくれました。



デボンポートを出て、次はペンギンに向かいます。
ペンギンを見に行くわけではなくて、ペンギンという名前の町なのです。

ここもあまり知られていない小さな町ですが、海がキレイなのと、良さそうな宿があったのでゆっくり2泊を予定していました。


予想通り素敵なお部屋。外が明るすぎて部屋が暗くしか映りませんでしたが・・・



広いテラスの目の前が海岸。



このアパートメント、1階部分は2部屋のみですが、どちらもバリアフリーになっているんです。

予約の時に、車椅子を使用する方が予約希望したらいつでも部屋は譲りますよ、と伝えておいたのですが、そう毎日車椅子の方の需要があるわけではないからぜひ泊まってください、でももし必要なら相談しますね、と丁寧なお返事をいただいていました。


なんというか、オーナーさんやマネージャーさんの人柄同様とても気持ちが良く、開放感のあるお部屋でした。
2泊にしておいて良かった!


土曜日で晴天、ということもあって家族連れが海水浴を楽しんでいました。







さて、ペンギンという名前だけあって、かつてこの海岸にはペンギンが多く生息していたそうです。
ところが残念なことに、ペットの犬や猫が増えるにつれ、どんどん姿を消してしまって今はほとんど見られないとのこと。

ペンギンはとてもデリケートなので、散歩していた犬のにおいが残っているだけでも寄り付かなくなってしまうのだそう。

ペンギンを見るには、車で20~30分のLillicoまたはBurnieという街のツアーに参加するしかないとのことでした。


代わりに、町中のいたるところにペンギンのオブジェが。







インフォメーションセンター、その他至るところのお店にも大小のペンギンがいましたよー。

歩きながらペンギン探しするのも楽しい!



明日は天気が良ければStanleyまで足を延ばし、雨ならゆっくりお休みします!





タスマニア編 Day 7:ロンセストン

2019-03-10 | タスマニアひとり旅




7日目は、ロンセストン周辺の散策です。

まずは、市街中心からも私が泊まったコテージからもすぐ近くの、カタラクト渓谷(Cataract Gorge)に行ってみました。

地元の人はみんなThe gorge(ゴージ)と呼んでいるようです。

車で5分、歩いても15~20分という近さ!


主な入口は2か所あるのですが、チェアリフトに乗ってみたくて乗り場がある方の駐車場(Basin road側)を利用しました。

全長457メートル、そのうち柱のない部分が308メートルというのは世界最長だそうです。

片道13ドル、往復16ドルだったかな(季節によって異なるそうです)。帰りは歩きたかったので片道券を購入してGO。


かなりゆっくり時間をかけて進んで行くので、景色を楽しむ時間もたっぷりでした。



ただ、2人乗りなので1人だとなんか傾く・・・


帰りはこの橋を歩いて渡ります。



リフトを降りた後は、いくつかあるルートを選んで歩きます。
まずはKings Bridge(キングスブリッジ)まで往復約30分のコースへ。






このコースは道も舗装されていて歩きやすいです。


Kings Bridge。普通の生活道路です。



折り返してリフト降り場に戻り、今度は逆方向へ。

途中、ちょっときつめの横道がちょいちょいあるので、あちこち寄り道しつつさらに30分くらいかけて戻ってきました。

今回はお散歩コースをとりましたが、もっときついジグザグトラックというコースもあります。


Basin road側にはカフェや子供たちの遊び場、イベントができる会場などもあるので、観光客だけでなく市民にも親しまれているそうですよ。
無料ですしね!

なにより、市街から歩いていける距離にこんな大自然があるなんで、驚きでした。



さて、この日はメルボルンの熱波の影響か、ロンセストンも30度越えの暑さ。

ゴージで汗だくになったので、シャワーと着替えを済ませてから市街へ。


まずは川向こうのQueen Victoria Museum and Planetariumに行ってみました。



ここはタスマニア大学のキャンパスも隣接していて、学生さんらしき若者が楽しそうに歩いてました。


中は、昔の乗り物





タスマニアの野生動物のはく製







恐竜の骨や化石



など、盛りだくさん。

プラネタリウムに続く廊下には古い看板やポスターがたくさんあり、1つ1つ眺めるのも楽しいです。




プラネタリウムは1時間とちょっと長いので、パスして再び外へ。

暑い!

これじゃケアンズと変わらんなあ~と思いながら橋を渡ると、目の前にどーんとビール工場。



工場の反対側にまわると、James Boag Brewery Experienceというパブが!

もちろん吸い込まれるようにお邪魔し、気づいたら飲んでましたよ美味しいビール。



パブのお姉さんが、ここは上階が博物館になっているから見ていってね、と。


なるほど、外観から全く想像できませんでしたが、上階はかなり充実したビール博物館でした。

昔のビール造り風景やら



歴代のBoagさんたち



昔のビール瓶やラベルの展示



など、ビール好きにとってはかなり楽しめるミニ博物館でしたよ。



パブを出て当てもなく歩いていると、素敵な建物が。
Albert Hallでした。



そのまま隣接するシティパークへ。



なぜかニホンザルがたくさんおり、暑さも気にせずアクティブに動き回るので見物客はみんなめっちゃ楽しんでました。



ここも静かで居心地の良いパークでしたよ。




徒歩圏内のみの散策でしたが、なかなか充実した1日でした。

明日は北側の海岸線に向かいます!







タスマニア編 Day 6:スキャマンダ―~キャンベルタウン~ロンセストン

2019-03-09 | タスマニアひとり旅




タスマニアひとり旅も、いよいよ折り返し地点です。

海辺の町スキャマンダ―を出て、まずはキャンベルタウンに向かいます。

ここは、ロスからワイングラスベイに向かう前に給油に寄っただけだったのですが、なかなかかわいらしい町だったのでまた寄り道してみました。



先日はリッチモンドでオーストラリア最古の石橋を渡りましたが、
キャンベルタウンのレッドブリッジは、現役で使われている煉瓦作りのアーチ型の橋として、オーストラリア最古だそうです。

Red Bridge



けっこう交通量の多い橋なのですが、たもとではカモ?たちがのんびりまったり。




ところが、向こう岸に1台の車が近づき、運転席のおじいさんが何やら「ほーい」みたいな声を出すと、
休んでいた鳥たちが一斉にそちらに向かっていきます!




車から降りたおじいさん、大きな袋に入った餌をばっさばっさとバラまいて、さっそうと去っていきました。

どうやら日課のようです。



ランチを済ませて1時間も走ると、あっというまにロンセストンに着きました。

朝と夕方の通勤時間はすごい交通量となるロンセストンですが、昼下がりのこの時間は穏やかです。







今日から2泊するお宿は、またもちょっと変わったコテージ。

お部屋ごとにスコットランド、フランス、などヨーロッパのテーマがあるようで、私はイングリッシュのお部屋でした。




これまたとても古いコテージで、窓は立て付けが悪く開けるのに一苦労、バックドアに至っては開かない・・・オーナーさんが来て手伝ってくれましたが、やっぱり開きませんでした


でも、歴史を感じるのに電化製品などは新しく、古いものと新しいものがミックスされた面白いお部屋です。

キッチン



リビング


おばあちゃんのお部屋、といった雰囲気です。


気分は女王?



バスルームもレトロ。




そろそろひとり旅の疲れも出てきた頃、明日はロンセストン周辺をのんびり散策します!



タスマニア編 Day 5:スキャマンダ―~セントへレンズ(ビナロンベイ)

2019-03-09 | タスマニアひとり旅






5日目!

ありがたいことに、お天気は回復。



怖いくらい誰もいないビーチに持参したヨガマットを敷き、2時間近くかけてゆっくり身体をほぐしました。

朝食後は、周辺を歩いて散策。
もとはといえば、マイナーなこの町に2泊することを決めたのは、Google Mapで下見をしていて周辺の美しさに惹かれたからなのです。






小さなスーパーマーケットの前に、いきなり謎のオブジェ。

じ、次元?



プレスリー?




午後からは、北に向かって適当にドライブしてみました。
といっても目的はあって、宿のおじさんが教えてくれた、オイスターの直売所のようなところ。


行きに場所を確認しておこうと思ったのですが、本来はただのオイスター・ファームなので看板も小さく、気づかないうちに通り過ぎてました



St. Helensという美しい街を通り過ぎて、何気なくいってみたBinalong Bay。




う、美しい・・・



タスマニアは水がきれいで、どこに行っても透き通った水面がみられますが、ここは本当に美しい!


本当はこの日、ベイオブファイヤーまでドライブしようと思っていたのですが、なんだかもう気が済んでしまい、
早くオイスターとワインでまったりしたくなり、帰路についたのでした



そのオイスターファーム(Lease 65といいます)は、今度はすんなり見つかり、獲れたてのオイスターを半ダース購入しました。

ちなみにお値段は、殻を開けてもらった状態で半ダース10ドル、1ダース18ドルだったかな?
殻付き(自分で殻を開けなければなりません)ならもっと安かったです。

頼めば有料で氷もくれるようですが、私は小さなアイスボックスを持参しました-。



宿に戻っていそいそとタスマニア産ワインとオイスター、ナッツなどをもって目の前のビーチへ。

1人ピクニック。


いうまでもなく、オイスターは人生で1番美味しかったです。ほんとに。


ナッツを狙ったカモメさんが至近距離でうろうろしておりました。




ちなみに、運が良ければここでも野生のペンギンがみられるようです。
残念ながら、お亡くなりになったリトルペンギンが横たわっておりました。

ただ、ペンギンさんは非常にデリケートで懐中電灯なども特殊なものでないと目がつぶれてしまうので、見たい場合はやはりツアーなどを利用したほうが良いと思います。

東海岸側ではBechenoという町のペンギンツアーが有名みたいです。



1日のんびり過ごして大満足、明日はロンセストンに向かいます!


タスマニア編 Day 4:ロス~ワイングラスベイ~スキャマンダ―

2019-03-09 | タスマニアひとり旅






4日目です。

美味しい朝食をゆっくりいただいた後、まずはワイングラスベイが見渡せるFreycinet National Parkへ向かいます。

お天気は時々小雨がぱらつく曇り空。

ワイングラスベイを見るには40分ほどあるいて山を登らなければいけないので、本降りになったらあきらめるつもりでとりあえず車を走らせます。


Freycinet National Parkに到着時も同じようなお天気でしたが、本降りではないので決行!


駐車場でワラビーがお出迎え。



ビジターセンターで入場料を払って、出発。
ちなみに、1日分の入場料は24ドル。
これはタスマニアのナショナルパークどこも同じで、3か所以上のナショナルパークにいくなら、8週間有効のHoliday Park Pass(60ドル)が断然お得です。
私は、今回はこことRussels Fallsくらいしか行く予定がなかったので、1日券にしました。







こんな景色と



こんな景色を左右に見ながら



狭いところや



だんだんきつくなる上り坂を



よいしょよいしょと歩くこと25分。



(天気が良ければ絶景のはずの)ワイングラスベイ



(天気が良ければめっちゃきれいな色のはずの)ビーチ




大雨にならずに登れただけ良しとしましょう。


同じくらいの時間をかけて下山。

途中、




こんなかわいいベンチがいくつかありましたが、蚊が多くてじっとしていられませんでしたー。



今夜のお宿があるスキャマンダ―(Scamander)に向かいます。

途中にBechenoという海沿いのきれいな町があるので、寄ってみようと思っていたのですが、通りかかった頃は土砂降り。

あきらめて素通りしました。



Scamanderの宿も、とっても居心地のよい自分のお部屋のような感じ。







目の前の小道を抜けると・・・



どーん





人っ子一人いない、だだっ広いビーチに出ます。


ここには2泊する予定。明日はScamander周辺を散策します!




そうそう、余談ですが、ひとり旅に浮かれてちっとも家に連絡しなかったら、パートナーからこんなメッセージが。

Have you seen any Tasmanian Tigers yet?? If not yet, ask people where you can see them.(タスマニアタイガーはもう見れた?まだだったら、どこに行けば会えるか周りの人に聞くといいよ。)


そう、1930年代に絶滅したあのタスマニアタイガーですよ。
私を担ごうとしたんですな、まったく!!



タスマニア編 Day 3:ホバート~リッチモンド~ロス

2019-03-09 | タスマニアひとり旅





2日目の朝は、まずBattery Pointのお宿周辺を散歩。

ジェットコースター並みの上り下りで、息切れが・・・




でもすぐにこんな光景。




通勤する人(こんな通勤路最高・・・!)、ジョギングする人、犬の散歩をする人・・・
うちのわんこたちはいい子にしてるかしら。


お天気がとても良かったので、チェックアウト後は、まずRoyal Tasmanian Botanical Gardenに行ってみました。




午前中だったせいかまだ人も少なく、遠くに海も見えて、とても気持ちのいい植物園です。
ここもなんと無料!








奥の方の一角には、日本庭園もありました。




なかなか風情がありますよ。





植物園でのんびりした後は、ホバートから車で30分ほどの小さな町、リッチモンドへ。

タスマニアの旅では、ちっちゃいものから近代的な大きなものまで、本当に多くの橋を渡りましたが、
リッチモンドにはオーストラリア最古の石橋があるんです。


Richmond Bridge



橋以外には特に何もない小さな町でしたが、意外にも観光客が多く、活気がありました。


反対側から見た橋。向こう側に教会も見えます。





リッチモンドでのんびりランチした後は、Rossへ。

市街を除けば、町と町をつなぐ主要道路の制限速度は基本110キロ。
でも、道中あちこちで道路工事が行われており、そのたびに80キロ、60キロ、40キロとノロノロ運転に・・・


ここら辺の景色は草原、牛、山・・・あまり変わり映えしない感じでした。


リッチモンドから2時間近くかかって、やっとロスに到着。




メインストリートは1本だけの、小さな小さな町です。


Town Hall



郵便局



坂を上った先は素敵な教会。



ロスには3番目に古い橋があります。
Ross Bridge




さて、ロスといえば魔女の宅急便のモデルといわれているパン屋さんがありますね。

おかげで日本人が押し寄せて、2階にはキキの部屋そっくりな宿泊施設も作ったというベーカリー。

話のタネにと行ってみましたが、店のオヤジがあまりにも偉そう&失礼な態度でガッカリでした

頭に来たけど一応買ってみたパイとバニラスライスは、オーストラリアのベーカリーならどこにでもあるような、何の変哲もないものでした。

あまりの失礼さに、写真撮るのも辞めました



ベーカリーでは嫌な思いをしましたが、今日のお宿は最高!




中はログハウス風の一軒家で、こんなチーズプレートがお出迎え!




早速ワイン開けるしかないじゃないですかーもうー


キッチンには翌朝の朝食も。卵はめっちゃ新鮮で、マフィンも美味しかったー!




バスルームや




テーブルにも




ちょっとしたお洒落なものがちょこちょこ置いてあって、ベッドルームにはバスローブまで!


テラスもお庭も気持ちいい。








オーナーさん夫婦も気さくで親切な方たちでした。


静かな静かな夜をゆっくり過ごして、明日はワイングラスベイへ、そして海沿いに北上します!



タスマニア編 Day 1~2:ブリスベン~ホバート

2019-03-09 | タスマニアひとり旅
お久しぶりです。

ケアンズの蒸し暑さから逃げるべく、タスマニアに行ってまいりましたー。

10年ぶりくらいのひとり旅、しかもあんまり得意ではない運転での冒険でございました。





ではまず初日!

ホバート行きの(安い)フライトが早朝6:30だったため、なつかしいブリスベンに1泊。


空港近くのホテルからCBDを眺める・・・



いつの間にやらSkyGateなるものもできていたのですね。


ショッピングセンター?複合施設?みたいな。
行ってみたものの、ケアンズ水準にすっかり慣れた私には、広すぎて迷子になりそうでした。


翌日は早起きしてホバートへ

チェックインまで時間があるので、市街にレンタカーを停めて、散歩。


日曜日でしたが、人はまばら。



かわいらしい街並み。



この周辺にはおしゃれなカフェやレストランがいっぱい。







通りかかったTasmanian Museum and Art Galleryに入ってみました(外観の写真撮り忘れました・・・)



1930年代に絶滅したタスマニアタイガーのはく製や



いろんな椅子や陶器、生活用品なども。



タスマニアのアーティスト集団から成るDirty Paperのコーナー。



無料なのに、かなり広くて見ごたえのある施設でした!



そうこうしているうちに、あらもう15時。

Battery Pointにある今日のお宿へ。



古い建物ですが、部屋は広々、清潔です。


昔はThe Dutch Innというホテルだったんですねー。



荷物を置いたら、何はともあれすぐ近所のパブで一杯



地元ではShippiesと呼ばれているこのパブ、ヨット乗りがレース後に訪れるパブとして有名らしいです。

歴史的なヨットの写真もいっぱい!



日曜日の午後ということもあって、バンド演奏も行われていて地元の人たちで大賑わいでした。



ほろ酔いでSaramanca方面まで散歩した後は、ホテルのテラスでまったり。



やっぱタスマニア産でしょ、と調達したワイン。



これでももう19時半。この時期のタスマニアは、夜21時近くまで明るいのです。





明日は、運転に慣れるためウォーミングアップで、そう遠くないRossへ!