Blue Blanket

留学、永住、看護学博士取得、そして今は医学系翻訳者。暑さと虫嫌いの酒飲み女が、熱帯のケアンズでどう生きる!?

オージー版お見合いパーティー潜入記

2009-07-28 | ブリスベン生活
気づいたら1週間も更新サボってました

先週末、ちょっとワケあってお見合いパーティーのようなものに行ってきました

現在の日本では「婚活」という言葉があるそうで・・・

YouTubeでドキュメンタリーなども見ましたが、こちらの「婚活」は日本に比べたらやっぱりお気楽
割と簡単にくっついたり離れたりが多いので、切羽詰った感じはなく、シングルの人は気軽にお見合いサイトのようなところに登録してます。

あ、ちなみに私はちゃんとパートナーがいるので、今回はあくまで「ワケあって」
登録もしてませんが、「気軽にお友達も連れてパーティーに来ませんか?」みたいな感じなので便乗してみました


そのお見合い系サイト(結構名の知れた、ちゃんとしたところ)を見てみたところ、オーストラリアらしいなー、と思ったのは、登録に次のような項目があること。

自分の性別と、相手の性別を特定する必要がある
私は女性で、男性のパートナーを探している、とか・・・私は男性で、男性のパートナーを探している、っていう場合もかなり多いはず(その逆もしかり)

short term relationship またはlong termかを選ぶ、つまり短期間の遊び相手か、シリアスに長期間付き合いたいか。

子供の有無、子供と同居か週末のみか交流なしか(離婚後、週交代で子供と暮らしたりしている元カップルも多いため)


で、本題のパーティ
といっても、実際はただ場所を提供して参加者が勝手に飲んだり喋ったりするだけでした

今回は30歳以上が対象、ということでしたが、
いやいやいやいやー、どう見ても男女とも皆さん40~60歳でしたね~

そして、どう表現したらよいかわからない異様~な雰囲気

男性は一人で来ている人も多く、ほとんどが誰に話しかけることもせず、一人でじと~っと酒飲んでます
女性はほとんど2~3人のグループ。
最初の1時間ほどはグループ間の会話すらなし。

だんだん酒が進んでくると、ちらほらトライし始める男性陣・・・
しかし・・・・
なぜあなた達がシングルなのかよーくわかったよ・・・と言いたくなるような行動もちらほら

例えば、バーのカウンターに並んでいると、
「Hi、何頼むか決まったかい?」と声をかけてくる男性。
「うん、決まったよ」と言うも、「そうなんだー」で会話続かず。
あ、終わりですか・・・

並んでる私(仮にも女性ですわよ!)の前にスーッと横入りするアホ男
オーストラリアも一応レディーファーストですよね??

あと、いろんな場面で何回か声をかけられましたが、いきなりナショナリティ(国籍)を聞くんですよー
男「Hi」
私「Hi」
男「キミ韓国人、それとも中国人?」

・・・・・

「どっちでもないわよ!」と言ってあとは相手にしてあげませんでした
これって、いきなり聞くのは失礼な質問です。
こう言う人に限って韓国も中国も日本も区別がつかないんですよねー


こーんなかんじで、じいさん達の視線攻撃と無礼攻撃でヨロヨロになり、2時間ほどで会場をあとにしたのでした

結論:やっぱ見た目じゃなくて(多少はあるけど)、基本的なコミュニケーション能力が大事!


いやー、貴重な経験をさせていただきました

映画

2009-07-21 | 日々のこと
たった今、ある映画(DVD)を見終わったところです

ググってみたら日本では4月に公開されたようですが、これから見る予定がある方はこの先は読まないほうがよいと思います。

クリント・イーストウッドの「Gran Torino」。


















んもう何と言ったらいいか・・・

3日間くらい立ち直れない気がします

途中からなんとなく結末が予測できて、その予測しうる中でも最悪な方へ最悪な方へと・・・

最後まで見るんぢゃなかった

今までは、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が一番精神的ダメージを受けた映画だったのですが、コレをはるかに凌ぐ落とされっぷりです

「史上最悪のダメージ映画」ダントツナンバーワンに認定します



実は火曜日はレンタルDVDが安いので、ほぼ毎週DVDを借りて、DVD屋さんのとなりのピザハットでピザを買ってきて映画鑑賞してるんですが、

来週からは、絶対コメディ以外は借りないようにしよう、と心に誓った私です

M*A*S*Hパーティー

2009-07-20 | 日々のこと
先週末、またおもしろいパーティーがありました

パートナーの義弟、ダニエルのバースデーパーティーで、
テーマが「M*A*S*H」

M*A*S*Hとは??

知る人ぞ知る、1970~80年代にかけてアメリカで放映された戦争コメディ番組です。
私はオーストラリアに来てテレビで見て、初めて知りました・・・
戦医たちが繰り広げるドタバタドラマなのですが、お下劣なギャグも多いので、日本では賛否両論のようですね

ここオーストラリアでは、アメリカのドラマが普通に放映されていて、
オーストラリア産(?)のドラマはわざわざ「Aussie drama~」と宣伝してるくらい。
オージードラマはハッキリ言ってつまんないので、未だにアメリカドラマが主流です



話がそれましたが、要は「戦闘服で集合」ということなのです


さて、今回はダニエルの自宅でのサプライズパーティーだったので、準備も大変です。
パートナーは朝から駆り出されて大忙し

それもそのはず、庭が戦場の診療所に大変身



ガレージは診療所風にデコレートされ、フェンスには医療用マスクやら小道具がぶら下がり、更にはアーミーテントを設置して特設バーに
ベンチ代わりには担架



そして参加者約50名はアーミー系ファッション



あ、一人だけナースファッションの女の子がいて、ヤラレタ~と思いましたね。
超カワイかったっす

ケータリングを頼んでいたのでお姉さんたちが料理やお酒を配って歩き、
家の一部屋はキッズルームとなって子供たちも大喜び
もちろん専任の保育士さん付きです。


日本でやったらとんでもなくお金がかかりそうなパーティーも、
気軽にできちゃうオーストラリア、やっぱり好きだなあ~

指圧サイコー!

2009-07-16 | 日々のこと
ここ数日、肩と首が凝っているせいか頭痛に悩まされています

今日の午後、オフィスでPCに向かっていたのですが、
両肩の違和感と首の痛みがひどくなって、頭痛、吐き気までしてきてしまいました

どうにも我慢できなくなって、思わず「てもみん」に電話
ありがたいことに、ここブリスベンには「てもみん」が三店舗あるのです
・・・よく覚えてないけど、もともと日本のマッサージ屋さんですよね?

幸い、いつもお願いしているとても上手なマッサーさんがいらしたので、
早速バスに飛び乗ってシティに行ってきました。

今日はマッサージと鍼の60分コース。
貧乏学生の私にとってはものすごい贅沢なのですが、とにかく今日はがまんの限界だったので~

世界中にいろんなマッサージ法があるけど、やっぱ「指圧」がサイコー
shiatsuという言葉も意外に知られていたりします。

鍼は、実は日本にいる時は未体験だったのですが、効くんですよコレが
おかげでだいぶ楽になりました

リラックスのツボにも鍼を施していただいちゃいました
今夜はよく眠れそう~


パートナーのおもしろ日本語録

2009-07-12 | 日々のこと
やっと体調が戻りました
寝込んだ分の穴埋めのため、土日も研究がんばってまーす


ところでウチのパートナー、片言の日本語でよく笑わせてくれます。
コテコテのオージーですが、スペイン語、中国語、日本語を話します
が、日本語のレベルはいまひとつ



私が寝込んでいるとき、「ダイジョウブ?」だけでは物足りないと思ったのか、

「ゴ愁傷サマデス」

・・・まだ生きてます



また、「ヤクザのコトバ」が大好き。
たまたま見た中国映画にこんなシーンがありました。
中国人ヤクザが飲み屋の姉ちゃんにしつこくせまり、ヒーローっぽい日本人ヤクザが「おい、おっさん、(お姉ちゃんが)嫌がってるだろうがっ!」と凄む・・・

一発で気に入ってしまったらしく、頻繁に言ってくれます・・・

「オーサン、嫌ガテルローガ」
「オーサン、嫌ガテルヨッ」

覚え切れてないので、いろんなバリエーションがあります・・・



擬音語、擬態語も大好き。
「ぐちゃぐちゃ」「ちくちく」などのほか、なぜか特に「みしみし」という響きがお気に入り。
「ミシミシ」って床がミシミシ鳴るとか?とにかくあんまり使いませんよね。

「雨ガ、みしみしフッテマスネー」
「今日ハ、みしみし寒イ~」

どこで覚えてきたのかわかりませんが、何かと形容に使ってます



いくら言っても直さない(直せない?)言葉をもうひとつ。

「アシシタ」

これ、靴下のことなんですが・・・
足の下に敷く(=履く)から「足下」と覚えてしまったそうです。
彼曰く、「靴ノ下ハ地面デショー?」

・・・ごもっとも



最近の彼のお気に入り、「愛すべき○○」というフレーズ。
大学時代に授業で習って忘れていて、ある日突然思い出したようです。

でも使い方がなんか違う・・・

ある日、ストレスいっぱいで文献と格闘する私を笑わせたかったようで、
部屋にパンツや靴下(洗濯済み)を次々投げ入れるという小学生レベルのいたずらをしてくれました

「アンタ、ほんとバカじゃん!?」と半分キレる私。

すると、

「オホホホ~、愛スベキワタシ~

と嬉しそうに逃げていきました



私の英語も時々相当ヘンなんだろなー、と思いつつ、
まだまだいっぱいある彼のおもしろ語録、また思い出したら書き込みます

寝込む

2009-07-08 | 日々のこと
風邪引いたようです・・・

昨日の午後から頭痛と寒気が始まり、早めに帰宅して熱計ったら38℃
ホットワイン飲んで風邪薬飲んで寝たのですが・・・

あ、アルコール+風邪薬はよい子は絶対真似しないでね、危険ですから


熱のせいか顔がほてって寝付けず、明け方近くまでアイスノン頭に乗せ、冷凍庫で冷やし、また乗せ、と繰り返してました


熱があるときって変な夢、見ません? 私は今朝、

「真っ黒くて手のひらより大きい蜘蛛が大量に襲ってきて、咬まれたら全身水ぶくれになっちゃった~

というスプラッタな夢を見てしまいました


というわけで今日は9時から仕事の予定があったのですがキャンセルして、家でゴロゴロしてます
また眠ると変な夢見そうで怖い・・・

ヒーター故障!

2009-07-07 | 日々のこと
ブリスベンは真冬
そりゃあ日本の冬に比べたらたいした寒さじゃありませんが、今日は雨
お日様が出ていないと寒さが倍増です

さて、ブリジー(ブリスベンに住んでる人たちをこう呼びます)も「今年はちょっと寒すぎるわ~」と震えている今日この頃。

我が家は、夏は涼しく冬寒い。
なので、毎日大学のオフィスに来て暖まっています

ところが!!
昨日の早朝、震えながらオフィスに駆け込みヒーターON


・・・いつまでたっても暖まらず、むしろスースー冷える・・・


オフィスにはヒーターが2つ。
ひとつは温風が出てくるタイプ、もうひとつは電気ストーブタイプ(両方とも壁に取り付けてあります)。

電気ストーブは全然オレンジ色にならないし、温風ヒーターからは冷風が・・・


9時まで震えながら待って、やってきたセクレタリーに聞くと、なんと配管(?)を変えて新しいヒーターを導入するとかで、Health Scienceビル全部のヒーターがしばらく使用不可とのこと

結局、午前中は仕事に来ていた講師や研究助手などみんなで学内のカフェに行き、暖を取りました
ふだんあまり話す機会のない講師ともいろいろお話できて、楽しかったです

それにしても、肩をすくめてかじかんだ手をこすりながらカフェに駆け込んだ私達一同、他の人からは「大げさな・・・」集団に見えたことでしょう

だって、みんな冷え切っちゃってたんだよ~


ちなみに今日ももちろんヒーターはなおってません・・・
寒くて勉強にならないので、ちょいと今から実習室の手伝いでもしてきまーす

パーティー

2009-07-06 | ブリスベン生活
先週末、パートナーの姪、Jessicaの21歳のバースデーパーティーに行ってきました。

オーストラリアでは、21歳のバースデーはちょっと特別
かなり大掛かりなパーティーをすることが多いです
Jessicaのパーティーも、親戚や友人、家族の友人までかなり大人数でした

家庭によってそれぞれ違うんでしょうが、今回はまずホテルのレストランに親戚一同が集合して、ディナー

その後は同じホテルの地下にあるパーティールームでダンスパーティー
ダンスパーティーには同年代のお友達が続々と訪れました。

オーストラリアのパーティーはカジュアルなものがほとんどですが(Tシャツにビーサンとかね)、
今回は一応男性はスーツ、女性はカクテルドレス、そしてMasqueradesパーティーということで、マスク着用

とはいえ、もちろんTシャツにジーンズの人もいます。
全然こだわらないんですよね、オージーって。
そこが気楽で大好き


カメラの調子が悪くて、写真を載せられないのが残念です


私たちはバースデーケーキ入刀(?)と家族のスピーチが終わった時点(夜10時ごろ)で帰りましたが、
パーティーは朝まで続いたことでしょう


気楽で底抜けに明るいオージーのパーティー、ほんと楽しいです

編集ミス!?

2009-07-03 | 博士号・研究のこと
ジャーナル出版が認められた私の修士論文、ただいまin press(印刷中、近刊)です

ところで、論文には必ず参考文献や引用文献が使われるのですが、
これは本文と文末に表示されます。

例えば、本文に「Adams (2006) found that... (Adamsの2006年の研究によると・・・)」と表示し、文末には研究者の名前、何年にどのジャーナルの何号に何というタイトルで掲載されたか、などのリストを載せます

これは、他の研究や過去のセオリーなどを踏まえた上でその論文が書かれていること、つまりちゃんとした学術論文であることをアピールするのに必要不可欠なのです


2週間ほど前、出版社から最終チェック用に原稿が送られてきました。
それをみてびっくり

なんと、60ほどの参考文献がほとんど消えてしまっていました
しかも、「こーんなにたくさんの文献が抜けてるから、至急チェックして送り返してね」というコメント付き

急いで以前のメールをチェックしたら、最終で送った原稿には問題なく文献は表示されてるではありませんかー
ページ数の関係で削除された??

それにしても、論文として体をなさなくなってる部分もあり、これを受け入れるわけには行きません。
私の、研究者としての技量を疑われてしまう・・・


共同研究者とふたりで首を傾げつつ、「これ、おかしくないですかね?」という意のメールを返信

そして、先日やっと返事が来ました。

結論は、なんとGoogld Doc (Googleドキュメント)というソフトを使っての最終編集段階で問題が発生したとの事。
私の論文だけでなく、他にも「論文の一部が消えている、表がおかしくなっている」など続々寄せられているそうで、丁重にお詫びされました。

権威あるジャーナルなのにそんなことが・・・と同僚たちもビックリでした。


結局、すごい手間と時間をかけてすべての参考文献を元の位置に差し込み、再提出

つぶれちゃった日曜日、返してくれ~~

いろいろ~

2009-07-02 | 日々のこと
まーたしばらく更新サボってしまいました

この1週間ほどいろいろありました~
忙しいしプレッシャーかかるし考えることもたくさんあるしで、ちょいと参ってました


まず、もしかしたらケアンズに行くかも・・・とりあえず9月頃短期(数週間)で、来年または再来年にはお引越し???

パートナーのお仕事に関連するのですが、私の研究次第でいつ行くことになるか・・・
今、いろんな可能性を調べてるところです



研究の進み具合・・・これはホント常にプレッシャーなんです・・・

だいたい月末にミーティングを設定してsupervisorsと話し合いをしているのですが、5月は全然進まなくて、ミーティングも行き詰まりぎみでした

6月は、もう深く考えずにとにかく書くべし!と、
息も絶え絶えになりながらLiterature Reviewの半分を仕上げてsupervisorsに前もって送信しておきました。

さて、先日のミーティング当日。
supervisorsの一人が、真剣な顔で「○○(私の名前)、This is really, really........」
あ゛~~~わかってます、何も考えずに書いたんだもん、ワケわかりませんよね、その先は言わんでもいいですぅぅぅ

と叫びそうになった瞬間、
「This is really, really........good!!!」


ふおおおおっっっ??


いいの!?ほんとにこれでいいの!?
確かに前回は考えすぎて煮詰まっていい結果が出なかったので、私の場合は考えないほうがいいみたいです

とりあえず方向性が間違ってないことが確認できたので、かなり気が楽になりました




プレッシャーで死にそうな中、ちょっとでも気分転換を、と思ってゴルフ練習に行きました。
実は、プロゴルファーの友人がいるのです えっへん。

やっぱり道を極めている人は一味違う

というか、目の前でプロのスイングを見られて、なんて幸せモノなんだろう~と感動しつつ、私も約7年ぶりにクラブを振りました

もともとヘタレ初心者ゴルファーなんですが、思ったよりカラダが覚えてるようで、ちゃんとボールが前に飛んでくれて嬉しかった~

思ったより筋肉痛にもならなかったし、少しずつでも練習続けよう、と決意を新たにしたのでした



他にもいろいろあった1週間でしたが、少し落ち着いてきました。
大学は2週間のホリデイ、静かなオフィスでまた研究がんばりまーす