極上の星空を心ゆくまで眺めて、身も心も癒され、女ひとり旅も残すところあと1日。
気さくなロッジのおばさんに別れを告げ、ブロンテパークを出て、まずはRussel Falls National Park(ラッセルフォール国立公園)に向かいます。
この旅の間にたくさんの写真を撮りましたが、実は本当に美しい!と思った景色はほとんど写真に残せていないんです。
なぜならひとりで運転してるから
狭ーい山道の、ものすごい傾斜の坂道を登り切った瞬間、目の前にどーんと広がった湖とか
湖のど真ん中を突っ切る1車両分だけの狭い橋とか(まるで自分が湖に浮いているようでした)
森の隙間に見え隠れする、鏡のような湖とか
なんか例えが湖ばかりになっちゃったけど、
そんな光景を目にするたびに感嘆の声を上げつつ、でも車を停めるスペースもなく、目に焼き付けるように通り過ぎてきました。
そして、ブロンテパークからRussel Fallsまでの道のりがまさにそんな光景の連続でした。
帰ってきたばかりなのに、あのルートをもう一度走りたいな、という気持ちが抑えきれないくらいです。
国立公園のビジターセンターで入場料を払い、入口へ。
ジュラシックパークのような雰囲気の小道をてくてく歩きます。
あちこち立ち止まりながらゆっくり歩いても20分くらいで、ラッセルフォールに着きました。
水流は少なめ。
空気は湿っているけど澄んでいて、これがマイナスイオンかーなんて思いつつ、さらに奥へ。
さらに1時間くらいのコースがあるので、途中まで行ってみました。
駐車場は結構いっぱいだったし、ビジターセンターにもそこそこ人がいたのに、ここは誰もいません・・・
何かの巣穴のようです。
てっぺんに止まっている鳥が、なんだか「俺の木だ」とでも言ってるみたい。
時折聞こえる、鳥の鋭い鳴き声がまるで恐竜の声のような気がしてきます。
長いコースは途中で引き返して、もう1つの滝、Horseshoe Falls(ホースシュー・フォール)も見てきました。
やはり水流は少なめ。
マイナスイオンを浴びながらゆーっくり歩いて戻りました。
さあ、あとはホバートに戻って、明日のフライトに備えて荷物整理をしなければ!
実は来るときもスーツケースぱんぱんで・・・冬服と夏服両方必要、っていうのがネックですね。
移動は車なので気にせず積み込んでましたが、フライトはそうはいかないので
夕方のラッシュ前に通過できたので、ホバートの渋滞に巻き込まれることなくスムースに着きましたー。
今回はタスマンブリッジを挟んだ空港側、Belleriveという地域にお宿をとりました。
ここもまたお洒落。
キッチンも素敵!
窓やテラスから海が見えます。
そして目の前は広いビーチ。
初日に泊まったBattery Pointあたりも見渡せます。
端から端まで散歩してみたら、速足で往復45分くらいでした。
宿に戻って、テラスで旅最後のタスマニアビールを楽しみます。
あー帰りたくないなー
21時頃まで明るい、長い日照時間にもようやく慣れたのになー
などとぶつぶつ言いながら眠りにつき、あっという間に朝!
最後の最後に、曲がる道を間違えて空港とは反対の市街に向かうハイウェイに乗ってしまい、しかもそのまま渋滞に巻き込まれるというポカをやらかしましたが。
そんなこともあろうかと早めに出ておいて良かったー!
旅の良き相棒となってくれたYarisちゃんに別れを告げます。
11日間、何のトラブルもなく走り続けてくれてありがとう!
ラッキーなことに夜のうちにざざっと雨が降ったらしく、埃で茶色くなってたボディはすっかり白に戻ってました
ずっとずっと楽しみにしていたタスマニアひとり旅。
終わってしまえばあっという間でした。
今回は自分の直感に任せて、興味がわいたところ、行きたいと思ったところを中心に回ったので、タスマニアといえば○○でしょー!という観光地にはほとんど行かずじまいでした。
でもやっぱりクレイドルマウンテンは行きたかったなー。
ということで、いつか第2弾!!
を目標に、日常に戻って仕事に励みます!!
長い旅行記、もし読んでくださった方がいたら、どうもありがとう。
何かの参考になれば幸いです。
ケアンズより愛をこめて