Blue Blanket

留学、永住、看護学博士取得、そして今は医学系翻訳者。暑さと虫嫌いの酒飲み女が、熱帯のケアンズでどう生きる!?

confirmation seminar延期~

2009-11-12 | 博士号・研究のこと
すっかり元気になりました

でも、研究の方は行き詰まってます
体調不良で月曜日のミーティングをキャンセルしてしまったので、かわりに昨日ちょっとsupervisorの一人と話しました。

予定ではconfirmation seminar(PhD研究の中間発表のようなもので、これにパスしないと実際のデータ集めなどができずPhD強制終了となってしまいます)は年明けすぐ

でも、私がmethodsで行き詰まっている、そしてクリスマスとお正月という、オージーには絶対に欠かせない大型ホリデイが直前にある、つまりsupervisorsが1月近く不在、という事情があり、
締め切りを3ヶ月ほど延期してもらうことになりました

一応余裕を持たせて4月末に延期するのですが、経済的にも余裕こいてられないのでできるだけ早く、遅くとも2月後半か3月にはseminarを開くつもりではいますが・・・

気が楽になったような、後の事を考えるとよけいにアセってきたような・・・


うまく言えないけど、PhDって、しかも奨学金で研究してるって、なんだか自分を人質に取られているような・・・

今日思いました。これは精神の戦いだ・・・
私がはれて博士になった時には、勉強した事より、研究をやり遂げた事より、何よりこの絶望的な孤独感と焦燥感と無力感を絶え抜いた、という事で私は自分をほめるでしょうなー

駐車場ゲット

2009-11-11 | 日々のこと
だいぶ元気になり、リハビリがてらsupervisorにちょこっと会いに行ったり、あちこちのオフィスで所用を済ませたり

そのうちの1つは、駐車場をゲットすること
うちの大学の駐車スペースはものすごい数あるのですが、それぞれ値段によって条件が変わります。
例えばgeneral permissionは構内にいくつかある広ーい駐車場のどこに停めてもOK、limitedは完全契約制で契約した車しか使えない、とか。
それ以外はコインパーキングね。

今まではgeneralの契約をしていたのですが、やっぱりいろいろ不都合が出てきました

今はキャンパスに住んでいるので、当然使わない時はgeneralパーキングエリアに置きっぱなし、パーキングエリアは単なる山の中の広場、って感じ・・・なので

周りは森林なので、ストームとか来た時は「車だいじょぶかなー、木が倒れてきてないかなー」と不安に。
夜中に駐車場に行くのは当然すごく怖い
落ち葉、砂埃、鳥のフン、何かわからないモノのフンなどで汚れ放題
手のひら大のクモがサイドミラーに巣をはってたり

で、やっぱりちょっとお高めでも屋根のあるところにしよう、とオフィスに契約変更依頼に行ったのでした

・・・これがまた、トントントンとは進まないんですわ、さすがオーストラリア

accommodation officeに行くと、空き状況はcasherで管理してるからそこへ行けだの、
casherでは、それはaccommodation officeでしかわからんから戻れだの、
空きはあるからまずcasherで差額払ってこいだの、
払いに行ったらいや、空きはないはずだからもう一回確認してこいだの、
結局空きはあるのでこの書類に記入してもう一度casherへ行けだの、
casherで金払ったらこの領収書をofficeに提出しないとカードキーがアクティブにならないだの・・・

突っ込みどころ満載すぎて、もう・・・

しかもaccommodation officeとcasherは離れていて、10分近く歩くんです
それをなんと3往復・・・ 60分もウォーキングかよ 病み上がりなのに

さすがに途中であきらめようと思ったけど、オーストラリア流のこういう仕事の仕方には慣れっこなので、途中でお茶などしつつも3往復がんばっちゃいました

そして、晴れて寮のビルディングの真下にスペースをゲットしたのでした

それにしても、日本じゃあこんなサービスあり得ないだろうけど、何だかオージーペースにすっかり慣れてしまったなあ・・・


ダウンそして復活

2009-11-10 | 日々のこと
がんばり過ぎの日々が続いたためか、週末ダウンしてしまいました

思えば先週金曜日の仕事中から、なんかものすごくだるかったんですよね・・・
体中の関節も痛かったし

それを、単にエクササイズのせいだとばかり思い込んでました・・・ピラティスやヨガには少なくとも週3回欠かさず行ってるのに、なんで今さら・・・とは思いましたが

で、土曜日も朝からしっかりジムでエクササイズ&ランニング
そして、夜は以前働いてた会社の飲み会に参加

異変はその飲み会から帰宅した後に起きました・・・

なんだか異様に寒い・・・
今、ブリスベンは夏
なのに、長袖着ても寒くて、毛布かぶるほど。

ハタと気づいて体温を測ると・・・38.5℃

冷凍庫からアイスノンを出すためにベッドから這い出ると、それだけで寒くて歯がガチガチいうほど

やっちまいましたねー
てか、気付かずにエクササイズとか飲み会とかって、しかもナースなのに、どれだけアホなんだ私ー


そんなわけで、今日まで3日ほど部屋に引きこもってひたすら寝てました。
住み心地は悪い寮の部屋ですが、1つ気に入っているのは、窓からの眺め。
山の上のキャンパスなので、寮の窓の外は森林なんですねー



朝は鳥の声がすごいし、こーんなおトモダチもよく散歩してます。





これ、ゴアナと呼ばれるトカゲの一種なんですが、体長1~2メートルくらいあるんです。
この写真のは小さめで、1メートルくらいかな。
はじめて見た時はワニかと思ってアセった

このゴアナくんたち、私はチャーリーと呼んでるのですが、キャンパスのどこにでも現れます(トカゲ好きの私にはたまらんわー
前に、キャンパス内の通路の階段を下りようとしたら、下からのっしのっしと上がって来るチャーリーと目が合いました

もちろんチャーリー様のお通りを優先して待ってましたがねー、3分くらいたっぷり待たされました。
カワイいから許すけど


話がそれましたが、そうやって窓の外を眺めたりして大人しくしていたのが良かったんでしょう、今日はだいぶ復活しました

たぶん研究疲れだと思うので、今日は何もせずDVD見たりしてゆっくり過ごして、明日から活動再開します!

お洗濯しながらアボリジニについて考える

2009-11-04 | 日々のこと
おはようございます
ただいま「洗濯待ち」中です(洗濯終了を待ってます・・・共同の洗濯ルームなので終わったらすぐ撤去しないとね)
もうちょっとしたら洗濯ルームに行って、乾燥機に入れ替えて、こんどは「乾燥待ち」

あ~、こういう生活はしんどいわあ~

研究も、やってもやっても終わらないし・・・
昨日はあまりに疲れてしまって、パートナーがskypeで呼びかけてるのにも気付かず、8時過ぎに寝てしまいました

今朝起きてメールチェックしたら、「応答してくれないのー、寝ちゃったのー?」と寂しそうなメールが
はは、スマンスマン


そんなパートナーが働いているのは、オーストラリアのはるか北の方の、アボリジニのコミュニティ。
日本では、アボリジニ問題ってどの程度知られてるんでしょうか?
私は、オーストラリアに来て少しメンタルヘルスの勉強もしたのですが、恥ずかしい事にその時はじめて問題の深刻さを知りました

アボリジニ問題は奥が深すぎて、とてもブログなんかで語れるものではないのですが・・・

詳しくは”http://ja.wikipedia.org/wiki/アボリジニ”などご覧いただくと、すべてわかるわけではないですが理解しやすいかと。
とにかく、白人がオーストラリアにやってきて以来の迫害の歴史が、現在の問題に深い深い影響を与えているのは間違いないのです


現在一番問題になっているのは、アルコール、ドラッグ絡みの犯罪です
大都市でも、アボリジニコミュニティでも、これは共通の問題。
とういうのも、何らかの精神疾患を持つ人々の割合が、べらぼうに高いのです。
オーストラリアでメンタルヘルスを勉強したのは7-8年前になるので記憶違いだったら申し訳ないですが、確か80%ほどが精神疾患(特に鬱)を持っているというレポートがありました。

自分たちの独特な文化、言語、環境、時代によっては家族すらもすべて奪われて、アイデンティティを失い・・・そんな環境で正常でいられるわけがないですもん。


以前、アボリジニコミュニティで働いた事のある人から、こんな質問をされました。

あなたはナースとしてコミュニティで働いているとします。もちろんナースは1人だけ。ある日、背中に大きな槍が刺さったアボリジニが助けを求めて診療所に来ました。すぐに手当をしようとすると、後から数人のアボリジニがやってきて、「治療をしてはいけない、これはPunishment(罰)なのだ。彼は悪い事をした、だから罰を受けなければならない。もし治療を受ければ、さらなる罰として彼を死刑にする」。槍が刺さったアボリジニは、泣いて助けを求めています。
さて、あなたはどうしますか??


もしかしたら記憶違いもあるかもしれませんが、大筋はこんなところです。
しかも、こういうことは決して珍しくないとのこと。

他にも食べ物や、衛生観念、病気の予防などの面から考えると想像もできない、あり得ないと思われるような習慣もたくさんあるそうです。
「こうすれば病気にならない、長生きできる」という善意も、彼らにとっては押しつけ以外の何物でもないんですね。
ただ混乱させるだけ。

そうやって長年かけて混乱してきた文化が、今オーストラリアで問題とされているのです。
アボリジニは何もしていない、ただ侵略されて混乱させられただけなのに・・・


というわけで、パートナーが働くコミュニティも、アルコール絡みの犯罪で警察は大忙しだそうです
そのコミュニティは政策でアルコール禁止区域になったのですが、それでも片道10時間程かけて、町にアルコールを買いに行ってしまうんだそうです


アルコール好きの私としてはわからんでもないですが・・・
でも私が「ビール飲みたーい」と思うような軽いものではなくて、もっともっと根深い、飲まずにはいられない、そして結局飲んでもどうしようもない、精神的苦悶があるのでしょう・・・


今回は重い話になってしまいましたが、こんなこともあって毎日パートナーの身を心配しているわけです。
気候もキツく、仕事も忙しい中でよくがんばっているようですが

今はお互い全く違う環境で、それぞれ苦労してます・・・が、これも経験

また一緒に住めるのは来年になるか再来年になるかわかりませんが、今はとにかく目の前の事をがんばるだけ!ですね


とりとめもなく書いてるうちに、「乾燥終了」の時間です
ではまた~

がんばれ私~

2009-11-01 | 博士号・研究のこと
あいかわらず、日曜だというのに論文書いてました・・・
曜日の関係ない(=休日返上)生活も、3週目となるともう何が何だか・・・

というか、日本はそれが当たり前だったりするのかなー???

こんなのまだまだ甘い??

こんなに忙しくても(当社比)、週1回は無理矢理息抜きに出かけてるし。
バースデーパーティーとか、友達と飲みに行ったりとか。
つらいのは、飲んだ翌日もきっちり論文書かないと間に合わないってことで


書くのがキライな私にとって、一番の山場はまずfirst draft(第一稿)を仕上げること

とりあえず第一稿ができれば、あとは直すだけだから・・・と言いつつ、supervisorsにダメ出しされた時のダメージもかなりなもんではありますが

とにかく!
来週の月曜日が定例ミーティングなので、遅くとも今週木曜日頃までにはチャプター4つ(Introduction, Literature Review, Conceptual Framework, Methodology)を書き上げなければなりませぬ。

というのも、すでに20,000wordsを超えるボリュームになっているので、前日にメール添付して「読んでおいて、フィードバックください」と言っても無理な話。
今週木曜でも遅いくらい・・・

切羽詰まるとエンジンかかる私なので、(逆に言えば相当切羽詰まらないと動けない)、現在エンジン全開でござる

まあ、もともと書くのがキライなので、せいぜい1日1,000 wordsペースが精一杯ですが


そんなわけで今日はショッピングセンター内の図書館にこもってました
日本の図書館とはちょっと雰囲気が違い、わりとザワザワした感じですが、逆にしーーーーんと静まり返ってるとちょっとした音がすごく気になったりするので、かえって集中できたりするんです。

しかし、今日は1つ誤算が
今日は日曜日だったんですねええええ

図書館内のキッズスペースには元気が有り余ったキッズがいっぱい!
読み聞かせタイムが始まり、さらに大音量の音楽で歌とダンスまで・・・

失敗した~~~と思いつつも、2部屋だけあるstudy room(個室)にこもりました。
でも、ドア1枚ではキッズの元気な叫び声(!)は遮れず・・・

そうだ!と思い立って薬局に走りました

お目当ては、もともと今日買うつもりだった「耳栓」(ストック用)



これ、白いのと2バージョンあって、パッケージ見てもどう違うのかわかりませんでした。
でも、使用感はピンクのほうが若干柔らかくてsticky(べとべとする感じ)かな?

写真は4個しか入ってないけど、6個入りです

夜間の安眠だけでなく、勉強の集中にも役立ってくれる、今の私にはなくてはならない耳栓ちゃんです


今日はもうアタマのエネルギーが切れてしまったので、また明日がんばります~