Blue Blanket

留学、永住、看護学博士取得、そして今は医学系翻訳者。暑さと虫嫌いの酒飲み女が、熱帯のケアンズでどう生きる!?

全身麻酔からの生還~その2~

2012-01-31 | 日々のこと
あー づー いー 
ここ数日、ケアンズは蒸し蒸し蒸し蒸し蒸し暑ーーい日が続いています。
病み上がりの身にはマジキツいです

昨日はまた頭痛とめまいでブログ更新できませんでした

さてさて、手術は無事終わって麻酔から覚めるわけですが、この辺記憶がはっきりしましぇん
どうやらなかなか覚醒しなかったらしく、しばらくずっと声をかけられていたようで・・・
というのも、血圧が異常に低かったようなんです

麻酔医に昇圧剤の2回目を注射するよ、って言われて(1回目は記憶にナシ)、胸が苦しかったんで「なんか胸が圧迫されてるみたいなんですけど・・・」と言ったことだけ覚えてるんですが、あとはまた記憶ナシ

それからウトウトしたりぼんやり目覚めたりで約2時間
次にハッキリ覚えているのは、血圧をチェックしたナースが「あーダメだわ」といきなりベッドの頭側をどーんと下げたこと。
よっぽど血圧低かったんでしょうな
聞いたけど教えてくれなかったし(え、喋れる?気分悪くないの?って顔してました)、コンタクトレンズを外していたのでモニターの数字も見えず

そのうちハッキリ目が覚めて来ていろいろ喋れるようになり、血圧も80に上がった(!)のでちょっとずつ起き上がり・・・
さすがのオージーナースも慎重になっていて、10分おきに血圧測りながら1時間近くかけてやっと座った状態に。

もういい加減飽きてきた私は、「もう大丈夫」を連発し、やっとのことで着替えとラウンジへの移動を許されたのでした

ラウンジでは、好きな飲み物と軽食がいただけます
血圧やっと80で飲み食いもないだろうと(特に日本ではあり得なそう・・・)お思いかもしれませんが、しっかり紅茶とサンドイッチをいただきました

そこへ連絡を受けたパートナーが迎えに来たのですが、血圧がまた70に低下し、なかなか帰してもらえず・・・
この時すでに5時を回っており、どうせ寝るなら家でゆっくり寝たかった私は「だいじょぶ、帰る」をまた連発(困った患者
ナースが麻酔医に連絡を取り、必ず24時間誰かがそばについていること、何かあったらすぐにEmergencyに来ることを条件にやっと帰宅を許されました。

そこからがまた地獄だったわけですが・・・正直当日の晩はトイレに行くのもキツかったっす


そんなこんなで大変だったことばかり書きましたが、血圧さえ下がらなければあとは痛みも何もないし、本当に簡単な手術でした
そして、初めてオーストラリアで患者らしい患者になって、オーストラリアの医療、特にスタッフの仕事のしかたなど興味深いなあ~と思ったり。

というわけで、次回は日本とオーストラリアの医療の違いについて、あくまで私の印象で語ってみたいと思います