BLOG ㈱中元建築設計事務所

建築設計・監理、構造設計、耐震診断、補償コンサルタントの仕事をしております。

体育館のbefore and after

2015年08月28日 | 耐震・構造関係
もう、随分前の事なのですが…
3月末に体育館の耐震補強及び改修工事が完了しました。

beforeとafterを見比べると、その変わり様にビックリ!


 before
       

 after
       


使う人みんなが「わぁー明るくなった!」と大喜び。
確かに以前は暗い屋内だったので、別の体育館に生まれ変わった感じがします。
あまりにも明るく綺麗になったので、そちらにしか目は行かず、
工事関係者以外で壁ブレースが増えたとか、屋根ブレースが取り換えられているとか、
耐震補強が施された事に気付く人は殆どいない様な感じがします…。

しかしながら、皆さんに喜んで頂けた建物設計・工事に携われたのはありがたい事です。

木造耐震

2012年06月01日 | 耐震・構造関係
先日あるお宅の耐震診断をさせていただきました。
診断結果はやはりNG。
診断をした場合、S56以前に建てた殆どのお宅はNGとなるでしょう。

しかしNGが出たからといって、絶対にに壊れると決まっている訳ではないので、必要以上に心配する事はありません。

「どうせNGになるのなら、診断をしたって意味がないのでは?」と思われるかな?

診断をすることにより、その家のウィークポイントが解ります。
先日のお宅も結果はNGでしたが、逆に耐震性に優れている部分も明らかになりました。
この建物はこういう理由でここが弱い。こうなっているからここはしっかりしている。等。
そう言うことを知っていれば、いざという時に身を守るための対処法をあらかじめ考えておくことが出来ます。
出来ればさらに補強まで出来れば良いのですが、どうしても工事費がかかるので…。
そう言う事からも、現状の建物の特性を知っておくだけでも為になると思います。

昨日病院へ行ってきました。
先生方はしっかりと体を診て、診断してくださいました。
我々は建物の先生…と言うと、おこがましいですが、依頼を受けた建物はしっかりと診断して行きます。

ジャストベース(露出型弾性固定柱脚)

2012年04月09日 | 耐震・構造関係
金沢セメント商事㈱さんが「ジャストベース」の営業に来ました。
↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.kincehp.biz/index.php

http://www.kemco.co.jp/kenzai/index.htm

鉄骨造建物の柱脚に使用する商品で、特徴は「ジャストリング」を使用し、施工時にアンカーボルトがずれても、大き目の穴にしっかりと納まる仕組みになっています。

入札(その2)

2011年05月20日 | 耐震・構造関係
石川県が発注する、某体育館の耐震診断の入札の指名を受け、入札に参加しました。
当社で、頑張ればこの位で出来るだろうという人工で積算すると、予定価格とほぼ同額(少し下回った額)になり、その額からさらに数%引いた額(予定価格より約1割引き)で入札に臨みました。
結果は、2番手でしたが、1番低い額は最低価格を下回り失格となり、当社が落札する事が出来ました。(ラッキーでした)
耐震診断も、発注の件数が減り、予定価格より2割以上切らないと落札は出来ないだろうと思っていたので、意外でした。
仕事が有る事に感謝して、スタッフには頑張って、そして、明るく・楽しく仕事をして欲しいと思います。


尾口砂防出張所耐震補強工事

2011年04月30日 | 耐震・構造関係
ドライブがてらに、耐震補強工事の現場に行ってみました。
設計は当社が行いましたが、監理業務は別なので、現場がどこまで進んでいるのか気になり、現場事務所を覗いてみました。
耐震補強の工事は、未だこれからで、外壁補修工事の高圧洗浄を、休みの日にも拘らず行っていました。
連休が明けてから、もう1、2工程の後、耐震補強工事に入るみたいです。

応急危険度判定

2011年03月30日 | 耐震・構造関係
新聞の報道によると、東日本大震災で被災した建物を各市町村が緊急調査した結果、25日午後2時の時点で約7,000件が倒壊や損壊の可能性が高く、「危険」と判定されたそうです。
「応急危険度判定」は、余震などによる二次災害を防ぐため、建物の倒壊や外壁、窓ガラスが落下する危険性を調査するもので、震災による被害の状況を調査する物ではありません。
したがって、既に全壊した建物や、津波で流された建物は対象となっていません。
調査は、これからも続くと思われるので、「危険」と判定される建物はまだまだ増えると思います。

4年前の「能登半島地震」の時は、地震の2,3日後に調査の要請があったので、今回も心の準備をしていましたが、要請はありませんでした。

あの時感じた事の一つですが、ある被災した家は、親戚が集まり、大勢で家の中を片付けていたのとは対照的に、一人暮らしのお年寄りの家は、家の中が、全く手付かずの状態で、時々近所の人がお年寄りに声をかけていたのが印象的でした。

今回の震災は、「能登半島地震」の比ではないので、想像を絶するものがあると思います。
みんなで力を合わせて頑張ってほしいものです。

東北関東大震災

2011年03月16日 | 耐震・構造関係
この度の東北・関東大震災により被害を受けられました皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
被災地の方におかれましては、安全と一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
また、亡くなられた方々に対し、心よりお悔やみ申し上げます。

私たちには、今何が出来るのでしょう?
原発も心配です。
政府や東京電力、原子力安全保安院(?でしたか?)の対応を非難するようなマスコミの報道が多いようですが、みんな懸命にやっているのですから、もっと冷静に聞いてあげればと思います。

被災者の方々、救援活動をされている方々、みんな頑張ってください。

H型PCパイル

2011年02月07日 | 耐震・構造関係
杭屋さんが、H型PC杭の宣伝にやって来ました。
住宅用の杭で、■環境に優しく、■施工性に優れ、■コストも安い杭です。

カタログなどから一部引用すると、
・耐衝撃性に優れ、取扱い時におけるクラックの心配がありません。
・H杭打機は小型な為、せまい敷地での施工も可能です。
・油圧圧入工法により、低振動・低騒音で施工できます。
・JIS工場において、品質管理の下で生産されており、信頼性の高い地盤補強材料です。

少し残念な事が、小規模な建物(住宅など)にしか使えないという事かな。

http://www.m-sekisan.co.jp/sekisanpc/