BLOG ㈱中元建築設計事務所

建築設計・監理、構造設計、耐震診断、補償コンサルタントの仕事をしております。

能登半島地震

2007年03月31日 | 耐震・構造関係
能登半島で大きな地震がありました。
金沢でも震度4、輪島市の門前では震度6強という大きな揺れを記録しました。

建築に携わる者として出来る事に、建物の「応急危険度判定」というのが有ります。
地震直後に現地に入ることは、返って交通渋滞等の混乱を招く事になるので、要請があるまで待つことにしましたが、早速、27日に、建築設計事務所協会から要請があり、28日に七尾市へ建物の危険度判定に行ってきました。

七尾市は和倉温泉等のある所で、震源から少し離れていますが、古い木造の住宅等で、棟瓦がズレ落ちたり、土壁が崩れたり、はずれる等の被害が見られました。

建物の被害に遭われた方もそうですが、一人暮らしのお年寄りは、本当にかわいそうでした。
家の中は散らかったままになって、何処から手を付けたらいいのか分からない状態でした。でも、近所の方や親戚が、片づけを手伝ってくれている家もありました。

私の友人の洋菓子屋さんが、「焼き鳥屋さんが焼き鳥を差し入れするので、一緒にケーキの差し入れを託す」そうです。
自分達の出来る事をする。一人一人が微力でも行動をすれば、大きな助けになると思います。

来週は、被害の一番大きかった輪島市へ、地震災害に係る住宅相談に行こうと思っています。

by.センター_N