BLOG ㈱中元建築設計事務所

建築設計・監理、構造設計、耐震診断、補償コンサルタントの仕事をしております。

ちょっと古いけど姉歯事件

2006年03月25日 | 耐震・構造関係
2ヶ月ほど前の事ですが、ある市民グループのお便りに、「仕事をする」という切り口で、構造計算書偽装事件の事書いてほしいという依頼があり、その時書いた物を一部転載します。

(略)
実務では構造を担当しています。
今回の構造計算書偽装事件に関して、大変なショックを受けています。
我々構造屋は、人命や財産の保護等を目的に仕事をしています。
不謹慎な話かもしれませんが、大地震が起こった時、隣のビルは倒れても、自分が設計したビルは残ってほしいと思うのが我々構造屋です。

11年前の、阪神大震災の時も大変なショックでした。
あの時は、建築基準法や、学会等の計算規準、設計指針などを信頼して設計しているのに、今まで自分がしてきた事は何だったのか、と…
しかし、数ヵ月後の報告会で、「被害の大きな建物は、旧基準の建物で、新基準(1981年6月以降)で建てられた建物は、損傷が小さいか、又は設計ミス、施工ミスの建物であった。」との報告がされ、あの地震で、新基準の考え方が正しかったと言う事が逆に証明されたようです。この報告会を聞いて、ようやく憂鬱な日々から開放され、自信を持って仕事が出来るようになったことを今でも忘れません。

今回の事件は、いろんな意味で、さまざまな問題を提起しています。
経済至上主義の環境、審査の方法、既存建物の耐震性…。特に、構造設計者のモラルの問題は当然ですが、経済至上主義の環境(アンフェアなトレード)が、その大きな原因になっている事は確かです。

転載は以上ですが、姉歯事件による建築業界への波紋は、まだまだ続いています。
この件に関して、これからも時々書こうと思っています。

by.センター_N




デジカメ(斜め補正?)

2006年03月22日 | 社内の出来事
デジカメを買いに1番セカンド_Kと一緒にY電機へ行ってきました。

購入条件は下記のとおり
・電池が長持ちするもの
・広角レンズ(28mm以下)
・コンパクトタイプ(一眼レフは高いかな、と言う事で)
・記録媒体がSDカード(現デジカメと同じため、共用できる)

カタログ等をみて候補はこれだな、と決まっていてY電機に現品があるかどうかが問題でした。が、何の心配もなく現品はありました。

購入したのはRICOH Caplio R3です。
このデジカメには「斜め補正機能」と言う面白い機能
(斜め方向から撮影して歪んだ四辺形の 被写体を自動認識し、あたかも正面から撮影したかのように自動的に補正・再現する機能)が付いていて、
これを使えば建物を斜めから撮っても補正できるから立面図書くときも助かるかも・・・、
スッタフ(箱尺)をあてて撮影すれば大きい看板の高さも正確に分かるかも・・・、
と楽しみな機能です。
今度試してみます。

by.2番ファースト_D

春だなー

2006年03月16日 | 季節のこと
 先週、国土交通省の業務により七尾市の山手の方へ調査に行ってきた。
 日の当たらない山陰にはまだ少し雪が残っている中、足元に小さなフキノトウをいくつも見つけた!そこは木々が倒れこみ、ちょうど光が差し込んでいた場所だった。
あ~春だな~と感じた瞬間だった。

by.セカンド_K

ホームページ公開

2006年03月08日 | 社内の出来事
お陰様で念願のホームページができました。
ブログでは建築関連のニュースや社内の出来事を紹介します。
内容に関しては社内で持ち回りとして投稿して参ります。
要望・問合せなどコメント頂ければ幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

株式会社 中元建築設計事務所
代表取締役 中元 伸夫