BLOG ㈱中元建築設計事務所

建築設計・監理、構造設計、耐震診断、補償コンサルタントの仕事をしております。

清水建設 北陸支店 視察

2022年01月14日 | 環境・エネルギー
ブログでのご挨拶が大変遅れてしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

火曜日には建築設計団体の新年互礼会があり、谷本知事や山野市長もご出席される中、
話題の中心はやはりオミクロン株のコロナウイルス対策、そしてSDGs達成に向けた環境への取組みでした。

そんな中「超環境型オフィス」として昨年竣工した清水建設㈱北陸支店の視察を昨年末にさせて頂きました。



部署を間仕切りのないエリアで配置し、席もフリーアドレスをベースにすることで、開放感のある空間になっています。
格子状の天井は県内産の能登ヒバを使った耐火木鋼梁を使用しており、RC造ですが、暖かみのある空間に感じました。



電力の使用推移です。太陽光のみならず、水素を電力として活用しているのが特徴です。
建物で消費する年間の一次エネルギーの収支を0以下とする「ZEB」も達成しています。



写真は水素貯蔵装置です。
水素吸蔵合金に水素を付着させて貯蔵するというオフィスビルとして初めての試みだそうです。


12月23日の写真ですが、1月の今となっては羨ましい程の快晴ですね…

この他にも建築、設備において省エネ技術のフルコースといっていいほど様々な取組みをされていました。
担当者の方も「この建物は環境に対しての実験的な側面もあり、何か1つでも取り入れてもらえれば」とのことでした。
大変貴重な機会を頂きました、清水建設様ありがとうございました。


さて弊社はおかげさまで今年創業60周年を迎えます。
社会情勢、環境問題、技術革新、60年前とはおかれた状況は大きく異なります。
今や数年前とも大きく異なるかもしれません。
「不易流行」という言葉がありますが、60年間変わらず皆さまに支えられ培ってきたものを大切にしながら、
次の時代に向けて私たちに出来る事を少しずつ着実に取り組んでいきます。

SDGsの社内での取組みも今後ブログでご紹介できればと思います。