日本ばし やぶ久@日本橋 ★★★★☆

何が人の逆鱗に触れるか分からない世界です。



エリザベス一世は自分よりもお洒落な服を着て来た者に対して「二度とその服を着てくるな！」とブチ切れ追い立てましたし、




千利休は秀吉も通る山門の上に草履を履いた自身の像を据えて（周りの人間が勝手にやったらしいですが）、秀吉をブチ切れさせ切腹になりましたし、




昆虫学者ファーブルは家の庭で囀る小鳥を「うるせぇーーー！！！」とブチ切れ猟銃で撃ち殺しまくりました。



そして、その昔こちらのお店の番頭さんはとある大会社の常務殿がお会計時に千円札を裏っ返しに出したのにブチ切れ



「アンタ、いい歳して札の出し方も知らないのかっ！！！？」
と怒鳴ったそうな。。。




やぶ久
くわばらくわばら、お会計には細心の注意を払う必要がありそうです。



お店に入りメニューを眺めますが、外は炎天下灼熱地獄。うーん、熱いお蕎麦はないなー



やはり冷たいでしょ！っと9割型決まったところで目にしてしまったこちら




名物やて⁈
コロッと宗旨替えをするのでありました。




待ってる間、キュ〜っと一杯。



アテに、と出された蕎麦味噌。味噌の香り高く良いですなぁ。



ただし自前で焼き味噌を頼んでいたのでまさかの味噌かぶり。だったら注文した時に言ってよ〜、とも思いましたが、そんなコト言ったら店の奥から番頭さんが散弾銃を持って駆けて来そうですので黙っていただくコトに、、。



そこへ間髪いれずやって参りました注文の




カレー南蛮（辛さふつう）
流石は日本橋で4代続くお蕎麦屋さん、酒を飲んでいてもチャキチャキッと蕎麦を出してきます。こっちとしてもビール飲みながらやりたかったんで大歓迎です。




具材は豚肉か鶏肉かを選べまして、自分は豚肉です。んじゃ、いただいてみましょう。






おー、美味しいー★★★★☆
所詮は蕎麦屋、と侮るとしっぺ返しを食う様な奥行きのあるカレーを物凄くしっかりした出汁で溶いてあり美味。蕎麦も激アツの汁にへばるコトなくコシを保っており、また風味もカレーに負けていないところが手柄です。美味しい！




千円札を表に揃え慎重にお会計をして外へ。どうやらお店の逆鱗に触れるコトなく済んだ様です。しかし、空き席があるにも関わらず炎天下で待つ客を店が中々入れないため、店が客の逆鱗に触れているのを横目に店を後にしたのでありました。。。




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