長野周辺の山歩きと山野草

長野県北部を中心に山歩きと野草の開花状況を報告しています。植物の不思議な生態についてもレポートしています。

戸隠展望苑のそば畑と森林植物園

2012年09月23日 | 風景
2012年9月9日 戸隠のそば畑と森林植物園に行って来ました。


戸隠山とそば畑
 戸隠展望苑近くから撮影
 

一夜山とそば畑
 一夜山は戸隠連峰の西端にある山です。標高1562mで戸隠・西岳より500m近く低いですが突出した山なので目立ちます。


作付されなくなった元そば畑
 展望苑の奥の方の畑。以前はここもそばの花で真っ白になっていたのですがね。一面雑草に。黄色い花はコウゾリナ(キク科コウゾリナ属)。


ノコンギク(キク科シオン属)
 野生にしておくにはもったいないくらいの美しい花です。


ゴマナ(キク科シオン属)
 花がたくさん咲いた大株でした。


桑の葉のアマガエル
 眠そうにじ~っとしていました。
  アマガエル 空見て何を 考える 幸せ運ぶ 水色の雨


アズマレイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)
 アズマレイジンソウもこのエリアにたくさんあります。上萼片のトップ部分が後ろに曲がるのが特徴。トリカブト属の花は、盗蜜を避ける工夫がされていて最も進化したと言えるかもしれません。蜜を分泌する花弁を上萼片と側萼片でカバーし、虫が正規のルートから進入しないと蜜が吸えないようになっています。


ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
 この花も面白い形をしています。花弁三枚、萼片三枚からなる花で、袋状になっているのは、萼片の一枚です。渦巻きになっている所に蜜を溜めています。


サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)
 ブラシのような穂状花序で大きな群落を作って咲いていました。近づくとかすかに甘い香りがします。大型の植物なので、葉っぱを入れて撮ろうとすると背景がボケにくく雑然とした印象になりがちです。
 これと共に、オオバセンキュウ(セリ科シシウド属)も多数の個体で群落を作っていました。

この他、ヤマトリカブト、タチアザミなどが咲いていました。タチアザミは終盤。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿