長野周辺の山歩きと山野草

長野県北部を中心に山歩きと野草の開花状況を報告しています。植物の不思議な生態についてもレポートしています。

地獄谷野猿公苑(山ノ内町)

2011年02月11日 | スナップ
2011年2月9日 山ノ内町の地獄谷野猿公苑に行ってきました。


かんばやしスキー&スノーボードパーク
この付近からも野猿公苑へ行けます。

石碑に書かれていた「上林温泉スキー場の由来」を一部抜粋
大正2年(1913年)ドイツのキンメル夫妻により、この上林に志賀高原で初めて、一本杖スキーが伝授されました。
大正10年(1921年)11月 上林スキー場が開設されました。
昭和4年(1929年)ノルウェーの陸軍中尉ヘルゼット氏とスネルスルード、コルテルードの三選手が上林にも来訪、ジャンプ台を作って40m程のジャンプを行いました。
昭和35年(1960年)日活「白銀城の対決」ジャンプのロケが行われました。
昭和56年(1981年)スキーリフトが架設されました。

 そして、スキー客の減少から2007年1月にスキー場は閉鎖されたそうです。


渋の地獄谷噴泉
 常に温泉が勢い良く吹き上がっています。周りは吹き上がった水が凍り固まっていました。


暖かいパイプにくっついて暖を取るおさるさん
 黒いパイプには温泉が通っていて丁度良い暖かさになっています。そこにくっついて暖まっているニホンザルがいました。


毛づくろい
 野猿公苑は入場料500円。


雪遊びをする子猿。
 雪玉を転がして遊んでいます。子猿たちは色々な遊びをするので見ていると楽しいです。英語ではスノーモンキーっていうのですね。


カメラマンに取り囲まれる入浴中のおさる
 ここのおさるさんは、とにかく人に慣れています。慣れていると言っても人とかかわりを持とうという感じではないのです。あまり人を気にかける様子がなく自然な様子を間近で安全に観察できます。だから人の側からもエサをやったり触ったりしてはいけません。対応を間違えると東京に出没した噛み付きざるや日光のサル被害のようになってしまいますから。
 水に濡れた動物というとブルブルとされて水ハネが懸念されますが、ここのおさるさんはそれをしません。だから安心して近づけます。教育が行き届いているというかなんというか。
 この日はとにかく外国人の観光客が多かったです。写真奥の外国人カメラマンはかなり長い時間ねばってお風呂の前で熱心に写真を撮っていました。私もここに初めて来ましたが多くの人にお勧めできるポイントですね。


あ~いい湯だなァ


温泉は気持ちイイね。長生きできそう。


仲良くお風呂で毛づくろい


遊ぶ子猿たち
 手を伸ばせば握手できそうなくらい近くで遊んでくれました。この日着て行ったコートが茶色だったので、お猿さんたちにも親しまれたようです。たぶん仲間と間違えたのだと思いますが一度子猿がしがみついてきました。

 掲示されていたサルを見るときの注意
なれなれしくしない
目をじっと見つめない
エサを見せない与えない
サルに話しかけない

 これらを守らないと現在の人とサルの良い関係が失われてしまいますので訪れた方は皆さん守りましょう。

ろうばいの郷(群馬県安中市)

2011年02月04日 | 草花
1月23日に群馬県安中市のろうばいの郷に行ってきました。


看板とベンチ
 入園料300円です。9時~17時開園。3.2ヘクタールに1200株が植えられているということです。園内には「竹ハウス」があって豚汁、うどん、焼きそば、甘酒などが売られていました。農産物の販売もされていました。


マンゲツロウバイの花(ロウバイ科ロウバイ属)
 ソシンロウバイの亜種です。花被片の先が丸い品種をマンゲツロウバイといいます。共に内側の花被片も黄色なのが特徴。その一方でロウバイは外側の花被片は黄色ですが、内側は暗紫色で区別できます。これらの花には芳香があります。ロウバイは花の少ない早春に咲くことから主に花を楽しむために用いられています。その他、花蕾を乾燥させたものを生薬として「蝋梅花」とよび、解熱・鎮痛・鎮咳薬として用いられます。また、ごま油に漬け込んだものは火傷の外用剤として利用されます。有効成分は、主に精油成分のシネオール、ボルネオール、リナロールなど。


犬の散歩とロウバイ
 「ろうばいの郷」のホームページにも特集されていますが犬の散歩されているかたが何組か。この日出会ったのは、ミニチュアダックスフンドとコーギー。


鉄塔とロウバイ
 この風景を見て何かが心にひっかかりました。過去の体験が影響しているようなのですが思い出せません。どちらかというと良い思い出ではないようです。


青空とロウバイ
 青空に対して黄色のロウバイが補色に近い関係で目に鮮やかで爽やかな印象です。1200株、12000本のロウバイが一斉に咲けば良い香りが一面に漂うと言いたいところですが、この日はあいにくと風があって花に近づかないと香りがわかりませんでした。無風の日に行くといいかもです。


石仏とロウバイ
 近くの小さな塚にある石仏。写真でもわかるように元々この一体は田でした。30年ほど前から遊休農地にロウバイを植えたのが始まりで栽培面積を増やして今や3.2ヘクタールあるそうです。
 地図を見るとろうばいの郷附近に「上細野原縄文遺跡」と記載されています。それについてはよくわかりませんでした。