長野周辺の山歩きと山野草

長野県北部を中心に山歩きと野草の開花状況を報告しています。植物の不思議な生態についてもレポートしています。

谷厳寺(中野市)

2013年04月26日 | 草花
2013年4月23日 中野市の谷厳寺(こくごんじ)、そして、飯山市の長峰スポーツ公園に桜を見に行って来ました。

谷厳寺


山門
 山門脇に見応えのあるしだれ桜の大木


玄奘三蔵法師立像石碑
 石碑の下部に穴が開いています。ちょうど描かれている立像の股下の所。穴の奥には何やら玉のような光った石が。これ何??掲示物には、「お釈迦様のウンチをつかむ」などと書いてありました。ウンチって。。。

 玄奘三蔵法師(602~664年)は、28歳の時、中国からインドへ渡りお釈迦様の幸運な知恵を学び持ち帰ったそうです。西遊記に出てくる僧侶のモデルだそう。幸運な知恵で「運智」ですか。カタカナにすることないのに。それに、よりによって股の間に・・・下ネタ的ダジャレなのね。穴に手を入れれば、「あなたに見合うウンチ(運智)をつかむことができ、煩悩が一つ消え、きっとお釈迦様の幸運の知恵(運智)が授かると思います。」などと書かれていました。


石垣と桜
 塀には花頭窓が並び、粋なデザインになっています。


菜の花と桜と斑尾山
 青空ならよかったのに・・・という写真


オクチョウジザクラ
 萼筒が長いのが特徴。日本海側に分布しています


いぬ・いのしし歳生まれのお守り本尊 阿弥陀如来
 十二支の守り本尊八体佛
谷厳寺の裏に見上げるほど大きく金色に輝く八体佛がありました。個人から寄進されたそうです。



飯山市 長峰スポーツ公園

スポーツ公園の針湖池の周りに桜が多数植樹されています。桃色の濃い桜はオオヤマザクラでしょうか。満開の時は感動なのですが、今年の桜は花の数がかなり少ないような気がしました。



カタクリの道

カタクリ
 信濃平から戸狩温泉スキー場のあたりの斜面には所々カタクリの群生地があります。そのうちのひとつ。気をつけないと踏み潰しそうになるくらいたくさん咲いていました。キクザキイチゲやアズマイチゲ、ニリンソウもたくさん咲いていました。




夢農場~桜仙峡(池田町陸郷)

2013年04月22日 | 風景
2013年4月17日 池田町の夢農場から陸郷山桜トレッキングコースを歩いて来ました。

夢農場
 ラベンダー畑と桜




夢農場の売店
 古めかしい巨大なスピーカーがあります。最新型というのも便利でいいですが、こういう所にこんなスピーカー。いい感じです。時折クラッシック音楽が流れていました。
 売店ではラベンダーグッズなどが売られています。ラベンダーのエッセンシャルオイルとラベンダーのてるてる坊主を買ってみました。池田町というとてるてる坊主ですからね。童謡「てるてる坊主」の作詞者、浅原六朗の出身地。
ここで散策マップを入手。


ラベンダー畑のお地蔵様
 一体の首があらぬ方向に・・・誰かいたずらした?


右奥に見えるのが豊盛公民館のある桜仙峡エリア?




ままこ落しの土柱
 夢農場から天崎に上って「ままこ落し」まで行きました。案内板には「心のけがれを落とす 魔々心落し」と書かれていましたが、侵食された堆積岩で高度差のある絶壁だから、語源は「継子」だろうなと思っていたらやはり恐ろしい伝説が。田ノ入城の若君を継母がここで突き落としたという言い伝え。ここには信頼出来る人としか来てはいけません。
 土柱は美しい円錐状になってます。


絶壁
 一脚にカメラつけて手を伸ばして撮りました。この角度から肉眼で見ようとすると真っ逆さまに転落死です。
 もっと広角、いや魚眼で撮りたかったですね。高度感と恐怖を表現するのには、1枚の写真では難しい。動画のほうが良いようです。 


桜仙峡の「癒しのスポット」から
 豊盛公民館からの眺めもいいのですが、公民館と登波離橋の間にある「癒しのスポット」からの眺めが格別。しかし、いまいち天気が。さらに、今年の桜は色が良くないらしいです。こんな写真になっちまったという次第。天気と光線と花のピークが一致した時に来ないと美しい景色は見られない??ガイドには山肌一面に桜が散りばめられている写真が載っています。


登波離橋近くのねしょうべんの神様?
カレンダーの裏紙に「ねしょべんの神様」と油性ペンで書かれていました。由来は何?


夢農場に戻って来た頃にようやく日が差してきました




雁田山(759.4m 小布施町)

2013年04月18日 | 山歩き
2013年4月14日に雁田山(かりだやま)に登って来ました。岩松院側からの登山。

板状節理
 約400万年前の火山活動によってできた安山岩。節理はマグマの冷却面と平行に発達します。


大城(古城)
 以下、掲示物の要約
 小城(物見城)と一体で苅田城と呼ばれています。築城年代など解明されていない部分も多いのですが、史実からすると、延徳元年(1489年)から永禄4年(1561年)に武田信玄が高井地方を支配するまでの間、高梨氏が支配していたと確定されています。


大城の堀切
 大城の手前少し下った所にありました。堀切とは、尾根を断つように造った空堀のことで、その高低差により防衛力を高めた構造です。


千僧坊
 雁田山頂の標高759.4mより高く、782.7mあります。千僧坊の地名は、岩松院の前身である千僧林念仏寺から由来するそうです。寺址というより山城の一部と考えられています。


姥石
 山麓からこの岩を見ると、子供に寄り添う大人のようにみえるそうです。高さ10m。伝説では、孫と登ってきた姥が、ここで眼下に広がる洪水に見舞われた農地を見て「きれいだなあ」と感嘆したとたんに石になってしまったといいます。
 

雁田山山頂からのパノラマ
 北信五岳が均等に見えます。右に続く写真が見えないときはパソコン・キーボードの右矢印キーを押してみて。


反射板跡
 国鉄の無線電波反射板の跡地です。長野市の鉄道管理局と信濃町の柏原無線中継所を継いで昭和37年10月から使われていました。
 ここから少し下がったところではカタクリが咲いていました。道でも咲いているから登山者に踏まれてしまいます。


小布施KINGS
 スキー・スノーボード・エアーマット式ジャンプ練習施設だそうです。南側の登山口近くに。以前ここには朽ちたフィールドアスレチックがあったのでした。活用されてなにより。さらに、この隣にあったおぶせ中国美術館が藤岡牧夫美術館にかわってました。勝手でいぢわるな隣人は流行りませんからねぇ。変更されたことはよいと思います。時代の流れをよんで変わること。これが大切。進化の真理「唯一生き残れるのは、変化できる者である」ですからね。


玉ねぎ状剥離の岩石
 火山活動で噴出した溶岩は、東側の古い山々にさえぎられ、主に小布施町や松川の方に流出しました。流れ出した溶岩は先端で冷えて固まり、割れ目が生じます。熱や凍結、乾燥などによって膨張と収縮が繰り返され、風化が層状にすすみます。割れ目の交点で剥離が厚くなりやすいので丸くなり、玉ねぎ状に剥がれていくということです。
 奥に並んでいるのは「空・風・火・水・地」輪が重なる五輪の塔


浄光寺大門と桜
 浄光寺薬師堂は、重要文化財で應永15年1408年の建立とのこと。室町初期の代表的な仏堂で文化史上極めて重要。

部屋の中でムシトリナデシコ咲く

2013年04月12日 | 草花
2013年4月11日 
 観葉植物パキラの鉢から、なんか雑草がニョキニョキ伸びてきたなぁと思っていました。抜こうかと考えましたが、これも命あるもの、と見守っていたら咲きました。なんとムシトリナデシコ。どうやって種が来たのか不思議です。外来植物で山野や河原などにも野生化している植物です。花の色が濃紅色で美しい。部屋の中のため日光不足で徒長してますが、小さな花を一輪咲かせました。


 今、部屋の中ではクレマチス、デンドロビウム、ハゴロモジャスミン、シクラメンが咲いています。ハゴロモジャスミンは良い香りがします。比較的強い香りなので家中が香っています。

あんずの里(千曲市)

2013年04月11日 | 草花
2013年4月9日 千曲市のあんずの里に行って来ました。
満開でした。天気も良くて最高。桜も咲き始めていました。

スケッチパークのあんず


あんずと高妻山


あんずの大木


あんずと雪の北アルプス


あんずと大光寺


あんずの木の下で


あんずと石仏


あんずと禅透院の山門


禅透院の裏山から