マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

最近のヒューマンエラー2選

2006-08-07 11:26:23 | good/bad design
【肩こりか、虫さされか?】
 わが家には写真のような医薬品がある。
 1つは肩こり用の「アンメルツヨコヨコ」、もう一つは「メンタームかゆみ止め」。
 でね、ある日、肩がこったなぁとアンメルツを塗っているつもりだったのですが、キャップを閉めようと何気に今使ったものを見やると・・・、かゆみ止め!
 まぁ、致命的なエラーでないし、今のところ2回繰り返したということもないので、あまりガミガミ言うこともないのですがね、私の梅干しぐらいの脳みそには、白ボディに赤キャップといえば、アンメルツとメンタームという医薬品が同じ認知になってしまったという次第です。
 よく見ると、2つの薬品はそもそも形状も違うし、大きな表示がボディにしてあるので、間違う方が悪そうですが、人間第一主義デザイン極右者としてはなんとか問題をライトにカイゼンしたいところ。
 アンメルツは独特な形状にしてヨコヨコという直感的な名前を採用しており、すでに努力は認められるので、メンタームをなんとかしたい。近江兄弟社メンタームといえば、緑色のカラーで、インディアン風(?)の子どもの横顔のロゴ。キャップを緑色に変更するとか、ボディに子どものロゴがあったりすると嬉しいですね。
 他の液体系医薬品のカラーリングや形状を把握していないので、わが家の組み合わせに対する暫定案ですが。


【ケータイの目覚まし】
 わが家では、家族全員で1つのベッドに寝ているので、私だけ、奥さんだけ早起きしたいというときを考慮して、古いケータイ(京ぽん)を目覚ましにしているのです。ジリジリー、と鳴る古典的な目覚ましだと音が強烈なので、音楽で柔らかく刺激して、早起きの必要のある人は起きなさいという使いかたなのです。
 この最大のネックは、ケータイの電池が切れていて目覚ましがならないという恐ろしい事態なのですが、3歳の娘の方が目覚ましより早起きなので大事には至りません(^ ^;
 先日、山口県人妻の奥さんが朝6時起床し、千葉方面で会議という予定があったので、親切でよく気がつく夫の私は、メカオンチの奥さんに代わり、ケータイの目覚ましをセットしてあげたのです。
 翌朝、目覚ましは・・・鳴らない!
 このケータイ、ワンショットでの設定時には、日付と時間を指定しないといけないんですね。つまり、明日の朝6時に鳴れ、という指令を出すためには、明日が何月何日か設定しないといけないインターフェースなんですよ。わざわざカレンダーで確認しましたよ、明日が何日か。私がこんなところで間違えるわけもなく、日付設定もばっちりOK。
 いや、よく見ると・・・今まであまり意識していなかったけど、西暦設定もあるじゃないですか・・・・。
 で、ここの設定がなぜか2008年・・・になっている。梅干しぐらいの脳みそのオレは2年後の目覚ましを設定したということか!
 納得・・・じゃなくて、なんでたかだか目覚ましに年号入力・・・。

 ちなみに、別のケータイの目覚まし設定を見たところ、デフォルトの設定は<これから一番最初に来る、××時>のような設計がなされており、今日は何日か考える必要はない。24時間以降の設定なら、曜日指定する方式で、これなら1週間以上先の特定日時での目覚まし設定はできないけれど、十分かつ簡単にしてエラーが少ない。願わくば、ホテルの目覚ましのように目覚ましの設定時間表示などもあると安心して眠れるというものだ。
 成熟し、マルチな展開をみせるケータイ。いろいろな分野のプロがぜひコミットして、おまけの機能から、オリジナルを凌駕するような新しい使い勝手と安心感を実現してほしいですね。