マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

HOMESTARにみる、LEDプロジェクタの発想の転換

2005-10-21 23:49:42 | ネタのタネ
今年の8月発売直後からずっと品切れで、ちょっと欲しいなぁなんて思っていたんだけれども忘却の彼方状態だった、家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」が、なんと目の前に!!
定点観測中の有楽町ビックカメラに10台は積んであるじゃありませんか!
店員に尋ねると昨日(10/20)入荷とのこと。
ああ、東京暮らしも悪いことだけではないなぁと、しみじみとレジに並ぶ。
18,800円なり。

家で開封。小型の爆弾を彷彿させる球体にわくわく。
めちゃくちゃわかりづらい上に、デザインセンスのかけらもないマニュアルに一瞬、不安と後悔が錯綜。
スイッチオン!
・・・あれ、なにも映らん・・・。
ひょっとして、こいつは蓋ではないかと思うパーツをパカっとはずしたら・・・。

素晴らしい!

わが家のベッドルームの天井が満天の星々に大変身。
ゆっくりと日周運動をさせると、やがて天の川が現れ、本当に美しい星空。
業務用プラネタリウムと同程度の1万個の星が投影されているとのこと。
日本のケタ外れ玩具万歳!


家庭用星空投影機「ホームスター(HOMESTAR)」 コスモブラック

セガトイズ

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で、ここからビジネスの話。
HOMESTARの光源は一般のプロジェクタとは異なり、白色LED。なので、暗い。でも、暗い寝室で見るにはまぁOK。
しかしながら熱を持つランプだと冷却のためがファンがうるさいわけですが、これは熱を持たないLEDなのでファンレスで静か、なおかつ安全というメリットがあるわけです。
HOMESTARは、(おそらく)世界初の商用LEDプロジェクタという側面を持つ製品なのです。

三菱電機、Optoma、BenQは手のひらLEDプロジェクタを開発中とのことですが、みなさん、用途はこれから考えるという典型的メーカー発想。できちゃった婚ならぬ、できちゃった品。

永井なら、無理してDVDの映像をリビングで投影しようなんてさらさら思いません。HOMESTARのようにベッドルームで、全く異なるコンテンツを提供することが、商用LEDプロジェクタのブレイクの解の1つだと思います。

上記3社のLEDプロジェクター企画のご担当者さま、よい企画がございますので、ご連絡をお待ちしております(マジ)。



PS
 2歳の娘はその後、ベッドにはいると「お月さま、ない!」といってHOMESTARの起動を毎日催促します。