都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

谷寛(京都 上賀茂):こめ泥棒は春の使者

2016-03-31 04:14:06 | 食べ歩き

 季節営業の漬物製造。上賀茂神社を下がった賀茂川左岸の道路に看板が出ているとき、冬の酸茎菜や初春のこめ泥棒が買える。古民家は昭和初期で約百年の年代もの。漬物樽と梃が並ぶ。2月から3月はこめ泥棒(小600円)が有名。沢庵、陽の菜、赤蕪、白菜は300円で大きく、錦の半額以下で糠のにおいが強く、乳酸発酵のお味。特に、沢庵はすっきり味で塩が効いて、発酵がおいしい。

 こめ泥棒は茄子、胡瓜の薄切りを辛子甘味噌に漬け込んだもので、このタレがおいしい。ご飯が本当にすすむ。近くの雲母漬にもどこか似ている。粘っこく甘い、懐かしいような、湯上りの匂いのような独自のお味だ。

 こめ泥棒は漬物好きの方へのお土産にも好適だ。漬物はにおいが問題かもしれない。糠が多く、そのままにしておけば発酵がすすむが日持ちする。


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