坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

ロイヤル・アカデミー展

2014年10月30日 | 展覧会
八王子の東京富士美術館で、華麗なる英国美術の殿堂「ロイヤル・アカデミー展が開催されています。ロイヤル・アカデミーというと少し保守的なイメージが伴うのですが、印象派以後の作品とは、また趣の異なる豊かな写実派をじっくりと堪能できます。
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツは、ロンドンの観光名所として名高いピカデリー・サーカス近くに居を構える英国の芸術機関です。1768年に画家や彫刻家、建築家を会員として国王ジョージ3世の庇護のもとに創設されました。
本展は、ロイヤル・アカデミーのコレクションをかってない規模で紹介する展覧会で、アカデミー初代会長のレノルズをはじめ、ゲインズバラ、ターナー、カンスタブル、ミレイといった英国美術界を華やかに飾った歴代会員の優れた作品を中心に約90点の作品で、創立当初から20世紀初頭までのアカデミーにおける150年の歴史をたどります。
掲載作品 ジョン・エヴァレット・ミレイ〈ベラスケスの想い出〉
東京富士美術館は初めてという方は、ミレー作品で知られる村内美術館も近くにありますので、連休などで、車でドライブしてみてはいかがでしょうか。


◆ロイヤル・アカデミー展/開催中~11月24日/東京富士美術館(八王子)

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