今日(5月23日)は、第14回定例法座(毎月第4木曜日)。お参りは19名。今年の4月からは、「蓮如上人とお文(ふみ)のこころ」です。
『お文(ふみ)=御文章』は、親鸞聖人のみ教えを本願寺第8代宗主である蓮如上人が、簡単明瞭に当時(室町時代中期)の言葉で書かれたお手紙。これを、80通にまとめたものが五帖(じょう)の『お文(ふみ)』。五冊の本にまとめられていますから五帖(じょう)と呼びます。私達が、日頃拝読しております「聖人一流の章」・「末代無智の章」などは全て五冊目。そこで、五冊目から大切な「お文」を抜き出し解説しようというのが今年の定例法座。何しろ、この「お文(ふみ)」の力により本願寺教団は各派仏教教団のなかの盟主となり、そして他力本願のみ教えが誤り無く相続されてきたのです。真宗門徒にとっては、寝てもさめても聞くのが「お文(ふみ)」でした。
蓮如さんにより考えだされた勤行の形式
①「正信偈」を読みましょう・・親鸞聖人自身が、ご自身の教えを短くまとめたもの。
②「和讃」を称えましょう・・・教行信証の内容を、親鸞聖人自身が歌にされたもの。
③「お文」を拝読しましょう・・蓮如上人が、親鸞様の教えを簡潔にまとめたお手紙。
以来、真宗門徒は親鸞聖人の教えの核心を、上記の3本柱にて朝夕の勤行を繰り返し、拝読し、自分の血となり肉としてきたのです。これある限りは、浄土真宗は間違いなく相続されて行くのです。
しかし、この3本柱が大きく緩(ゆる)いできました。
①朝夕お勤めは、殆ど無理状態の昨今です。
②「お文」の拝読も殆どされていない状況。
これでは、大危機に直面するのは無理からぬ状況なのです。崩壊の序曲が鳴り響いているのです。しかし、お文に変わる伝道手段を見つけずいるのが実際のところ。このブログも、近未来の伝道手段として発信してはいるのですが、勉強不足の私が発信しているのですから法語ブログとは到底なりません。この崩壊の原因の大半は、僧侶の責任でもあります。80通に及ぶ「お文」の法話は昨今殆ど聞いた事がありません。
そこで、今年一年は少なくとも大切な「お文」数通を味わいましょうというのが今年の定例法座の趣旨なのです。
今日は、数ある「お文(ふみ)」のなかで、五冊目第8通の「五劫思惟(ごこうしゆい)の章」を取り上げての定例法座なのです。(続く・・・)
『お文(ふみ)=御文章』は、親鸞聖人のみ教えを本願寺第8代宗主である蓮如上人が、簡単明瞭に当時(室町時代中期)の言葉で書かれたお手紙。これを、80通にまとめたものが五帖(じょう)の『お文(ふみ)』。五冊の本にまとめられていますから五帖(じょう)と呼びます。私達が、日頃拝読しております「聖人一流の章」・「末代無智の章」などは全て五冊目。そこで、五冊目から大切な「お文」を抜き出し解説しようというのが今年の定例法座。何しろ、この「お文(ふみ)」の力により本願寺教団は各派仏教教団のなかの盟主となり、そして他力本願のみ教えが誤り無く相続されてきたのです。真宗門徒にとっては、寝てもさめても聞くのが「お文(ふみ)」でした。
蓮如さんにより考えだされた勤行の形式
①「正信偈」を読みましょう・・親鸞聖人自身が、ご自身の教えを短くまとめたもの。
②「和讃」を称えましょう・・・教行信証の内容を、親鸞聖人自身が歌にされたもの。
③「お文」を拝読しましょう・・蓮如上人が、親鸞様の教えを簡潔にまとめたお手紙。
以来、真宗門徒は親鸞聖人の教えの核心を、上記の3本柱にて朝夕の勤行を繰り返し、拝読し、自分の血となり肉としてきたのです。これある限りは、浄土真宗は間違いなく相続されて行くのです。
しかし、この3本柱が大きく緩(ゆる)いできました。
①朝夕お勤めは、殆ど無理状態の昨今です。
②「お文」の拝読も殆どされていない状況。
これでは、大危機に直面するのは無理からぬ状況なのです。崩壊の序曲が鳴り響いているのです。しかし、お文に変わる伝道手段を見つけずいるのが実際のところ。このブログも、近未来の伝道手段として発信してはいるのですが、勉強不足の私が発信しているのですから法語ブログとは到底なりません。この崩壊の原因の大半は、僧侶の責任でもあります。80通に及ぶ「お文」の法話は昨今殆ど聞いた事がありません。
そこで、今年一年は少なくとも大切な「お文」数通を味わいましょうというのが今年の定例法座の趣旨なのです。
今日は、数ある「お文(ふみ)」のなかで、五冊目第8通の「五劫思惟(ごこうしゆい)の章」を取り上げての定例法座なのです。(続く・・・)