明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

剣岳・立山三山(追悼登山)・・・(1)

2014-10-13 20:54:48 | Weblog
三重県北部は、台風19号の影響がピークを迎えようとしています。強風と大雨が続いています。先ほどは、土石流発生を警戒していなべ市藤原町の大貝戸と坂本地区で避難準備情報が出されました。いなべ川の水位も上限を超えたようです。災害が起こらぬ事を願っています。
剣岳・立山三山・・追悼登山
彼は、将来を嘱望された若きクライマーであった。その彼が、20数年前の5月5日早朝に剣岳にて滑落死をした。彼の追悼登山である。彼を思う時、常に口ずさむ山歌がある。『雪山に消えたあいつ』
(1)山が命と 笑ったあいつ
  山を一番 愛したあいつ
  雪の剣よ 答えておくれ⇔(もと歌は、穂高)
  俺に一言 教えておくれ
  なんで吹雪に あいつは消えた
(2) 重いザイルを 担いだあいつ
  銀のピッケル 振ってたあいつ
  山をこの俺 恨みはせぬが
  あんないい奴 どこにもいない
  なんで吹雪に あいつは消えた
(3) 夢に破れて 帰らぬあいつ
  雪に埋れて 眠ったあいつ
  山の木霊よ 返しておくれ
  俺にも一度 やさしい笑顔
  なんで吹雪に あいつは消えた
彼は、旧三重県県立員弁高等学校(現、いなべ総合学園)山岳部OB。彼の人柄を今尚慕うOB達は、10月10日午後11時に自坊を車3台で出発。
写真・・出発前の記念写真(自坊本堂階段にて)

車は、関ヶ原より名神・東海北陸・北陸道を経由して富山インターにて下車。富山県中新川郡立山町にある立山駅を目指した。この駅は、富山地方鉄道立山線および立山黒部貫光立山ケーブルカーの駅。つまり、立山黒部アルペンルートの富山側の出発駅なのです。この駅の前には、数百台は駐車できる無料の駐車場あり。午前4時前に到着し仮眠を取った。
午前5時には、ケーブルカーの始発(6:00)に乗るべく周辺はざわつきはじめ目が覚めました。しかし、並んだ頃にはすでに遅く臨時便の6:10発に乗車。立山ケーブルは、立山駅と美女平駅間1.3キロ、標高差およそ500mを7分かけて一気にのぼります。勾配は、平均23度の急勾配。
写真・・立山駅を出発。駅員さんが手をふっています。これにつられて手を振っていた馬鹿がいた。私の事。

トンネル通過は迫力満点。

低山帯の森林から山地帯の森林への変化がダイナミックに車窓に展開します。登山のリュックが乗っている後備車両は、黒4ダムに資材を運搬するために使用さてれた名残。

ケーブルカーは、10数万年前の立山火山爆発により形成された弥陀ヶ原溶岩台地の先端に位置する美女平駅(977m)に到着。バスに乗り換え室堂に向う。

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