今年も残すこと後2時間余り。浄土真宗のお寺である拙寺では、今年も除夜会が午後7時より勤められました。寒さが厳しい事もあり、参詣された方々は十数人でしたが、子供達も2名お父さんに連れられてお参りしてくれました。
調度、除夜会が勤められようとする時、本堂のすぐ裏から「クー」という鹿の鳴声が聞こえてきました。幾ら田舎と言っても、こんな身近で鹿の声は初めての経験。山から降りて来たのだろうかと不思議な気持ちになった事です。
さて、除夜会ですが「正信偈」の勤行の後、愚僧の法話を聞いていただきました。親鸞聖人の御和讃(ごわさん)より
染香人(ぜんこうにん)のその身には
香気(こうき)あるがごとくなり
これをすなわちなづけてぞ
香光荘厳(こうこうしょうごん)とまふすなる
を引用させていただき、法話を申し上げました。
良いかおりのお香のかおりが身についている人は、その身からすばらしいお香のかおりがただよいます。平素から、お念仏する念仏者は、阿弥陀様の智慧のかおりで荘厳されますから香光荘厳の念仏者ともうします。となりましょうか。これは、お念仏を喜ばれる人は、そのお念仏の喜びが必ず周囲の人々にも伝わっていきます。つまり、極めて困難な経済状況の中で、なにものにもどうじないお念仏かおるご家庭をきづいてくださいという愚僧からのメッセージでありました。皆さん、よいお年をお迎えください。
調度、除夜会が勤められようとする時、本堂のすぐ裏から「クー」という鹿の鳴声が聞こえてきました。幾ら田舎と言っても、こんな身近で鹿の声は初めての経験。山から降りて来たのだろうかと不思議な気持ちになった事です。
さて、除夜会ですが「正信偈」の勤行の後、愚僧の法話を聞いていただきました。親鸞聖人の御和讃(ごわさん)より
染香人(ぜんこうにん)のその身には
香気(こうき)あるがごとくなり
これをすなわちなづけてぞ
香光荘厳(こうこうしょうごん)とまふすなる
を引用させていただき、法話を申し上げました。
良いかおりのお香のかおりが身についている人は、その身からすばらしいお香のかおりがただよいます。平素から、お念仏する念仏者は、阿弥陀様の智慧のかおりで荘厳されますから香光荘厳の念仏者ともうします。となりましょうか。これは、お念仏を喜ばれる人は、そのお念仏の喜びが必ず周囲の人々にも伝わっていきます。つまり、極めて困難な経済状況の中で、なにものにもどうじないお念仏かおるご家庭をきづいてくださいという愚僧からのメッセージでありました。皆さん、よいお年をお迎えください。