明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

夏季永代経法要つとまる

2011-07-31 12:47:06 | Weblog
昨日(7月30日)から、自坊では夏季永代経法要が修行されています。普段なら、本堂ですがご存知のように工事中。そこで、臨時の処置にて庫裡(くり)にてのお勤めとなりました。庫裡にての法要ですから、参詣の人は大幅にダウンするのでは思っていましたが、不思議にも逆に増加。お暑いなかで、本当に有り難い事です。ご講師は、岐阜教区光宗寺住職の辻良尚先生。

参詣の方が、40名でした。

辻先生のご法話は、「正信偈」の中から
憶念弥陀仏本願(弥陀の誓いに 帰しぬれば)
自然即時入必定(不退のくらい 自然なり)
唯能常称如来号(ただよくつねに み名をとなえ)
応報大悲弘誓恩(ふかきめぐみに こたえかし)
以上、4句のお味あいです。

子供集いイン本願寺・・・夏休みお経練習会最終日

2011-07-29 08:11:52 | Weblog
7月27日28日の両日、京都本願寺で開催された『子供つどいイン本願寺』。員弁組から参加した子供達も元気に無事帰ってきました。この2日間で、全国から子供達1600名が参加。広い本山御影堂も、子供達で満堂。親鸞聖人750回大遠忌法要の子供達版でのお勤め。「正信偈」の元気な声が響き渡りました。写真は、員弁組相談員の石本さんからの提供です。

この『子供つどいイン本願寺』は、この夏3回の実施。私達は、2回目に参加。予定では、5000名の子供達が参加の予定。伝えよう「お念仏の心」の実践版です。
員弁組の参加全員での記念写真です。明源寺からは、子供5名・保護者4名・引率1名で参加しています。写真は、石本さん提供。

さて、今日(7月29日)は「夏休み正信偈練習会」の最終日。何故か、今日は参加者が多く36名が参加。でも、大半の子供達は皆勤賞でした。

「お念仏」は、このようにして次世代に伝わっていきます。

子供イン本願寺+教行信証

2011-07-27 09:26:23 | Weblog
親鸞聖人750回大遠忌法要の子供版である「子供イン本願寺」が、7月27日・日28日とご本山・本願寺で開催。自坊からは、子供達5名・保護者4名が参加してくれます。員弁組(39ヵ寺)で55名の参加です。当然、住職の私も参加の筈。ところが天然ボケの私です。親戚筋のお寺から法話を、今日の午後依頼され承諾していました。気がついた時は後の祭り。結局、法話終了後飛んで行くことになりました。しかし、午前7時の見送りには参加。元気に子供達は出発です。

ところで、親鸞聖人といえば『教行信証全6巻』。90年の生涯の中で、多くの著作を残されましたが、何と言っても主著といえば『教行信証』です。下の写真は、西本願寺(蔵)の『教行信証清書本』です。国の重要文化財。総序の冒頭の箇所です。

この複製本は、親鸞立教開宗750年の記念として大正12年(1923)に西本願寺より出版された貴重な複製本。『教行信証』にて、親鸞聖人は思想の根幹をあきらかにされた。多くの経典・先学・高僧の引文で構成され、自らの教えが間違いないものであるという論証を主眼とし、仏祖に対する讃仰で満(み)たされています。『教行信証』とは、そんな本なのです。
しかしです。よく思う事があります。親鸞聖人は、他人に読ませる意思があったのだろうか?と不思議になります。難解なのです。実に難解な本なのです。さっぱり判らないというのが本当の所なのです。そんな、自分にお奨めの本が、下の写真の本です。

石田瑞麿著『教行信証入門』(講談社学術文庫 税込み980円)です。疑問解決の本だと思います。


4日ぶりに登りました

2011-07-25 21:02:43 | Weblog
4日ぶりに登りました。勿論、本堂工事現場の足場にです。という事は、腰痛はどうしたのか?それが、今日の早朝からウソのように痛みなしの状態。今は、湿布も張っていません。そこで、昼から本堂工事の足場に登りました。4日ぶりの事です。あまりの変化に「ビックリ」です。小屋組は、殆ど撤去されています。骨組を残すだけ。
本堂南側写真

本堂後写真

本堂北側写真。雨のなかでの作業です。



今日は、雨模様の天気。本当は、桑名のご門徒宅にて夜法要がありました。ところが、ご門徒から午後4時過ぎに電話。「今、桑名は豪雨。バケツをひっくりかえしたような状態。とても無理ですから延期をと」の電話。一瞬、ポカンとして外をみましたが、それ程の降りでもありません。「冗談でしょ」と思いましたが、よく聞けば豪雨のために交通渋滞で車も動けない状態だとか・・・・それでは無理という事で延期。
そこで、疲労回復の為に、自坊の門徒さんが経営されている地元温泉(六石高原ホテル)に、京都から帰っている息子と行くことになりました。真宗の僧侶が、こんな表現は駄目なのですが、温泉に浸かって足を伸ばすと、やはり「極楽・極楽」の気分になります。極楽という言葉の誤まった使用の典型なのですが・・・・・
写真 私と息子で独占です。何しろ携帯電話を持ち込んでの撮影ですからノンビリしたものです。 


写真 露天風呂にて・・・正面の風景が何ともいえません。


子供達のお経の練習が続いています。

2011-07-25 07:55:56 | Weblog
早朝の午前7時30分から、子供達のお経の練習が続いています。今日は、18名の子供達+お母さん3名が参加。
さて、この練習でくり返して話している事があります。
①練習しているお経の名前・・・『正信偈』
②この『正信偈』をおつくりいただいた人・・・・親鸞聖人
③『正信偈』には、何か書いてあるのか・・・・
「阿弥陀様の働きは素晴らしいな」という親鸞聖人の言葉が書いてある。
④阿弥陀様とは・・・・・・・いのちと智慧のほとけ様
以上の事を、いろいろな例を引いて話しています。
今日は、それにプラスして、「お給仕」という言葉について、私はご門徒宅で法要ある場合、おロウソク等に火をつけていただく場合、「お給仕をお願いします」と言います。つまり、「お給仕」とは仏様のおつかえする事を意味します。明日からは、和讃に入ります。子供達の上達は早いです。そして、上手です。


59000人 何とか今日一日を乗り切る・・・・辛いね

2011-07-23 22:58:40 | Weblog
今日(7月23日)・明日(7月24日)と法要が盛り沢山。普段なら、気合一発で乗り切るですが、さすがに今日の早朝は不安気味のスタート。理由は、勿論の事、本格的な腰痛。整形の病院に行きたいのですが、その暇もなし。湿布と腰を保護するベルトを厳重に巻いて、朝の午前7時30分スタート。何とか腰を騙(だま)して、午後からの法要に。
でも、ご門徒宅で気分一新。なぜならば、鬼百合が咲き誇っているのです。綺麗(きれい)な橙色(だいだいいろ)に黒い斑点。これは間違いなく鬼百合です。

花咲く時季は、7月から8月。この鬼百合は、葉の付け根に暗紫色のムカゴを作る。そして、普通はムカゴが落ちて繁殖する。このムカゴは、栄養価満点。食用になる。そして、ユリ根も食用になる。昔は、仏事の料理には精進料理の代表としてユリ根が出された。ただし、食用として育てる場合には、花を咲かせない。蕾がついたら取り除くことが必要。結構詳しいのです。実は、ユリ根が大好きなのです。

ご門徒宅の奥さん、実は困っておられた。この鬼百合を狙う泥棒がいるという。その泥棒とは、お山のイノシシ。流石(さすが)によく知っておられる。昨晩も、イノシシが球根を食べ荒らしたという。現場を見れば、一目瞭然。踏み荒らしてあった。ここしばらくの間は、イノシシと人間の知恵比べが続きそうです。勝敗は、わかっているのですが・・・奥さんには言いませんでした。
そして、もう一つ目に付いた花。そうです桔梗の花です。風にそよぐ桔梗の花、凄く素敵に思いました。明日、桔梗の花を思い出して頑張ろう。

ブログの訪問者が、今日で59000人(正確には、59055人)を超えていました。いつも訪問していただき有難うございます。





完璧にダウン

2011-07-23 11:28:41 | Weblog
腰痛で完璧にダウン。勿論、湿布薬ははっていますし、ベルトもしているのですが、基本的に横になる時間がありません。子供達の夏休み「正信偈」の早朝練習会(AM7時30分~)も子供に任せて法要に行っていました。
ですから、本堂工事の現場等に登れる筈もなく、昨日はカメラも落としてしまい機能不全の最悪状態。でも、めげずに携帯のカメラで撮影。
今、ご門徒からいただいたフウラン(富貴蘭)の純白の花が見頃です。梅の古木と槙の古木に咲いています。ほのかに香りが漂います。でも、このフウランの成長はなかなかに遅い。年間に生じる葉は一本の茎について2~3枚枚程度。個々の葉は数年の寿命があると言われています。何故か、自坊のフウランはどんどん増えています。梅の古木に咲くフウランの花
   
フウランは、日本原産のラン科植物のひとつ。槙の古木に咲くフウランの花

そして、おなじみのアサガオの花。

ついにダウン・・・・これはいけません

2011-07-21 23:30:50 | Weblog
持病がある。腰痛。ついに来ました。この間、台風6号の来襲。なでしこのワールドカップ優勝(この事書きたいのですが)。お葬式。法要。そして、何か押し付けられた感じの藤原町の仏教文化展の解説文書き。さすがに、これではオーバーワーク。疲れが溜まると腰痛が起るのが、自分の通例。そして、来ました激しい腰痛。簡単には、これをダウンと呼びます。
①本堂工事・・・台風の余波。
台風来襲に備えて、深夜まで作業していただきました。でも、やはり強風には勝てませんでした。写真のように、防水シートは破れてしまいました。でも、あれだけ補強をしていただいたのですから。これだけで済んだのだと思います。

②今、自坊に咲く花。ユリだと思うのですが、種類がわかりません。書院庭にて撮影。2本の同種類のユリは毎年咲きます。



③菩提樹の実。足場の上にて撮影。大きくなってきました。秋が楽しみです。

④不思議な事。自坊では、一羽のウグイスが今日も鳴いています。ウグイスは、春に求愛を求めて鳴くものと思っていたのですが。自坊が、住み心地がよろしいのでしょうか?今、自坊では話題となっています。

昨日から、子供達のお経の練習が始まっています。今日は、30人。子供達の為に、頑張ろうと思います。でも、痛いですね・・・・・

台風に備えて・・・2

2011-07-20 09:45:49 | Weblog
しかし、風雨は午後からますます激しくなり、本堂屋根を覆う防水シートも大波のように波うちます。

午後2時過ぎからは、金剛組の監督さん自らが危険を承知で屋根の上に登られ、防水シートのうえにロープを張る作業に従事。この時は、時折風速10mから15mが吹きあれ、周囲の木々も大きく揺れています。



作業は、午後4時過ぎに終了しました。結果はともかくとして、本当にありがとうございます。防水シートの上には、3本のロープが張られています。

今日、午前6時30分の時の鐘を鳴らしに、鐘楼堂に行きましたら監督さんの車が停まっています。聞けば、会社の指示で泊まりこまれたとの事。申し訳ない気持ちで一杯です。

台風6号に備えて

2011-07-20 09:04:54 | Weblog
昨日(7月19日)は、朝から雨と風が激しい一日。あきらかに台風6号の影響。一昨日(7月18日)、作業員の方が夜遅くまで雨対策の為に防水シートを厳重に掛けていただいていました。しかし、強風のために防水シートがあおられてバタバタと音が響きます。こんな一日だから、作業は無理だろうと思っていたら作業員の方がトラックで到着。聞けば、暴風雨に備えて足場に残っている木材等を回収するとの事。激しい雨の中の作業です。

やはり、幾重にも防水シートを張ってもこれだけの強い雨と強風では雨漏りを防ぐ事は無理。本堂柱をつたって雨水がもれてきます。

午後からは、ますます風雨が強くなりました。足場最上部が、風雨に耐えられない心配もあり、撤去作業が始まりました。暴風雨警報が出ているかなでの危険な作業です。