明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

国指定重要文化財桑原家を訪ねる

2009-07-30 21:36:34 | Weblog
京都の学校も夏休み。そこで、関ヶ原駅(拙寺から関ヶ原駅まで、車にて40分)まで息子を迎えにいった。梅雨の晴れ間(8月直前で、おかしな話であるが)、久しぶりの青い空。まぶしい程。太陽の有難さを実感・・・・・
帰りに、大垣市上石津町一之瀬にある桑原家を門前から見学。なぜならば、個人所有のために原則非公開。事前に予約が必要。場所は、多良峡トンネルの関ヶ原側。旧道を行くと看板があるのですぐに分かる。谷筋の一番奥。
桑原家は、もと三重県の阿下喜出身の豪族。天文14年(1545年)に移り住んだという。江戸時代は、尾張藩の在郷武士の有力者として家を保った。現在も、家屋は非常に整備されており、写真のように堂々たる茅葺の門構え。敷地、2.800平方メートルと建造物6棟が重要文化財に指定。三重県から近いこともあり、隠れた歴史文化遺産として一度は訪ねたい場所である。

雨天続きのためか例年にまして

2009-07-29 20:47:32 | Weblog
8月目前というのに梅雨があけない。それどころか西日本各地で集中豪雨となり、大きな被害をもたらしている。拙寺(三重県いなべ市藤原町東禅寺)でも、ここ1週間雨が降らない日はない。鈴鹿山脈と養老山系に南からの湿った空気がぶつかり、雨は途切れもなく続く。
雨が降り続く境内の一角を見れば、中が空洞になっている梅の古木が目に入る。梅の古木の表面はびっしりとコケが生えており、この雨続きで緑の色をツヤツヤしている。そして、初夏に花を咲かせる花であるフウランも梅の古木に自生しており、今年は水分が豊富なせいか見事な白い花。花の数も例年より多い気がする。写真は、梅の古木に自生するフウランの花。写真以外にも沢山のフウランが自生している。

先生と一緒に

2009-07-28 22:29:42 | Weblog
少し時間はさかのぼりますが、7月23日に大安町のお寺にて、員弁組教学研究会が開催。講師は、真宗史において今最も鋭い学説を展開される今井雅晴先生をお招きした。テーマは、恵信尼と子供達 恵信尼とは親鸞聖人の内室であった人物。そして、お子様達。先生は、恵信尼は京都の中級貴族出身であるとの説に基づき、9時30分~午後3時30分まで5時間近くにお話された。若い僧侶も、盛んにウンウンと首を上下に振っていた。分かりやすく説得力があるのであろう。先生の今後の御活躍にますます期待したい。
先生のお話の中で、極めて印象に残った事がある。それは、親鸞聖人が、関東に移られた時、関東には天台宗・真言宗・律宗・浄土宗関係も全てそろっていた。そんな中で、親鸞聖人はどのように布教されたのかという先生からの問いかけであった。答えは、報恩感謝の実践行から人々の心をつかんでいかれたのではないかとの先生の話。現実に、生活にプラスになる教えしか人々は興味をしめさない。納得・納得。これは、現在の真宗教団が最も弱い部分であるだろう。写真は、先生とともに。

仏教婦人会研修会 におい袋と香道体験⑤

2009-07-26 07:11:13 | Weblog
仏教婦人会研修会 におい袋と香道体験①を見てみたら、ご講師の渡辺先生が、呼び捨ての状態で書いてあり、大変申し訳ないことです。この場を借りてお詫び申し上げます。
さて、におい袋の作成。鉢の中にある各種のお香の原料を、自分の好みにあわせて調合する。その作業がはじまりました。