明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

白馬大池周辺に登る予定であった④

2010-08-31 22:03:56 | Weblog
白馬大池にての記念写真。この時は、意気軒昂であった。となりを見れば、注意を呼びかける看板あり。しかし、まだ午前11時である。娘も、サングラスをかけてヤル気充分。

休憩もそこそこに小蓮華岳めざして行動開始。写真の右手の奥が小蓮華岳。白馬大池より撮影。かなりガスがかかり、上空はどんよりと雲が多くなってきた。

雷鳥坂に到る登山道から白馬大池を見る。登山道のそばにはアザミの群落。

この時である。通信圏外にある私の携帯が一瞬鳴りだした。確認すると、着信略歴多数。家からである。かけ直しても、通信圏外で無理。恐らく、風の都合等でその時だけ通信可能となったのであろう。これは、マズイ雰囲気。登ってきた登山道を、白馬大池小屋めざして戻る事に。他の登山客は「アゼン」。一生懸命に、雷鳥坂を登っていたのに、急にきびすを返して小走りに戻るのですから。
白馬大池小屋にて、衛星電話をお借りし家に電話。やはり、そうでした。ご門徒のお葬式なのです。しかも、お葬式は8月31日の午前11時から。今日は、8月30日12時40分。ここは、新潟県糸魚川市の白馬大池です。今から、家まで戻る以外はありません。それでも、到着するのは、深夜。お通夜は無理ですから、息子が行くことに。
私の登山歴で、3000m級の山に登り、その日のうちに下山する体験は初めて。それにしても、奇跡的によくぞ着信したものだと思う。こうして、私達は下山する事になりました。







白馬大池周辺に登る予定であった③

2010-08-31 20:09:34 | Weblog
「天狗の庭」から、白馬大池はコースタイムでは1時間30分。気合も入ろうというもの。山小屋泊の予定ながら、非常時の事を考えるとザックは結構な荷物。紫色の軍手は、JAイナベの軍手、帽子も同じく。これが、なかなかの優れもの。愛用しています。

一方、娘の方は今流行の「山女」のファッション。最近、登山用品を買いあさっている。「山女」と書いて、「やまおんな」と発音したら娘に怒られた。「やまガール」だそうだ。とにかく、すれ違う女性のファッションの派手な事。これには、熊さんもビックリするだろう。娘の横の白い花は、高山植物ミヤマゼンコの群落と思います。

さて、今回の山行で素敵な女性に出会った。娘の後ろに小さく写っている人。この人とは、蓮華温泉の出発時間が略同じ。だから、白馬大池まで色々と話す機会があった。今日(8月30日)は、白馬岳まで。明日は朝日岳(8月31日)まで。そして、9月1日に蓮華温泉までという健脚向きコース(上級コース)。そして、高山植物の宝庫のようなコースでもある。しかし、全コースが一日7時間~10時間コースとなり初心者には不向きなコース。それを単独行。私も、高校山岳部の顧問をしている時、山岳部の生徒と共に歩いたコース。生徒一人が疲労の為に完全にダウンしたコースです。
聞けば、地元の白馬村の女性。白馬村のサンアルピナ白馬サノサカスキー場にてペンションを経営しておられるとか。長野五輪(オリンピック)の際には、ロシアチームが宿泊。多分、素敵なペンションなのでしょうね。それにしても、健脚者向きコースを単独行とはたいしたものです。
そうこうしている間に、次第に白馬大池に近づいてきました。白馬大池を象徴する巨岩群が見えてきたのです。

そして、出迎えてくれたのが高山植物の代表格でもあるチングルマの実です。風に吹かれて波のようにゆれます。高山は、夏が終り着実に秋が来ているのです。

チンクルマの後ろの湖面が、白馬大池。到着したのです。

白馬大池小屋。今日は、ここでお世話になる予定でした。




白馬大池周辺に登る予定であった②

2010-08-31 08:18:34 | Weblog
蓮華温泉から、白馬大池のコースは、約3時間から4時間のコース。途中に、「天狗の庭(標高約2000m)」がある。ここは、樹林帯を抜けて雪倉岳(標高2610m)・朝日岳(標高2418m)・五輪尾根(標高1753m)・黒倉山(標高2069m)等が一望に見る事ができる地点。ここをめざし、汗が、滝のように流れるがひたすら歩く。年に一度の本格登山。体が慣れるまで、「シンドイ」こと。そんな私達(イヤ、娘は余裕の表情)を高山植物が出迎えてくれる。特に、「熊をも殺す」といわれる鳥兜の紫の花がきれいです。



ようやく、苦節2時間で「天狗の庭」に到着。コースタイムは、1時間40分とあり、私には大変難行苦行の登山。でも、「天狗の庭」からの展望は、そんな疲れが吹き飛ぶ程の素晴らしい眺め。写真は、左は鉢ケ岳・中央が雪倉岳。

そして、左が朝日岳・中央が五輪尾根(雲がかかっています)です。ここから下れば蓮華温泉に戻る事が出来ます。

この抜群の展望をオカズに、糸魚川のコンビにて求めました朝ごはん(オニギリ)をいただきました。そして、記念写真。不思議なもので、人間お腹の中に何か入ると途端に元気になります。


白馬大池周辺に登る予定であった①

2010-08-31 07:12:28 | Weblog
8月最終の2日間を利用して、蓮華温泉(標高1400m)⇒白馬大池(標高2400m)・小蓮華岳(標高2768m)・風吹大池(標高1800m)⇒蓮華温泉のコースで北アルプス北部を登山をする予定であった。参加者は、娘と私の二人。
8月29日午後8時に三重県の拙寺を出発。関ヶ原から名神高速⇒東海・北陸道⇒北陸道⇒糸魚川インター下車⇒蓮華温泉には、8月30日午前2時30分着。現地の駐車場にて仮眠。午前7時に蓮華温泉を元気に出発。蓮華温泉駐車場には、8月も終りというのに多くの車が停まっており、私達と同じように仮眠している登山者も多数。ここ蓮華温泉は、湯治でも登山基地としても人気の一大スポット。写真は、出発前の準備風景。

蓮華温泉は、大糸線JR平岩駅から林道を40分~50分程で車で走行すると到着する。ただし、道幅が狭く注意が必要。歴史は古く、江戸末期から蓮華七湯と呼ばれた山中の露天風呂が存在。今は、山中に四湯が残り、観光客・登山客の人気の秘湯。勿論、ロッジ内に大きな内風呂もある。私達も、8月30日に下山したら絶対に入ろうと考えながら、登山道を登った。写真は、現在の蓮華温泉ロッジと対岸の登山道から撮影した山中の秘湯。崖の部分に温泉が湧き出しており入浴する事ができる。よくみると宿泊客であろうか、人影がみえる。



娘に、「この蓮華温泉から白馬大池のコースは、お父さんが、高校1年生の時に高校山岳部の一員として初めて登ったコース。それに、駐車場手前の橋は当時つり橋であり、バスはここまで来れなかった」等を先輩風を吹かせて話していたが、次第に無口になりひたすら登る事に専念・・・・・・

こころをこめて

2010-08-29 18:37:59 | Weblog

この洒落た建物は。実は豊田市の某セレモニーホール。今日、豊田在中ご門徒の7回忌法要がセレモニーホールで修行された。今は、ナビがある。そして、伊勢湾岸道がある。拙寺を出発して、約1時間15分程で到着する。トヨタ本社の横を通過する時に、バス停の案内にビックリ。「空港行き」とあった。勿論、空港とくれば中部国際空港を指しているのであろう・・・・・田舎の私には、福祉バスの事は分かっても全く想定外のバス停であった。アッケに取られながら、感心しながら某セレモニーホールに到着。洒落た建物に再び感心。
○○さんとご挨拶し、法要が始まるが、座席には本願寺派(西)の聖典がおいてある。中味を確認したら、阿弥陀経と正信偈と御文章が。聖典があるのとないのとは大違い。某セレモニーホールの配慮に深く感謝。聖典の説明から、今日の年忌法要は始まった。音響効果の為か、拍子木の音も軽やかに聞こえる。
いつも、思う事です。ここで、経験したことが数年すると拙寺周辺でも始まります。先取りの法要を勤めさせていただいていると思う事です。考える時間をいただく事は、本当にあり難い事。都市型の法要スタイル・・・・・自分なりに確立したいものです。
●法話が、益々重要となりましょう。15分の勝負と考えています。命懸とは大げさですが、それほどに重要なポイント。
●説明が、必要です。全てに分かりやすい説明が必要です。これが一番肝心な事かもしれません。
今日は、最後までビックリしました。下の写真を見てください。

広大な敷地。トヨタ直営のスポーツ公共施設。大勢の市民が、プールにドーム球場にスポーツを楽しんでいた。写真の真ん中の建物。トヨタ直営のホテルなのです。ここで食事をいただいた。豊田市は、トヨタの城下町であることを改めて実感した一日となりました。
明日は、事情によりブログの投稿はできません。ゴメンナサイ・・・・・

おめでとうございます。そして、パンダとともに

2010-08-29 06:46:15 | Weblog
拙寺の近くのお寺で、鐘楼堂が新築され、その記念法要があった。午後2時からの法要。しかし、猛暑が続く午後2時である。気温は絶好調状態で最高気温をマーク。それはそれは大変な暑さでござました。その暑さの中での法要。形容のしようのない暑さ。これは立派な修行でございます。しかしながら、おめでとうございました。

さて、日付は8月29日。昨日の28日の深夜便で、息子が中国から帰国した。8月17日~28日の間、中国浄土教の祖師方縁(ゆかり)の地を訪れたていた。勿論、個人での旅行ではなく大学での自主研修。調度、京都に行っていた姉と京都駅で合流。米原から、姉の運転する車に乗せてもらって帰ってきた。「写真を土産に」との当初からの言葉通り、多くの写真を取ってきた。必要に応じて紹介もできると思うが、そんな中で、数少ない土産が写真のパンダさん。少し大きい方が優れもの。動くのである。家族皆で楽しんだ。何はともあれ無事帰国。正直「ホッ」としました。

すごいですね

2010-08-27 22:23:42 | Weblog
拙寺の新聞である聞法(もんぽう)101号を各地の責任者の方にお配りしました。印刷機の調子がいまいちですがしかたありません。
その途中で、あるご門徒宅に久しぶりで寄らせていただいた。ここの奥さんは、手先が器用。使用されなくなった着物を実にうまく工夫。色々な切れ端を組み合わせて再利用。みごとな作品にしておられる。今日は、その一部を写真撮影させていただいた。







ご覧の通りの出来栄えである。この内、鮭を一匹いただいて帰った。大切に飾ろうと思う。


なかなかでしょ

2010-08-27 21:55:51 | Weblog

どうですか。車の後ろに張られたステッカー。
このステッカー、実は20年ほど前に東海教区のどこかの部署で作成されたステッカー。当時、大量にいただき現在まで希望者に配布してきましたが、とうとう品切れ。
そこで、バージョンアップして新しく作成(1000枚)。
写真では、「生かされて生きる命を大切に」という標語しか見えませんが、

下がり藤紋(紫色)生かされて生きる命を大切に(白色)
親鸞キャンペーン750回大遠忌(2011)(紫色)
としました。だから、白色の「生かされて生きる命を大切」のみが浮き出る仕組みになっています。

祝 24000 検品検査

2010-08-26 08:07:16 | Weblog
8月24日に、拙寺の本堂修復工事を担当していただく金剛組名護屋支社の方が訪問された。その時、私は恒例のクレオゾート(防腐剤)を、山門・小門等に塗っていた。困った事に、一度限りではなく毎年塗る必要がある。しかし、かなりの毒性もあり、臭いだけでかぶれる人いる程。塗った直後は、クレオゾート特有の頭が痛くなる臭いが充満する。でも、誰もしてくれないから、結局のところ私が「セッセ」と刷毛で塗る事に。お陰で、最近では結構うまくなり、職人さん並の腕ではと勝手に思っている。
そんなクレオゾートの臭いが漂う中での突然の訪問。臭いが、比較的弱い所でと本堂の階段でお話する事に。案件は、本堂工事に使用する主要木材の検品検査が、金剛組本社工場にて無事終了したとの事であった。検品検査、私も始めて聞く言葉であるが、用意された木材が、品質面で使用できるかどうかを確認する作業の事だそうだ。写真も、数枚持ってきていただいた。


上の写真をよく見て欲しい。図面が描かれている。この図面は、拙寺本堂を担当される金剛組の大工棟梁さんがひかれた原寸大の図面。この板は、本堂南側の破風板に使用する一枚板。横幅1m・縦幅8mある。これだけの一枚板をひき出す大木を探すのに大変な苦労であったらしい。いよいよ木材も着々を準備されてきた。身の引き締まる思いである。なぜならば、樹齢幾百年という大木のいのちを頂戴したのである。それに相応しいお寺にと・・・・・・精進努力を思う事です。
拙寺ブログの訪問者が、昨日で24000人(正確には、24068人)を超えていました。いつも訪問していただき有難うございます。

三井寺・・・・・観音堂・・・・・すないの郷・・・・・・サントリー京都ビール工場

2010-08-24 22:44:05 | Weblog
梅村敏明先生の法話に思う。
前日の続き・・・・梅村先生法話の後半
「この観音堂は、西国33所観音霊場の第14番札所。ご本尊は、秘仏の如意輪観音菩薩(重要文化財)。33年ごとのご開帳。この春、ご開帳となり6万人の参拝者の皆さんがご縁を結んでいただいた。本当にあり難く思います。33年後しか扉は開くことはありませんが、如意輪観音菩薩におつかえしています私は、観音様の目鼻立ち、全体像を目を閉じれば思い浮かべることができます。この思いを大切にして観音様の慈悲の心を皆さんにお伝えできればと思います」と結ばれた。このご法話は、強く私の印象に残りました。
猛暑の中でもご法話。先生も、それを聞かせていただく私達61名も全身汗だくでありました。しかし、不思議な涼しさを感じながらのご聴聞となりました。

私達は、午前11時30分に三井寺を出発。石山寺を通りすぎて、昼食場所の「すないの郷」へ。ここで、抹茶の接待を受けました。床の間には、吾亦紅を中心とする山野草がひっそりと生けられていました。


そして、昼食は伝統の京弁当料理。美味しかったです。

食卓には、「すないの郷」さんからのメッセージがありました。心遣いありがとうございます。

いよいよ「サントリー京都ビール工場」に。この猛暑、ビールが美味しいだろうと色々と煩悩が期待するなかで、バスは山崎工場に午後3時到着。

工場見学とできたての生ビールを・・・・・本当に美味しかった。


それにしても、皆さんの購買力にはビックリ仰天。
ここでエピソードを紹介・・・・名古屋から参加された方があります。このビール工場に到着までは、「残念だけれど、帰れないから僕はビールは遠慮する」との事、しかし、この人は年中のビール党。この決意はどうなるのかと心配?していましたら、友人にすすめられたとの理由で、生ビールを。結局、実家に泊まる事に。しかし、余り人の事は言えません。私も、帰りのバスの中は熟睡状態。目が覚めたら、「藤原町をバスが」が実際です。でも、全員無事で帰る事ができました。参加の皆さん、ご苦労様でした。そして、有難うございました。