松本さんの松本だより

松本市民となって、15年目。
すっかり「地域の人」を名乗りつつ、松本の風景をお伝えしています。

おとしとりと二年参り

2011年01月02日 | 日記
年末年始は鎌倉の実家へ帰省しようと思っていましたが、いろいろあって断念し、
今年も松本で年を越しました。

『おとしとり』 松本に来てはじめて聞いた言葉です。
信州独特の風習で大晦日にご馳走やおせち料理を食べる行事のことを言うようです。
昔は数えで年の初めに歳をとるということで、家族合同のお誕生日会のようなものだそうです。

そもそも義実家の松本家も、もとは信州の人ではないのでおせち料理はお正月に食べますが。
地元のかたは、大晦日にご馳走を食べながら二年参りをするので、元日にはお出かけもご馳走もないらしい?
(うちは、帰省するつもりだったので何も準備がありません。義実家へご馳走になりに行きます~。)

『二年参り』 というのもはじめてしました。
紅白を観終って、松本神社へ急いでお出かけしたら、すでにお参りの人で行列ができていました。
お参りが済んだらお神酒をいただいて、みかんももらって、温かい豚汁をごちそうになりました。
焚き火で温まりながら、豚汁でおなかもホカホカになりました。

元日の朝は、ダンナはいつもどおりのお仕事でいないので寂しいお正月です。
松本神社もひっそりとしています。
地元の人は、二年参りで夜更かしするので元日はお出かけしないのね・・・と思っていたら、
ナワテどおりや四柱神社はとても賑わっていました。

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というわけで。

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
みなさまにとりましても、実り多き年となりますように。

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二年参り 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

二年参り(にねんまいり)とは、初詣(はつもうで)の形式の一つである。
大晦日の深夜零時を境に前後にお参りすることから、2年にまたがってするため、この名がある。

単純に深夜零時頃一回一箇所の神社にお参りする場合が多いが、
除夜に一度参拝して一旦家に帰り、元旦になって再び参拝するという形式をとることも有る。

また、お参りは氏神様にするのが基本だが、現住所の近場の神社ですませたり、
有名な大きい神社(例:明治神宮・熱田神宮)へ参拝に行く場合も有る。
そのため、公共交通は大晦日に限り深夜も休まず運行される慣習がある。