松本さんの松本だより

松本市民となって、15年目。
すっかり「地域の人」を名乗りつつ、松本の風景をお伝えしています。

小さな旅 to 小布施

2010年05月30日 | 日記
5月29日は娘②と二人で電車の旅を楽しみました。

目的地は小布施町立図書館 まちとしょテラソ http://machitoshoterrasow.com/
そこで行われるイベント 『少年探偵DAN』の上映と先生の講和 というものを見ること。

ダンナは別の用事があり、
娘①は最近疲れがたまっているようす
息子は『(何回も観たから)もう飽きた』
ASAWA作品の大ファンを自称する娘②は『ぜったい観る!』、
私は図書館が素敵そうなので見てみたい・小布施の町も見てみたい・おいしいもの食べたい
ということで、めったにない母と娘という組み合わせでのお出かけとなりました。

電車に乗るのも久しぶりなので、娘はわくわくです。
松本から長野までは みすず に乗車
今朝は空気が冷たかったので、アルプスの山がよく見え
ちょうど田んぼは田植えが始まった頃
車窓からの風景がとてもきれいです。
トンネルの数を数えたり
姨捨付近ではスイッチバックにびっくりしたり。

長野から乗った長野電鉄も横浜の京浜急行のノリでかわいい電車。
通り過ぎる駅の数を数えながら、あっという間に小布施に到着しました。

まずは、お昼ご飯を食べようということで、 
桜井甘精堂・泉石亭で 栗おこわと手打ちそばがセットになった 一茶御膳 をいただきました。

おなかがいっぱいになったので、町をぶらぶらしてみようと
ご自由にどうぞという立て札に誘われて、お庭の中を歩いていたら、素敵なところがたくさん。
オープンガーデンになっていて、いろいろなところにつながっています。

今、どこにいるかもわからなくなってしまったので
ア・ラ・小布施ガイドセンター で案内図やパンフレットなどをもらいました。
そこで、隣の隣にある 栗の木テラス のモンブランが有名というのを教えてもらいました。
『混んでたら、ケーキ買ってきてここで食べていいよ』と喫茶店にいたお客さん(主?)が言うのです。
(あはは。まさか・・・。ありがとうございます・・・)
行ってみたらとても素敵なお店なのですが、
素敵すぎて子連れには少々きびしそうな雰囲気だったので
ケーキを買って再びガイドセンターへ。
お言葉に甘えさせてもらい、お皿とフォークまで貸していただいて、食べさせてもらいました。
モンブランはほっぺたが落ちました。
主さま(元は高校の先生だったとか)や、奥さんといろいろとお話も楽しみました。

これも、出会いというものでしょうか。
こんな風にもてなしていただき、あたたかい気もちになり 感激です。
小布施は素敵な町で、古い建物や美術館など私の好きなものがたくさんあり、
また家族そろってみんなでゆっくりと訪れてみたいです。
今度はゲストハウス(土蔵を改築したらしい)に泊まりたいなあ・・・。
温泉も近くにあるんですって!

新しい図書館も素敵でした。
(かつては新しい建築巡りがライフワークでしたが久しぶりの見学・)とても見ごたえのある建築で、
設計やデザインにも細部までかなりこだわって作られていることがよくわかります。
そのお話はまた別の機会にしましょう。

『少年探偵DAN』の上映もたくさんの小布施のお子さんが観てくれました。
見ず知らずの学校で作られた映画にこんなにたくさん・・・?
本当に感謝です。
作品の上映を通じて、いろいろな場所でいろいろな人と出会い、つながりができていく。
作品を見てくださった人に、どんな思いが伝わっていくのか・・・
『正しい創造は必ず実現します。手をとりあって豊かになりなさい』という台詞が出てくるのですが、
こういうことだったのかなあと、深い言葉だったなあとしみじみと感じます。
作っている本人たちは分かっているのかどうか分かりませんが・・・

帰りの電車は、姨捨からの夜景がとてもきれいでした。