海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

ヘルメットダイバー

2010年01月27日 | 日記
米海軍のヘルメットダイバーの訓練は厳しいものだ。 ヘルメットダイバーの装備は100キロ近い、これを装備して立って甲板を歩いて、海面に降りる。水中作業を終えると梯子に登って甲板へ上がり、装備を外してもらう。これができなければヘルメットダイバーにはなれない。ちなみに米海軍のダイバーの平均身長は180センチ、80キロである。

竜涎香(りゅうぜんこう)

2010年01月27日 | 日記
この塊はマッコウクジラから排泄された竜涎香である。 表面が黒く見えるのは排泄されてからまだ日の浅いものだ。 竜涎香は油で海面に浮いているので紫外線に当たる、空気にふれて酸化するなどして黒いものが5年、10年で白化していく、白化したものは品質が良くなって高値で取引されている。

深海のテヅルモヅル

2010年01月27日 | 日記

クモヒトデの仲間であるテヅルモヅルは深海にも生息している。暗闇の中でマリンスノーのように海面から降ってくる栄養素デトリタスを食べているのだ。 深海には色の無い、白色の生きものが多いがこのテヅルモヅルも白色である。

原子力潜水艦「クルスク」の事故

2010年01月26日 | 日記
2000年8月北極域のバレンツ海でロシアの原子力潜水艦「クルスク」は118名の乗員を乗せたまま、水深108mの海底に沈んだ。10月22日に船体を海底で切断した部分がドライドックに回収された。

ADS2000

2010年01月26日 | 日記
原子力潜水艦にもしものことがあったらいち早く駆けつける潜水システムがADS2000だ。一人乗り大気圧潜水服とも呼ばれるシステムは水深600mまでたった20分で潜降することができる優れモノだ。 緊急時は深海ロボットとこのシステムが飛行機で輸送されて、救助に向かう。

スペイン沖の水爆落下

2010年01月26日 | 日記
1966年B-52爆撃機はスペイン上空で給油中に接触し、4発の水爆を落とした。このうち最後の水爆は水深868mから深海ロボットのカーブによって回収された。

空母「タイコンデロガ」の核爆弾

2010年01月26日 | 日記
沖縄沖110キロの海底に落ちている空母「タイコンデロガ」の核爆弾はこのように搭載されていた。 このうちの1発が今も落ちている。

深海のウミエラ

2010年01月26日 | 日記
深海の流れの弱い底には泥の堆積物がたまっている。そんな柔らかい底にいるのがウミエラだ。泥の中にしっかりつかまってエラの部分を上に出してエラで餌を取っている。 シーペンと呼ばれるこのウミエラにはちゃっかりとつかまっている生き物がいる。

深海のイソギンチャク

2010年01月26日 | 日記
 深海の底に棲むイソギンチャクもあっと驚くほど美しい。 ペンペンイソギンチャクと呼ばれるこの白いイソギンチャクもそうだ。ウミグモはときどきイソギンチャクを訪ねて挨拶しているようだ。

アルビンの女性パイロット

2010年01月26日 | 日記
シンディー・バンドーバーは女性科学者である。深海をもっと知りたいと潜水船アルビンのパイロットの資格を取って90年代にパイロットとして深海を数多く潜航したのだ。今では熱水噴出孔の第一人者として大学で活躍している。

無脊椎動物の成長

2010年01月26日 | 日記

深海の底にはときどきドキッとさせる美しい生き物がいる。流れによって餌が運ばれるので流れに乗ってくる生き物をもっと捕えようと流れの方向に平面的に成長するのだ。絶えず新鮮な獲物を捕らえようと流れに向かって開く美しい姿。 この画像で流れは右から左へ流れているのが分かる。

サルパの仲間

2010年01月26日 | 日記

 深海の中層をゆっくり泳ぐサルパはとても美しい。透明な身体に内蔵など見える。見ているだけで何か癒されるような生き物だ。

深海底の流れ

2010年01月26日 | 日記

 深海の底に棲む無脊椎動物は流れをうまく利用している。この画像を見ると右側からの流れである。大きな身体が流されて左を向いている。 そして触手は流れに逆らって流れの上流に伸びている。 流れによって獲物のエビや小魚が触手に触れると流れを利用してうまく口へ誘導するのだ。これでいち早く口へ運び、逃がすことは少ないのだ。

潜水船「ベン・フランクリン」

2010年01月26日 | 日記
潜水船「ベン・フランクリン」は1969年7月 フロリダパームビーチ沖からノバスコシアのヤーマスまでの1500マイルを北上してメキシコ湾流の潜航調査を行いました。「ベン・フランクリン」は水深600mまでの海中を6名の乗員で6週間潜航し続けられる設計で建造されています。この実験はNASAの予算で実施されました。

竜涎香(りゅうぜんこう)

2010年01月26日 | 日記

 この塊はマッコウクジラの排泄物でごくまれに排泄される竜涎香です。マッコウクジラの餌であるダイオウイカのカラストンビが腸に刺さると特殊な油がカラストンビを取り巻いてやがて腸から離れて排泄されたものです。 お香の材料としては超高級品として扱われ、今でも1グラム2000円もするのです。軽いので長く海を漂ったものが酸化したり、紫外線にあたって品質が良くなり高く取引されます。