海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

一人乗り潜水船「スパイダー」

2010年01月30日 | 日記
大気圧潜水服システム(OMADS)は腕の形がある。脚の形があるかどうかである。一人乗りは小型で汎用性がある。 母船も比較的小型で済む。 このスパイダーは脚の形はないが腕の形があるので大気圧潜水服システムの一種である。操縦は脚で行って腕でものを掴んで取ることもできる。

潜水シミュレーターでの潜水

2010年01月30日 | 日記
ダイバーによる作業はほぼ陸上での作業と同等で行えることから、ダイバーによる深海潜水のニーズは高い。 では高水圧下での作業能力はどうなのかを実証するため潜水シミュレーターで水深300mへ潜って運動能力を実証してみせた。 こうした実験を経て安全性や生理的問題を解決してから実際の海へ潜水するのだ。

潜水船「トリエステ」の行進

2010年01月30日 | 日記
ワシントンDCで行われた大統領の就任パレードに参加したのは潜水船「トリエステ」でした。 通常はミサイル、戦闘機、戦車などでしょうが米海軍に所属する潜水調査船「トリエステ」は1960年に世界最深部への潜航を成功させたことで特別に参加したようです。

「トリエステ」のイラスト

2010年01月30日 | 日記
深海へ潜る潜水調査船の姿はなかなか画像では撮れない。 深海の世界は照明は届かない。カメラで撮れないからイラストレーターの活躍できる場所だ。 想像で深海の様子を描くには深海の環境をどの程度知っているかが勝負である。 日本の周りは深海域が多く、深海の知識を持った人も多い。 深海のイラストは日本人の得意技になって欲しい。

地球深部探査船「ちきゅう」

2010年01月30日 | 日記
大きなやぐらが搭載されているのは地球深部探査船「ちきゅう」だ。石油掘削船のように海底を掘削することができる船だ。2005年7月に完成し、海底下7000mも掘ることができる世界最大能力の船だ。約5万7千トンで乗員は150人だ。ここで働く女性も多い。

深海ロボットからの映像

2010年01月30日 | 日記
深海ロボット(ROV)は船上で映像を見ながらロボットを操縦している。 実際は水深数千メートルの海底にロボットがいて、そこから長いケーブルで映像が送られ、海底の周囲の状況を頭に浮かべながら操縦するのだ。 潜水調査船は長くて10時間ほどのオペレーションだが深海ロボットは1週間24時間交代で連続捜索したこともある。

パナマ運河を通る支援母船「よこすか」

2010年01月30日 | 日記
潜水調査船「しんかい6500」の母船は「よこすか」だ。モード94航海の折、「よこすか」はしんかい6500を搭載して太平洋からカリブ海までのパナマ運河80キロを移動したのだ。 この時の大西洋での潜航は潜水船による大西洋の潜航記録としてまだ破られていない。

ピカールの父

2010年01月30日 | 日記
ジャック・ピカールの父はオーギュスト・ピカールだ。彼が9歳の時、1932年父は気球で成層圏まで飛行したのだ。 この偉大な物理学者の父とともに深海への挑戦に挑んだのだ。

快挙を達成したピカール

2010年01月30日 | 日記
スイスの海洋科学者ジャック・ピカールは1960年に世界最深部への潜航を「トリエステ」で無事成功させた。 いつも冷静なピカールもさすがに喜びを隠せない。あまりにもこれまでの道のりが困難だったからだ。 浮上した直後のインタビューの画像だ。

世界最深部へ潜った腕時計

2010年01月30日 | 日記
1960年に潜水調査船「トリエステ」が10911mの世界最深部へ潜航したが、一緒に潜航したのがこのロレックスの腕時計ダイバーズウオッチだ。一万メートルの水圧は約千気圧にもなる水圧だ。 この高い水圧に勝つためカバーグラスは丸くレンズのようだ。

「トリエステ」 おっと危ない!

2010年01月29日 | 日記
潜水調査船「トリエステ」はガソリンの浮力を利用していて大きな潜水船である。大きくなると支援母船の甲板に揚収することは困難で曳航して調査海域へ運び、ゴムボートで潜水船に乗り移る。 ここが一番危険だ。 ハッチは開いていて波をかぶったら耐圧殻内に海水が入って沈む。 世紀の大イベントでも波は容赦なく襲ってくる。

「トリエステ」の快挙

2010年01月29日 | 日記
1960年に世界をあっと!言わせた潜水調査船「トリエステ」の米海軍による世界最深部への挑戦。 もう50年ほど前のことだがいまだに世界最深部へ挑戦したものはたったこの1回のみである。雑誌ライフの表紙を飾ったほど世界に偉大さを見せつけた。

潜水調査船「しんかい2000」

2010年01月29日 | 日記
JAMSTECの潜水調査船「しんかい2000」は1981年に完成した。水深2000mまで潜航できて3人乗りである。 それ以前は「しんかい」の600mだったので本格的な深海調査はこの「しんかい2000」から始まったと言ってもいい。2002年運航休止まで1411回の潜航を行った。

深海用のダイバーズウオッチ

2010年01月29日 | 日記
ダイバーによる深海潜水の記録は実際の海中で501m潜った記録がある。 潜水シミュレーの中、つまり水深相当圧の記録では701mがある。 つまり今後はダイバーが水深1000mまで潜る時代も来るかもしれない。 ダイバーズウオッチではすでに人類の先取りをして水深1000mクラスのダイバーズウオッチが多く開発されている。

ロシアの原潜「クルスク」の事故

2010年01月29日 | 日記
ロシアの原子力潜水艦「クルスク」は大きな事故でした。イギリスやノルウェー、カナダ、アメリカからも救助の手が差し伸べられました。 水深は108mでしたが最終的にノルウェーのダイバーが分厚い耐圧殻を長さにして5mほど切って内部に入ったのでした。