『野球とインピーダンス vol.4』の続きです。
オーディオ機器の仕様に書いてはあるけど良く判らない『インピーダンス』をわかりやすく解説しています。
いよいよ、MCカートリッジのインピーダンスの話ですが
MMカートリッジの負荷インピーダンスは47キロオーム(47000オーム)でしたが
MCカートリッジは数オームです。
その差は1万分の1です。
これほど増幅しにくい音源はありません。
真空管アンプはインピーダンスが高く、微小な信号はハム(ノイズ)に信号が埋もれてしまうため
MCカートリッジの受け皿としてはあまり相性が良くありません。
インピーダンスと出力電圧がこんなに低い音源をそこそこの出力に上げるものは
昔はトランス(MC昇圧トランス)しかありませんでした。
しかし、トランスは帯域が狭く歪も多いため音質はイマイチです。
高音質なトランスも存在しますが10万円を超える価格になってしまいます。
MCカートリッジの本当の実力が発揮できたのは
超ローノイズの半導体が開発されてからでした。
半導体はインピーダンスも低いので相性はばっちりです。
80年代には超ローノイズの半導体で多くのヘッドアンプが開発され、
MC昇圧トランスにとって代わりました。
その当時、MCカートリッジ用ヘッドアンプのインピーダンスは100~200オームでした。
現在でもMCカートリッジ用のフォノアンプやヘッドアンプの入力インピーダンスは100オームが一般的です。
これはMCカートリッジは製品によってインピーダンスの差が大きいためです。
3~40オームくらいのばらつきがあります。
これを一律に『なんとか使える』ようにするため100オームというインピーダンスとなりました。
実はMCカートリッジにもベストな負荷インピーダンスが存在します。
これを調整できたならMCカートリッジはさらに高音質化が可能だと思いますが、
その場合は、カートリッジをお預かりして測定し、
フォノアンプの入力回路を個別に設計しないといけないので
高額なものになると思います。
やはりコスパはMMの方が良いです!・・・次回に続きます。
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