『速報!!スーパーツィーターcanarinoβ発売! vol.2』の続きです。
今どきのスピーカーシステムの高域は
スーパーツィーターなど使用しなくても十分なほど伸びています。
ドイツ・クアドラルのスピーカー ARGENTUM 520でも35KHzまで伸びています。
だったらスーパーツィーターは必要ないのでは?と考えてしまいますが、
メーカー発表の周波数特性はメーカーに都合の良い測定方法で測定されているため
実際に音楽を聴く状態とは異なるのです。
有名なツィーター・フォステクスのPT20Kで検証してみましょう。
PT20Kは20mmのソフトドームツィーターです。
仕様によると周波数特性は3kHz~32kHzで
出力音圧レベルは84dB/wです。
これだけをみると3kHz~32kHzの間は音圧レベルは84dB/wあるように思えます。
このユニットには特性図も添付されていますのでみてみましょう。
周波数特性の測定時は、音圧が-10dBのポイントの周波数を表示します。
つまり、音圧レベルが84-10=74dBになっているのが3kHz~32kHzということです。
-10dBということは約1/3ですので
音量が1/3になったポイントが仕様書上の周波数特性であり
音圧がわずかでも下り始めたポイントで表示すれば3kHz~20KHzです。
さらに、高域は直進性が強くツィーターの正面から外れると
音圧は急激に低下します。
一般的にスピーカーが完全にリスナーの方向に向いたセッティングをすることは少なく
正面よりも少し内側に向けるというのが一般的でしょう。
特性図のグラフの30度のラインを見ると、音圧が低下し始めるのは12~13KHzです。
メーカー発表の周波数特性は3kHz~32kHzですが、
リスナーが音楽として聴くことができる周波数特性は3kHz~12kHzなのです。
しかし、これをインチキと言ってはいけません。
メーカーは規格によって決められた測定条件で測定しているだけなのですから。
これは自動車の燃費がカタログには30Km/Lと書いてあるのに
乗ってみると15Km/Lしかないのと似ているかもしれません。
次回に続きます。
スーパーツィーターcanarinoβの販売はこちらから
≪お知らせ1≫
新しい総合カタログをアップしました。
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≪お知らせ2≫
次回12月のイベントは『オーディオ居酒屋』です。
今回のテーマは『懐かしのミュージシャン』。
子供の頃や学生の頃好きだったミュージシャンのお話を肴においしいお酒を!
お車でお越しの方はログハウスに無料で宿泊できます。(宿泊をご希望の方は寝袋をご持参ください)
日時 12月14日(土)18:30~
場所 岐阜県大垣市上石津町一之瀬 ムジカ試聴室(ログハウス)
会費 500円(お酒とお食事がでます)
定員 15名
事前申し込みが必要です。申込期限は12月10日です。お名前、電話番号、参加人数、宿泊の有無をメールでご連絡ください。
詳細はムジカWEBサイトのイベントのページをご覧ください。
≪お知らせ3≫
ムジカ・アウトレットモールではクリスマスに向けて
お買い得なアウトレット品を多数取り揃えています。
ぜひご覧ください。
≪お知らせ4≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
12月
2日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎
3日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎
4日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×
◎ 試聴室はすいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。
× 試聴室は使用予定です。この時間をご希望の場合はお電話(0584-51-6232)でお問い合わせください。